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教育シンカ論を通して新たな教育のあり方が見つかれば[2020年03月27日(Fri)]
 秋田さきがけ2020年8月20日付け「教育シンカ論 コロナから問う 絵本作家・五味太郎さん」から、生きるために必要なのは、考えるべき時に自分で考えられる「丈夫な頭」と、何か嫌だ、ここにはいたくない自分状態に反応できる「賢い体」だよね。
 本来この「丈夫な頭」と「賢い体」を育むはずの子どもたちが、今の初等教育の中で対応型の頭と体になるのは当たり前。何の必要もなく考えさせられ、たまたま興味を持っても、時間が来たらはい終わり、次は理科、歴史、音楽で、帰ったら宿題。次々与えられるものに一生懸命対応し続ければ、それが考えることだと思ってしまうよね。
 さまざまな知見や意見を得て、納得や反論をしながら自分のフィルターにかけて、己の血肉にするのが学ぶということ。ただ読んで聞いて対応する勉強は、試験が終われば必要ない。その場しのぎの知識に過ぎないよ。
 自分の発想と工夫で生きていくしかない。手段はいろいろあるはずだ。自分が考え、自分で工夫する。古い価値観を一方的に押し付けるなんて、基本的人権の侵害だよ。
 平時から違和感には敏感であってほしいな。人間ってさ、強い目的を持って生まれてきたわけでもないし、生きながら試行錯誤する生物なんだ。不安定、不安心なんて当たり前だよね。免疫力は体だけじゃなく、精神にも大事なんだって、頭に入れておいてほしいなあ。012.JPG

 知識を詰め込む教育、1つだけの答えを求める教育から、考える教育、議論する教育が求められているのではないでしょうか。現在の初等教育で子どもたちは何の必要もなく考えさせられ、たまたま興味を持っても、時間が来たらはい終わり、次は理科、歴史、音楽で、帰ったら宿題。次々与えられるものに一生懸命対応し続ければ、それが考えることだと思ってしまうあり方はいいのでしょうか。子どもの持っている才能を引き出すことが教育の大きな目的であることを考えれば、興味関心を持ったことを深堀して学ぶことができるようにすべきではないでしょうか。学習指導要領で教えることを固定化して教員の教え方まで強制するようなあり方がいいのでしょうか。教師の個性が生かされることも大変重要だと思います。子どもたちは教師の熱意や情熱を感じて学ぶことが好きになることもあるでしょう。知識詰込みの画一的な教育から生まれてくるものは少ないのではないでしょうか。やる気をもって子どもたちと一緒に学びながら教育している教員が多い学校が理想とすべきなのではないでしょうか。子どもたちはこの国の未来を担っていくことを考えれば教育予算をどんどん増やす必要があるでしょう。教育にお金をかけない国の未来は危ないのではないでしょうか。011.JPG
いじめの対応に関して教育委員会と学校のあり方が問われているのではないか[2020年03月27日(Fri)]
 テレビ朝日ニュース2019年10月21日付け「児童の深刻ないじめ“3年間”放置 隠ぺい行為も?」から、千葉県流山市で、児童への深刻ないじめが3年間放置されていたことが分かりました。市の第三者委員会の元会長は学校などが児童の訴えに向き合わず、異変を隠蔽するような行為もあったと批判しています。
 流山市の中間報告書によりますと、2014年、当時小学6年の男子児童は複数の同級生から暴行されて鼻から出血するなどの悪質ないじめを受けました。児童は30日以上学校を欠席し、家族はいじめの被害を学校に訴えました。いじめでけがをしたり30日程度の欠席があれば、「重大事態」として調査委員会の設置が決められていますが、委員会が設置されたのは3年後でした。
 流山市いじめ対策調査会・藤川大祐元会長:「(児童に対するいじめが)3年ほど放置されていた。(その間)調査会に対しても何の報告もありませんでした。(教育委員会などが)組織としていじめ問題にきちんと向き合う姿勢が一切みられなかった。教育行政を預かる方々として許されるのか非常に強い疑問を覚える」
 児童は中学校でも30日以上、欠席しましたが、学校側は一部を出席扱いにしていました。市の教育委員会は「精一杯努力をしてきた」「保護者に理解して頂けず、非常に残念です」などとコメントしています。007.JPG

 学校や教育委員会現場が保守的なのはわかりますが、隠蔽体質まで疑われるようになると問題ではないでしょうか。いじめの問題はすぐに適切な対応を模索して対処しなければなりませんが、問題の深刻さを理解しないで3年間放置されていたとすれば大変な事態ではないでしょうか。調査会元会長が「(児童に対するいじめが)3年ほど放置されていた。(その間)調査会に対しても何の報告もありませんでした。(教育委員会などが)組織としていじめ問題にきちんと向き合う姿勢が一切みられなかった。教育行政を預かる方々として許されるのか非常に強い疑問を覚える」と強く抗議しているにも関わらず、教育委員会の「精一杯努力をしてきた」「保護者に理解して頂けず、非常に残念です」というコメントも開き直っているように感じる人もいるのではないでしょうか。残念ながら子どもたちの教育を学校教育だけに任せるのは限界になっているのではないでしょうか。いじめ、不登校、ハラスメントなど対処することが困難な問題が多くなってきていることを考えれば、子どもたちが学校教育に縛られなくとも教育を受ける機会が尊重されるようにしなければならないのではないでしょうか。いじめ、不登校、体罰などで苦しんでいる子どもたちが減ってゼロに近づき安心して教育を受けることがシステムを構築することが必要なのではないでしょうか。008.JPG
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