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祝賀気分はわかりますが、違和感がありませんでしたか[2019年07月12日(Fri)]
 2019年5月1日付け水島宏明上智大学教授「改元特番でNHKだけが伝えた”不都合な真実”」から、2019年(=平成31年)4月30日から翌日となる2019年(=令和元年)5月1日にかけて、テレビ番組は”改元”の話題一色である。連休中の人々があちこちに集まって、再び正月がやってきたようなお祝い騒ぎを繰り返している。テレビはこうしたお祭りが本当に好きで便乗して盛り上げているような感じさえある。冷静に考えれば、前天皇陛下がこれほど強調され、それを引き継いだ今の天皇陛下も口にされた「象徴」としての天皇の役割について、突っ込んで議論することがニュースなどの報道番組には求められているはずだ。 ところがこの点で「象徴」に正面から切り込む番組は民放にはなかった。
「お祝いムード」一色に染まったテレビ番組が圧倒的に多い中で、このNHKスペシャルは長い目で見た「象徴天皇」のあり方を国民に訴える非常にすぐれたドキュメンタリー番組だったと思う。
 朝日新聞2019年5月2日付け「平成は終わる うやうやしく 「慶祝」ムード はしゃぐメディア」小説家金井美恵子さんから、この原稿が掲載されている紙面の上方をみれば、大ゴチック体の西暦の年数の後のカッコ内に、とりあえず、一応といった目立たなさで元号が記されていることからも、使用頻度がわかるというものだろう。元号を使用した時間的感覚のわかりつらいニュースを伝えるのは、NHKと産経新聞のニュースだけではないだろうか。天皇の生前退位と即位による「慶祝」ムードは、十連休を政府が作ったせいで、あらゆるメディア(町の看板から広告、チラシ、テレビ、新聞、SNS)に子供っぽい、誰はばかることのないはしゃぎぶりが広がって、「平成の最後の**」という、すべりっぱなしのギャグのような言い方が蔓延している。
 朝日新聞2019年5月3日付け「改元の「祭り」テレビ染めた」から、30年前に引き続きテレビは今回も改元一色に染まった。NHKの場合、放送時間は4月29日から3日間で定時ニュースを除き33時間。何が読み取れるのか。「全体的に軽かった」と藤森研・専修大教授(ジャーナリズム論)はみる。平成時代を回顧するバラエティー仕立ての番組があふれ、番組表のほとんどを改元関連番組で埋めたNHKのホームページには、「特別な日。一緒に、歴史的な瞬間を楽しみましょう」との文字が躍った。メディアが改元を「1つの時代の幕開け」として過度に演出したことを懸念するのは、水島久光・東海大教授(メディア論)だ。「現行憲法下の日本では主権は国民にある。天皇の交代によって時代が変わるという価値観とは本来は相いれないはずだ。そこに配慮しないばかりか、何カ月も前から『平成最後』を連呼し、『元号』を『時代』と意図的に読み替え、あおったのは問題だ」とみる。DSC01828.JPG

 象徴である天皇の退位と即位をお祝いすることは国民として心より敬意を示しているからでしょう。それは理解できますが、メディアのはしゃぎ方はどうでしょうか。日本人が心を1つにして前に突き進むことはプラスに評価されるでしょうが、一歩間違えば右ならえ右とか一色に染まってしまう傾向がないでしょうか。テレビ番組は”改元”の話題一色である。連休中の人々があちこちに集まって、再び正月がやってきたようなお祝い騒ぎを繰り返している。テレビはこうしたお祭りが本当に好きで便乗して盛り上げているような感じさえあったのではないでしょうか。天皇の生前退位と即位による「慶祝」ムードは、十連休を政府が作ったせいで、あらゆるメディア(町の看板から広告、チラシ、テレビ、新聞、SNS)に子供っぽい、誰はばかることのないはしゃぎぶりが広がって、「平成の最後の**」という、すべりっぱなしのギャグのような言い方が蔓延しているように思った人はいなかったのでしょうか。悪いとはよいとか評価すべきことではないでしょうが、違和感を覚えてしまわなかったでしょうか。新聞やテレビでの元号を使用した時間的感覚のわかりづらさをあえて取り入れるテレビ局や新聞社の意図は何でしょうか。政権に寄り添っているということなのでしょうか。戦争当時はマスメディも戦争に一緒に突き進んだ結果が多くの犠牲者が出てしまったのではないでしょうか。しっかり物事を判断する人たちが多くいることはわかっているつもりですが、今回のようなはしゃぎ過ぎの風潮を不安に感じる人はいないのでしょうか。DSC01824.JPG
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