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若者が夢を見ることができない社会にならないように[2019年07月08日(Mon)]
 YAHOO!ニュース2019年4月28日付け「若者を覆う「希望の格差」への懸念――社会学者が語る平成の若者」から、仕事にしても、結婚にしても、夢と現実に挟まれる悩みが多いです。そういった悩みは昔からあったと思いますが、興味深いのは、若者がより現実的なことです。例えば先日、結婚を控えた娘を持つ親からあった相談なのですが、娘が本当に好きな人ではなく、しっかりした職業の人と結婚しようとしている、娘には好きな人と結婚してほしいという内容なんです。親が「ちゃんとした人と結婚しなさい」と言って、子どもが「好きな人と結婚したい」というイメージが一般にありますが、逆なんです。学生たちに聞き取りをしても「好きだけで結婚するなんて、そんな貧乏になるかもしれないリスクは取れない」と言います。親世代はちょうど30年前に結婚した世代。恋愛結婚が最盛期で、自分たちは親からしっかりした人と結婚しなさいといわれてきた世代ともいえます。30年で親子の言うことが逆転しています。経済的な格差の広がりを目の当たりにする中で、今の若者はある種、冷静に将来リスクを見ています。いわゆる勝ち組にならなかった人たちが40代、50代になったときの姿を近くで見ているからです。バイト先に30代、40代のフリーターの人がたくさんいるとか、親戚に中高年のパラサイト・シングルがいるとか。学生たちからも、そういった声をよく聞きます。東京など大都市圏で大卒で正社員になった人と、地方で高卒以下で正社員になれなかった人と、差が本当に広がっている。うまく正社員になれた人も、ちょっとしたきっかけで職を失い困窮する可能性がある。そういう現実を今の若者はよく分かっている。平成が始まるころは若者も中高年も格差がない中流状態でしたが、この30年で若者から格差が生まれ広がっています。若者も年を取るので、親と同居している人がそのまま20年続いて40代、50代になってしまったという人もいるわけです。一方で、家族もつくって貯金も資産もあってという人と、格差が拡大するのではないでしょうか。そうすると、その下の世代、次の若者は親も貧しく、自分も貧しいという人も出てきます。固定化につながっていく。努力や実力による、社会の納得のある格差まで悪いとは思いません。一番の問題は、経済状態や生活水準の差だけではなく、努力が報われるかどうかという「希望の格差」になってしまうことだと感じています。現実の世界に希望を持てない人たちは、努力することをやめ、ひきこもるなど将来を諦めてしまいます。若者の希望の格差は社会が活力を失うことにつながります。若い人には、未来に対して希望を持ってほしいと切に思います。そのためには、若者が希望を持てる未来をつくらないといけない。一度レールからはずれてもやり直しがきく、やさしい社会にしていかないといけない。若い人たちも、いろいろな調査で仮に明るくない将来予測が出ていたとしても、その予測どおりに動く必要はないんです。君たちも未来を変えていくことはできるんだよ、ということを伝えたい。若者というのはそのパワーを本来持っています。必要なのは、そのパワーを発揮することができる社会にしていくことです。DSC00100.JPG

 「好きだけで結婚するなんて、そんな貧乏になるかもしれないリスクは取れない」と学生が言う時代になったのでしょうか。恋愛をしないで生活の安定を考えて結婚してしまうのでしょうか。しかし、収入の少ない非正規労働者が増えている現実を考え、将来リスクを考えなければならない学生たちにとっては明るい将来が期待できなくなっているのでしょうか。東京など大都市圏で大卒で正社員になった人と、地方で高卒以下で正社員になれなかった人と、差が本当に広がっている。うまく正社員になれた人も、ちょっとしたきっかけで職を失い困窮する可能性がある。経済格差といつ失職して貧困に陥ってしまうのかという不安が付き惑っているのでしょうか。残念なのは今までは努力が報われることが多かった社会が、努力しても報われないことが多くなってきているのでしょうか。努力が報われるかどうかという「希望の格差」になってしまうことは、明るい将来展望を描くことができなくなっていることを意味しているのでしょうか。このような状況を打破するためには厳しいことを言ってしまいますが、漂っている閉塞感を吹き飛ばすために若者自身が社会に関心を持ってパワーを持って政治の世界にも飛び込んで未来を切り拓いて行かなければならないのでしょう。DSC00089.JPG
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