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なぜNHKの報道のあり方にチェックが入らないのでしょうか[2019年06月26日(Wed)]
 2019年4月22日付け水島宏明上智大学教授、元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター「説明しないのはわざと? NHKニュースが何を伝えたいか意味不明な報道」から、「天照大神」とは神話の話ではなかったのか。それが現存する皇室の「祖先」と断定的に伝えていた。断定するとは「事実だと認定する」ということだ。神話の世界の人を実在の人物であるかのように伝えるのはオカルトである。いろいろな説を主張する人がいる場合には断定的に表現しないのがニュース原稿の鉄則である。たとえば「とも言われる」とか「と言い伝えられている」などと表現するのがニュース原稿のセオリーである。少なくとも、もしも民放ならば「皇室の祖先”とされる”天照大神」あるいは「皇室の祖先”と言い伝えられる”天照大神」などの表現になるはずだ。それなのにNHKは「断定」的な原稿にしていた。これは大きな問題だと思う。しかもメディアでこの問題を大きく報じたのはBuzzFeedだけである。BuzzFeedの記事によると、NHK以外のマスコミは報道のセオリーに沿った原稿の書き方をしている。BuzzFeedによると、「天照大神」の表現についてはNHK広報局も「丁寧さを欠いていた」と反省の姿勢を見せたという。だが、こと政権が関係したり、皇室が関係するニュース原稿のチェックはどの会社でも厳重に行われるのが通常である。仮に担当の記者の能力が低いとしてもキャップやデスクが手直しするのがテレビ報道の世界では常だ。だとしたら、これは単に「丁寧さを欠いた」というだけなのかは相当に疑わしい。「皇室の祖先が天照大神」と断定的な表現をしたり、首相の靖国神社参拝に対する近隣諸国の反発の歴史をほとんど説明しないままで「真榊奉納」だけを伝えようとしたり、報道機関としてのレベルで見ても現在のNHKニュースの現場が危ういと感じるのは筆者だけだろうか。024.jpg

 NHKは国民から受信料をいただいている以上は、言うまでもなく公正、公平な番組制作を行うべきで偏向していると思われるようなことがあってはならないのではないでしょうか。「天照大神」とは神話の話ではなかったのか。それが現存する皇室の「祖先」と断定的に伝えていた。断定するとは「事実だと認定する」ということだとなれば、水島教授が指摘するように偏向した考え方ではないでしょうか。番組制作に関わっているすべての人が不思議に思わなかったのでしょうか。変だなとも思わずに当たり前のように受け止めて放送しているのでしょうか。「皇室の祖先が天照大神」と断定的な表現をしたり、首相の靖国神社参拝に対する近隣諸国の反発の歴史をほとんど説明しないままで「真榊奉納」だけを伝えようとしたりしているとすれば、組織内で偏向していないかチェックする機能が働かなくなっているのでしょうか。現場の問題なのでしょうか、上層部の指示なのでしょうか。政権との距離感も政権に対する配慮が優先して近すぎるということはないのでしょうか。偏向している番組作りを進めて行くとなれば、朝ドラなど見たいと思っても受信料を払いたくなる人が出てくるのではないでしょうか。NHKを見ないで民放だけ見るという人が増えることはないでしょうか。若い人たちの中ではテレビを見ない人も増えているので関心が薄い人もいるかもしれませんが、チェック機能を働かせるはっきり指摘して改善させる仕組みをしっかり考える必要があるのではないでしょうか。国民が関心を持って見守る必要があるのではないでしょうか。044.jpg
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