安倍首相は、何人もの閣僚が資質に欠けるという理由で野党が辞任を要求しても、すべて辞任する必要がないと簡単に拒否されてしまいますが、1強政治の故なのかもしれません。与野党の勢力関係が均衡している状況であれば、そう簡単には阻むことができないのではないでしょうか。国民のこのような状況が続いても政権交代を望むよりは自民党による政権が相応しいと思うのでしょうか。民進党などの野党が政権を行うことを考えれば、信用されていないと思う人が多いのでしょう。

　安定政権が長く続くことの利点もあるのでしょうが、ある程度緊張関係を持ちながら国会運営が行われる方が国民のためになる政策が遂行されるのではないでしょうか。そのようなことを国民が思うようにならなければ、いつまで経っても3分の2近くの数の力を持つ政党が政治を行うことになるのではないでしょうか。野党の各政党は国民の人気取り政策をとる必要はないかもしれませんが、多くの国民の心に響くような政策を実現することが大事なのではないでしょうか。国民が安心して生活でき、住みやすい社会が構築されることが大事なのではないでしょうか。国民は選挙では1強政治の是非も考える必要があるのではないでしょか。