お寺とお金についてをどう捉えるか[2016年09月06日(Tue)]
新聞記事から、ネット通販大手アマゾンに葬儀や法要に僧侶を手配するサービス「お坊さん便」が出品され、ネット上やテレビで話題になると、「宗教の商品化」ということで全日本仏教会(全仏)は黙っていませんでした。お坊さん便は定額で僧侶や法事や法要に仲介し、基本料金は税込み3万5千円、さらに多くを払えば戒名も授けてくれます。アマゾンら葬儀関連会社は手数料を除いた分が、僧侶に「お布施」として入ります。
なぜこのようなビジネスが広まるのかと言えば、お布施などの料金が不明瞭なことが原因なのかもしれません。不透明ではなく、明瞭な金額設定になっていれば納得して支払ってくれるかもしれません。お坊さん便に対しての全仏への批判は「なぜお布施と称して多額の金銭を要求するのか」などと、自らへの批判になって返ってきています。全仏を支持する声はほんのわずかしかなかったようです。死者を弔うことを拒んでいるわけではなく、葬儀の際のお布施などが高額で不明瞭なことに対して抵抗感があるのではないでしょうか。お寺が真摯な態度で現状を打開する努力をしなければ、これからも寺離れが進む可能性があるでしょう。火葬だけで済ませたり、家族や親しかった知人や友人だけで葬儀を行ったり、ゆかりの場所に散骨したり、弔う葬祭の自由が多くの国民の中に浸透する傾向は広がるのではないでしょうか。
なぜこのようなビジネスが広まるのかと言えば、お布施などの料金が不明瞭なことが原因なのかもしれません。不透明ではなく、明瞭な金額設定になっていれば納得して支払ってくれるかもしれません。お坊さん便に対しての全仏への批判は「なぜお布施と称して多額の金銭を要求するのか」などと、自らへの批判になって返ってきています。全仏を支持する声はほんのわずかしかなかったようです。死者を弔うことを拒んでいるわけではなく、葬儀の際のお布施などが高額で不明瞭なことに対して抵抗感があるのではないでしょうか。お寺が真摯な態度で現状を打開する努力をしなければ、これからも寺離れが進む可能性があるでしょう。火葬だけで済ませたり、家族や親しかった知人や友人だけで葬儀を行ったり、ゆかりの場所に散骨したり、弔う葬祭の自由が多くの国民の中に浸透する傾向は広がるのではないでしょうか。