広島県府中町立中学校での生徒の自殺問題は、学校のあり方の問題提起をしているのではないでしょうか。校長は出張が多く学校内にいることができず忙しいという事情があるかもしれませんが、重要な会議に出席していないことが多かったようです。学校運営が基本であることを考えれば、管理職の出張に関して検討する必要があるかもしれません。教職員で話し合い結論を出すことができればいいのでしょうが、学校内で解決策を見出すことができな案件に関しては校長が率先して校外の指導を仰ぐ必要もあるのではないでしょうか。

　学校は、教職員だけで問題を解決して教育を行うことができる時代ではなくなってきているのではないでしょうか。学校は教育という性格上保守的になってしまうのかもしれませんが、積極的に保護者を交えて、地域の人たちにも協力を得て、開かれた学校にしなければこれからも学校だけで解決できない案件が増えてくるのではないでしょうか。教職員だけでなく多様な考え方の人たちを受け入れて一緒に真剣に話し合い夢の向って突き進む子どもたちを育むような教育をする必要があるのではないでしょうか。