消費税増税を前にテレビをはじめマスコミは、揃いも揃ってまとめ買いに関する報道ばかりで、なぜ8％にしなければならないかという国の財政事情はまったく話題になりません。8％から10％へと増税しなければ国が財政的に厳しい状態に陥ってしまい、社会保障も含めて危機的な状態に陥ってしまう可能性があることを国民に知らせなければならないのではないでしょうか。

　財政をこれ以上悪化させることは、後世に禍根を残すだけではないでしょうか。今までの政権が将来設計をしっかり考えず明るい将来へのビジョンも描かずに積み上げてきた借金を、これから日本を背負っていかなければならない世代に積み残してしまうことになるのです。高齢化の問題は避けて通ることはできませんが、若い人たちの生活を真剣に考えなければ少子化はますます進んでしまいます。マスコミがリードして高齢化と少子化へのバランスのよい対策を、国民を交えて考えなければならない時期になっているのではないでしょうか。