藤沢市の鵠沼海岸商店街振興組合と藤里町のNPO法人ふじさと元気塾が民間同士で大地震や津波などの際に協力する協定を10月27日に結びました。民間同士では珍しいのではないでしょうか。小規模ながら法人格を持っている民間団体同士は、フットワークが軽く、短時間で支援体制を構築して協力することが可能だと思います。

官同士では連絡調整に戸惑り、準備段階でも意思の疎通を図らなければならないので、短時間で救援に駆けつけることができないかもしれません。支援する範囲は狭いかもしれませんが、小さな点と点がつながり最初は短い線でも、交流が深まり面になって行けば大きな力になるのではないでしょうか。

　藤沢市は人口が約42万人で鵠沼地区だけでも約5万人が住んでいますが、藤里町は約3800人の小さな町で規模を考えたら不相応な関係かもしれませんが、白神山地・男鹿半島・湘南藤沢協働チームのプロジェクトを通じて絆が強くなり、災害時協力協定を締結する運びになりました。お互いに相手が救いの手を必要とするときには助け合う関係を構築して住みよい社会を築き上げるために今回の協定を機会にさらに交流を深めていきたいと思います。