日本人の当座しのぎの楽観性と排他的な同調性が欠点だとすれば[2021年07月26日(Mon)]
朝日新聞2021年2月13日付け「ひもとく 半藤一利さん」から、日本人の欠点は何かと考えると2つある。当座しのぎの根拠のない楽観性と排他的同調性の2つだと。
最悪の事態を想定することを避ける傾向が強いと感じます。コロナ対策にしても経済を重視するあまり医療現場の最悪の状況を計算に入れることが疎かになったかもしれません。首都圏の直下型地震に対しても専門家は30年以内に大惨事が起きる可能性を指摘しても首都圏の機能の分散を真剣に考えることもないように感じます。一極集中の問題はコロナ感染拡大で問題は指摘されましたが、どのようにするか指針が示されたとは言えないのではないでしょうか。原発の問題でも核のゴミの処理、積み重なっていくだけのプルトニウム、再処理の問題にしても税金の無駄遣いと思われるような状況が続き先送りするだけではないでしょうか。どうにかなるという根拠のない楽観主義の影響でしょうか。コロナ禍での自粛警察などに見られるような排他性や同調性を求める意識の強さは息苦しさに感じる人も少なくないのではないでしょうか。多様性を尊重して認めるという意識が薄いからでしょう。ひとり1人の個性を尊重して違うことがいいことだという発想よりは、同じことを右倣いの如くに行っていることを良しとする風潮がまだ残っているのではないでしょうか。当たり障りなく付き合っていればいいと考えているのかもしれませんが、そのような社会に馴染めずに苦しんでいる人も少なくないかもしれません。じっくり立ち止まって熟慮する時間が必要なのかもしれません。
最悪の事態を想定することを避ける傾向が強いと感じます。コロナ対策にしても経済を重視するあまり医療現場の最悪の状況を計算に入れることが疎かになったかもしれません。首都圏の直下型地震に対しても専門家は30年以内に大惨事が起きる可能性を指摘しても首都圏の機能の分散を真剣に考えることもないように感じます。一極集中の問題はコロナ感染拡大で問題は指摘されましたが、どのようにするか指針が示されたとは言えないのではないでしょうか。原発の問題でも核のゴミの処理、積み重なっていくだけのプルトニウム、再処理の問題にしても税金の無駄遣いと思われるような状況が続き先送りするだけではないでしょうか。どうにかなるという根拠のない楽観主義の影響でしょうか。コロナ禍での自粛警察などに見られるような排他性や同調性を求める意識の強さは息苦しさに感じる人も少なくないのではないでしょうか。多様性を尊重して認めるという意識が薄いからでしょう。ひとり1人の個性を尊重して違うことがいいことだという発想よりは、同じことを右倣いの如くに行っていることを良しとする風潮がまだ残っているのではないでしょうか。当たり障りなく付き合っていればいいと考えているのかもしれませんが、そのような社会に馴染めずに苦しんでいる人も少なくないかもしれません。じっくり立ち止まって熟慮する時間が必要なのかもしれません。



