強豪校であり続けるための指導だったのでしょうか[2020年02月22日(Sat)]
神奈川新聞2019年9月26日付け「横浜高校野球部で暴言、暴力 責任教師、部員に「クビだ」」から、横浜高校(横浜市金沢区)の野球部で、責任教師の金子雅部長(42)が部員に対し暴言や暴力を繰り返しているとして、問題視する声が現役部員から上がっていることが25日分かった。平田徹監督(36)がこうした暴言を黙認し、自身も暴力を振るっていたという指摘もある。神奈川新聞の取材に複数の部員が証言した。学校側は「事実なのか調べなければいけない」としている。
現役部員によると、金子部長が日常的に「死ね」「殺すぞ」「やめちまえ」「クビだ」といった暴言を頻発しているのを、多くの部員が見聞きしているという。また複数の部員が「金子部長が、平手で部員の胸の辺りを突き飛ばしているのを見たことがある」と話した。
平田監督はこうした暴言や暴力を横で見聞きしていても黙認しているという。
また別の部員は、今年8月中旬、平田監督が練習中に、約40人の全部員をグラウンドに集め、練習でミスを重ねた部員の首を両手でわしづかみにして揺さぶり「なんでできないんだ」「だから使いたくないんだ」などと罵倒するのを目撃した。部員の首筋に残った爪の跡を、複数の部員が「見た」と話している。
神奈川新聞の取材に、金子部長は「『クビだ』は言ったかもしれないが『死ね』や『殺すぞ』は絶対に言っていない。手を出したことも一切ない」と答えた。その上で、「感情的になってしまい、自分自身を見失ったときもある。大いに反省しなければいけない」とした。
平田監督は金子部長の言動について「見聞きしていない」と否定。自身の暴力については「つかんだのは首ではなく肩。首の後ろの傷は、私が付けたものではない、と言い切れない」と答えた。練習中に激高し物を投げつけたことがあるとした上で「チームの成績が悪く、横浜高校という名門の看板を背負うことによるプレッシャーもあった。私に人間力がないということ」と話した。
横浜高校は「指摘されていることが事実なのか。どのような形で行われたのか。本校として調査する。できる限りの対応をしたい」(三原馨校長代理)としている。
横浜高校野球部は、春夏5度の全国制覇を誇る高校野球界の名門。1968年からチームを率いていた渡辺元智前監督から2015年秋に平田監督が引き継ぎ、金子部長が就任した。16年から夏の神奈川大会3連覇を成し遂げたが、今夏は県立相模原高校に敗れ8強、県秋季大会も桐光学園に負け8強に終わった。
高校野球の名門で強豪校ゆえに優勝できなくなってくると強圧的な指導になってしまったのでしょうか。部長が「死ね」「殺すぞ」「やめちまえ」「クビだ」といった暴言を頻発しているとすれば、甲子園を目指して一生懸命打ち込んでいる選手は耐えられないような言動でどんなにつらかったでしょうか。部長の責任は大きいことは間違いないでしょうが、監督が黙認していたとすれば、直接言っていないとしても同じような責任を負うことになるのではないでしょうか。高校野球というか甲子園大会というのがあまりにも高校野球の中で唯一すべての金字塔のような存在になってしまっていることも考えなければならないのではないでしょうか。甲子園大会以外にも高校野球選手が目指すものがあれば、挑戦する機会があり、もう少し気軽に取り組めるようになるのではないでしょうか。それにしても強豪校であるがゆえに勝たなければならないという使命感が強くなって暴力、暴言による指導が行われるというのは違うのではないでしょうか。一生けん命好きな野球に取り組んだ結果として甲子園大会に出場して活躍することができるというよい循環を創り出すことが大事なのでしょう。まずは勝利至上主義の部活動の暴力的指導を根絶しなければならないのではないでしょうか。
現役部員によると、金子部長が日常的に「死ね」「殺すぞ」「やめちまえ」「クビだ」といった暴言を頻発しているのを、多くの部員が見聞きしているという。また複数の部員が「金子部長が、平手で部員の胸の辺りを突き飛ばしているのを見たことがある」と話した。
平田監督はこうした暴言や暴力を横で見聞きしていても黙認しているという。
また別の部員は、今年8月中旬、平田監督が練習中に、約40人の全部員をグラウンドに集め、練習でミスを重ねた部員の首を両手でわしづかみにして揺さぶり「なんでできないんだ」「だから使いたくないんだ」などと罵倒するのを目撃した。部員の首筋に残った爪の跡を、複数の部員が「見た」と話している。
神奈川新聞の取材に、金子部長は「『クビだ』は言ったかもしれないが『死ね』や『殺すぞ』は絶対に言っていない。手を出したことも一切ない」と答えた。その上で、「感情的になってしまい、自分自身を見失ったときもある。大いに反省しなければいけない」とした。
平田監督は金子部長の言動について「見聞きしていない」と否定。自身の暴力については「つかんだのは首ではなく肩。首の後ろの傷は、私が付けたものではない、と言い切れない」と答えた。練習中に激高し物を投げつけたことがあるとした上で「チームの成績が悪く、横浜高校という名門の看板を背負うことによるプレッシャーもあった。私に人間力がないということ」と話した。
横浜高校は「指摘されていることが事実なのか。どのような形で行われたのか。本校として調査する。できる限りの対応をしたい」(三原馨校長代理)としている。
横浜高校野球部は、春夏5度の全国制覇を誇る高校野球界の名門。1968年からチームを率いていた渡辺元智前監督から2015年秋に平田監督が引き継ぎ、金子部長が就任した。16年から夏の神奈川大会3連覇を成し遂げたが、今夏は県立相模原高校に敗れ8強、県秋季大会も桐光学園に負け8強に終わった。
高校野球の名門で強豪校ゆえに優勝できなくなってくると強圧的な指導になってしまったのでしょうか。部長が「死ね」「殺すぞ」「やめちまえ」「クビだ」といった暴言を頻発しているとすれば、甲子園を目指して一生懸命打ち込んでいる選手は耐えられないような言動でどんなにつらかったでしょうか。部長の責任は大きいことは間違いないでしょうが、監督が黙認していたとすれば、直接言っていないとしても同じような責任を負うことになるのではないでしょうか。高校野球というか甲子園大会というのがあまりにも高校野球の中で唯一すべての金字塔のような存在になってしまっていることも考えなければならないのではないでしょうか。甲子園大会以外にも高校野球選手が目指すものがあれば、挑戦する機会があり、もう少し気軽に取り組めるようになるのではないでしょうか。それにしても強豪校であるがゆえに勝たなければならないという使命感が強くなって暴力、暴言による指導が行われるというのは違うのではないでしょうか。一生けん命好きな野球に取り組んだ結果として甲子園大会に出場して活躍することができるというよい循環を創り出すことが大事なのでしょう。まずは勝利至上主義の部活動の暴力的指導を根絶しなければならないのではないでしょうか。



