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認知症だからこそ楽しく生きるという発想も必要なのでは[2020年02月21日(Fri)]
 朝日新聞2019年9月26日付け「なったらそれっきりではなかった」から、夫の精神科医・長谷川和夫さん(90)の認知症について、妻・瑞子さん(81)は穏やかに語った。「悪いことしたからなったわけじゃないし、幸せならいいんですよ。ちょっとだけ困るのは、持って出たお金がなくなってしまうことです」「ただ忘れるっていうのも時には必要なのかも知れませんね。お金を落とすとか、悪いことも忘れやすいから、落ち込み続けることはないですから」
 介助役として外出時に寄り添うことが多い長女まりさん(57)は「ずっと欲しがっていた24時間表示の腕時計を買ったことも、何度話しても忘れてしまいます。いつも初めて聞いたように喜んで笑っています」と教えてくれた。「忘れたり、あやふやになったりしても、工夫さえすれば楽しく幸せに生きていける。でもるだけ長く夫婦でのんびりした時間を過ごしてもらえるように協力したいよ、という気持ちです」009.JPG

 いいですね。このような話を多くの人たちが共有できれば優しい社会になるのではないでしょうか。認知症になってしまうのは仕方ないことでしょう。みんな認知症にならずに死ぬまで自分のことは自分でできることが望ましいでしょう。それでも高齢になると多くの人々が物忘れが進み、体の自由も利かずイライラしてしまうかもしれませんが、その時に妻がいる人は妻と一緒に幸せだなと感じて生きていくことができれば最高です。一人暮らしの人が確実に増えてくるので誰かの助けが必要になるでしょうが、穏やかにのんびりゆったりした気持ちで生きていくことができれば幸せですね。認知症になっても社会の中でまわりの人たちに見守られながら多少の偏見は無視してやりたいことをやって生きていくことができる社会になってほしいと思います。認知症だから制約されるのではなく、人々が温かく見守ってくれる社会を構築できるようにすることが大事でしょう。008.JPG
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