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住民のことを考える信念のある政策がなければ生き残れないのでは[2019年07月29日(Mon)]
 NEWSポストセブン2019年5月12日付け「地方消滅時代 生き残るのは「暴言市長」が話題のあの街か」から、泉市長は明石市で「ベーシック・サービス」を導入しました。「ベーシック・サービス」とは「ベーシック・インカム」に対抗して出てきた考え方で必要な人に必要なものをわたすサービスです。浸透すれば、ありとあらゆる町に子ども食堂があり、医療も介護も無料で受けられる。一見するといいことずくめに思われますが、極端な選択と集中も必要になる。
 興味深いのは明石市では人口が増えていたこと。それも社会増、自然増ともに、です。子育てに力を入れるために、道路や上下水道などのインフラ整備にかける経費を大幅に削り、子育てに振り分けたそうです。たとえば保育料は2人目から無料など2人以上子どもがいる世帯を手厚くサポートした。全小学校区に子ども食堂をつくり、大学生ボランティアが学習支援なども行う。保育士の給与も大幅に上げたので、近隣から優秀な保育士も集まってくるようになった。さらには行政として離婚後の子ども養育支援にも力を入れているから一人親世帯も留まることができる。その結果、ほかの自治体から明石市に住民が流入してくるようになったから、人口が増えていく。市長は徹底的な集中と選択で、工場誘致やインフラ整備などの公共事業に見切りをつけ、一方で明石市を生活の拠点にしようと考えた。
 高齢者のコミュニティと子ども食堂を結びつけ、みんながみんなの顔を知っている町をつくろうとした。医療費は中学3年生まで無料です。ある意味、子どもを持つ親たちにとっては楽園のような町になっている。
 少子高齢化がさらに深刻になるポスト平成には明石市のようなやり方しかないのかもしれない。中間団体であるコミュニティの再生という点でも面白い。またそれは行政権が圧倒的に優位な地方自治体だからこそ、可能だったのでしょう。029.JPG

 住民のことを本当に考えて信念を持って政策を考えている首長がいる自治体でなければ生き残るのが難しくなっているのかもしれません。「ベーシック・サービス」という考え方がすばらしいのではないでしょうか。必要な人に必要なものをわたすサービスです。浸透すれば、ありとあらゆる町に子ども食堂があり、医療も介護も無料で受けられる。一見するといいことずくめに思われますが、極端な選択と集中も必要になる。必要な人に必要なものを渡す政策が国の政策でも足りないのではないでしょうか。道路や上下水道などのインフラ整備にかける経費を大幅に削り、子育てに振り分けたそうです。インフラが必要ないというわけではないでしょうが、公共事業などハードに税金を使うのではなく、ソフト面を充実することで安心して住民が生活できるようにしているのではないでしょうか。その結果として人口増につながっているのではないでしょうか。首長さんが国会議員を経験していることで国の仕組みを知っているという点も大きかったでしょうが、ほとんどの
首長はそのような経験はしていないので住民のために行政運営を行うという視点と発想があれば明石市と同じような政策を推進することは可能なのではないでしょうか。019.JPG
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