強い組織でも虚偽の説明では乗り切れない[2016年07月29日(Fri)]
産経新聞6月29日付け記事から、プロ野球巨人が、原辰徳監督(当時)の金銭問題をめぐる週刊文春の報道で名誉を傷付けられたとして、発行元の文芸春秋に損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟で最高裁第3小法廷(木内道祥裁判長)は、巨人側の上告を受理しない決定をした。報道を真実とし巨人の請求を棄却した2審東京高裁判決が確定した。週刊文春は2012年6〜7月、原監督が過去の女性問題に絡み元暴力団組員に1億円を支払ったとする記事を掲載。暴力団組員と知って金を渡した場合は野球協約違反となるが、巨人側が記者会見で「反社会的勢力ではない」と嘘をついたとも指摘した。1審東京地裁は「恐喝した者を一般的に反社会的勢力と考えるのは妥当。取材を通じ、巨人も同様の認識だったと信じるには相当な理由があった」と請求を棄却。2審も「巨人側は会見時、反社会的勢力であることを把握していたが虚偽の説明をした」として巨人の控訴を退けた。
巨人という巨大な球団の監督が女性問題絡みで元暴力団組員に1億円という大金を支払ったというのは、庶民感覚では理解できないほどの巨額です。恐喝されるような弱みを握られ、反社会勢力に1億円支払いという行為は野球協約に違反していることは間違いないので今回の判決に至ったのでしょう。この後は、過去の違反行為は問われえないのでしょうか。ジャイアンツの前監督原辰則さんは、辞めてしまったら何も問われないでしょうか。最近一連の責任を追及できないケースがまた1つ増えるだけなのでしょう。日本の真相究明しない体質が問われ、強い組織に対して甘いと思われることはないでしょうか。
巨人という巨大な球団の監督が女性問題絡みで元暴力団組員に1億円という大金を支払ったというのは、庶民感覚では理解できないほどの巨額です。恐喝されるような弱みを握られ、反社会勢力に1億円支払いという行為は野球協約に違反していることは間違いないので今回の判決に至ったのでしょう。この後は、過去の違反行為は問われえないのでしょうか。ジャイアンツの前監督原辰則さんは、辞めてしまったら何も問われないでしょうか。最近一連の責任を追及できないケースがまた1つ増えるだけなのでしょう。日本の真相究明しない体質が問われ、強い組織に対して甘いと思われることはないでしょうか。