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2014年02月17日

助成金制度活用のコツを学ぼう〜助成金を獲得したい団体に必ず知っておいてほしい3つのこと〜

助成金を活用したいと思っても、慣れない人にとってその選択や申請は難しいものです。ひたちなか市社会福祉協議会は、ボランティア活動センター登録団体やふれあいいきいきサロン・子育てサロンのみなさんを集め、勉強会を開催しました。

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■日時 2月6日(木)13:30〜15:00
■場所 ひたちなか市那珂湊総合福祉センター(しあわせプラザ)セミナー室
■講師 荻上 健太郎(日本財団海洋グループ 海洋安全・教育チーム)


荻上さんは「助成金に対する誤解」によって生まれる「助成金が活かされない」状況に直面し、正しい理解を広めるために全国各地で助成金をテーマに講座を開催しています。今回は、「助成金を獲得したい団体に必ず知っておいてほしい3つのこと」についてお話くださいました。

【1】助成金は買い手市場である
助成金は、事業や活動の成功を助けるためのお金で、運営費や管理費など日常的に困っていることを助けてくれるお金ではない。また、助成する側にとっては、目的を達成するための投資であるため、慎重に助成先を審査する。

募集要項から助成する側の求めていることを知り、目的やレベルが団体の事業に合っているかを確認。過去の助成実績や記入例にもヒントはかくれている。
また、助成財団約1,000団体と比較して、NPO法人と一般財団・社団法人を合わせると約77,000団体。圧倒的に買い手市場であることも考え、行動しなければならない。

【2】申請書は書きたいことを書く書類ではない
@申請書式は助成団体がこだわって作っているので、書式を守らないとマイナス効果。
A審査員は短い時間で申請書を読まなければならないため、要点を簡潔に書く。
B自分が知っているから相手も知っているとは思わない。専門用語ではなく、平易な表現を使う。
C問題点ばかり書かない。助成金によりなにができ、どう変わるのかを具体的に記述する。
D「問題→原因分析→解決方法」を明確に記述。とくに原因分析が抜けることがあるので注意。
E信用を獲得するため、基礎情報・実績・現状・財政などありのままの団体情報を記載する。
F対象になる経費とならない経費を募集要項にて確認し、事業計画と連動した予算づくりを。
G一通り書き終えた後で、事業内容・予算・スケジュールの連動性を確認する。
H新聞掲載記事コピーや活動現場写真などの添付資料は有効だが、量はほどほどに。
I最終チェックは、先入観のない団体外部の人にも読んでもらうと、発見や気付きがあり効果的。
J助成金は団体に与える影響も大きいので、一部のメンバーだけでなく会員全体で共有する。
K取り組むには時間がかかるので、期日に余裕をもって動き出す。

大切なのは、申請書作成は自分たちが書きたいことを書くのではなく、助成する側の知りたいこと・聞きたいことに答えてあげるという姿勢。

【3】事前の相談なくして助成金なし
電話や面談などで直接助成する側に相談することが可能。メリットもあるが、マイナスの印象を与えてしまうこともあるので注意する。
メリット:募集要項を読んでも分からないことを確認できる
     第三者に相談することで自分たちに新しい気付きが生まれる
     申請書だけでは伝えられない印象を与えることができる
注意点:事前に相談内容を整理しておく
     要望ではなく確認を中心に行う

本当に必要なのはお金なのか?様々な資金獲得の可能性を検討したのか?本当に助成金が必要なのか?を確認してから、「なんのために=目的」「なにに=課題」「どう取り組む=計画」「なにが変わる=成果」を明確にして、事前相談に臨む。

最後は、荻上さんから「ライバルは多いので、不採択になっても気にしすぎずに、一度や二度であきらめないでください」とエールが送られました。
この日学んだことが各団体の運営に活かされ、今後ますます活動が活発になることを期待します。(文責:R)
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