■日時 2026年1月31日(土) 13:30〜16:00
■場所 ワークプラザ勝田
■講師:東京都立大法学部教授 大杉 覚(さとる)氏
会場にはまちづくりに興味・関心のある方をはじめ、自治会委員や市民活動団体、行政職員など多くの市民が集いました。
初めに、市民が理想とする暮らしについて“安心・つながり・成長(学び)・活躍”という4つのキーワードについて話す大谷市長。さらに「職・住・育がバランスよく整った“まち”とし、“暮らしをデザインできる 共創のまちづくり”という将来都市像を令和8年度からのひたちなか市第4次総合計画基本構想の中で位置づけました。今日はまちづくりの最前線で活動するパネリストの方々を始め、大杉先生の講話より共創とは何?どんなことするの?について理解を深めて、この新しい基本構想を市内全体に広めていただきたい。そして実りあるフォーラムにしてほしい」と挨拶されました。
◆第1部 基調講演
「オープンイノベーションによるまちづくり〜対話と共創〜」
令和6年度より“ひたちなか市市民協働アドバイザー”として、基本条例手引書の作成にご尽力いただくなど、ひたちなか市に関わりのある大杉氏に学術的かつ専門的な見地から、分かりやすくご講話いただきました。
まず、「皆さんが今まで手がけてきた、心がけてきた、実践されてきたまちづくりを違う角度から捉え直し、これからの“まちづくり”の“あり方”という観点から説明します」と大杉氏。ひたちなか市自立と協働のまちづくり基本条例について、「市民が主体的にまとめたまちづくりの基本ルールで、ひたちなか市の最高規範です。各自治体が地域での市民活動を行うにあたり自立と協働、参画は、市民自治を考えたうえでの中心的なテーマで、ひたちなか市にもしっかりうち込まれている」と話します。
そこで大杉氏は、“対話と共創”が求められるようになった3つの理由(@自立と協働を推進するため、A多様化した地域活動・市民活動のこれからに対応するため、B地域全体の厚みをつくるため)について話し、“まちづくり”の基本理念を踏まえ具体例をあげながら話します。
そして自立と協働を支える“対話と共創”は…
@市民を中心とした多用な主体の間での、市民本位の参加と協働が必須
A“対話と共創”で、市民参加と協働をブラッシュアップ
B「まちづくりの基本理念」を踏まえて、「チーム我がまち」と呼ぶことのできるサラホカ(さらっとしているけどホカホカ)な関係づくり
について話し、時には参加者の皆さんに問いかけたり、呼びかけしたり…遠慮がちな対応の皆さんでしたが、眼差しは真剣!メモをとる方もいました♪
最後にこれからの市民活動のポイントとして〜
@市民主体の「支える」「つなぐ」「掘り起こす」ことが大切。
自立を目指す団体同士がつながることで、互いに刺激になり支え合う。また市内に住所を有しない地域づくりに関わっている人や、市民活動未経験者をどうつなげていくのかなど人材を“掘り起こす”ことが非常に重要とのこと。
Aひたちなか市に地域づくりのプラットフォーム《ひたちなか市という空間に、みんなが一緒の場にいられて少しでもつながるような関係》を創る!
B「まちの小さな拠点」づくりへ
普段着感覚で交流・連携を楽しめる身近な生活圏内に暮らしを支える拠点の必要性について話し、「皆さんの周りにも小さな拠点がたくさんあると思います。ただ、市民の中には知らない人がたくさんいるので、ぜひ、皆さんには“見える化”をして多くの人に伝え知らせて欲しい」と話し、「プラットフォームや小さなまちの拠点を創る(共創)には、“対話”をベースに“つながる”を意識すること。没頭・没入できる“楽しい”を出発点に”誘いあわせをして“輪を広げてほしい。それらを地道に続けていくことで地域に厚みが生まれてくる」とも…。
最後に大杉氏より、「これからの自立と協働のまちづくりには、“対話と共創”がとても重要である」ということを参加者の皆さんに繰り返し呼びかけ、第1部の基調講演は終了となりました。
次は第2部、パネルディスカッション「私たちができること」に続きます。
(文責:S)
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