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2020年12月02日

生涯学習講座2020 〜『源氏物語』の魅力を探る 〜

ひたちなか市生涯学習課では毎年、生涯学習講座を開催しています。
今年度の前期の講座は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により残念ながら中止となってしまいましたが、後期の講座は「新しい生活様式」に対応しながら開催しています。
今回は、第1回 『源氏物語』の魅力を探る 講座の様子をご紹介します(^^)/

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■日時 2020年10月26日(月) 9:30〜11:30
■場所 平磯コミュニティセンター


〜 『源氏物語』の魅力を探る 〜
昨年度に引き続き、募集人数を上回り抽選となるほど人気のこの講座。以前受講した方も、初参加の方も楽しめるようにと、源氏物語の時代背景や登場人物について解説を交えながら原文を鑑賞します。

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講師は長年古典文学研究を続けてきた内山雅子さん。
全五十四帖ある源氏物語。「千年間読み続けられてきた源氏物語の魅力とは?と問われると返事に困るが、一言で答えるなら何度読んでも発見があり面白い。原文を読んで紫式部の想いに近付きたい」と語ってくれました。

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第1回は、「禁忌の恋@〜紅葉賀巻を読む〜」。
「“源氏”とは、天皇の子が皇室を離れ、皇位継承権を失い、天皇に仕える立場になる際に与えられる名のことです」と内山さん。
そして、天皇(帝)の第二皇子として生まれた光源氏は、3歳で桐壺更衣(母)を亡くし、頼れる身内もいないため、帝(父)と行動を共にするようになります。その後帝が迎え入れた藤壺に出会い、母に瓜二つだと聞き思いを募らせていく…そんな光源氏の心情や時代背景をわかりやすく説明してくれました。

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また、第七帖「紅葉賀巻」には、雅楽“青海波(せいがいは)”を舞い踊る光源氏の並外れた美しさが描かれています。周囲が感動し涙を流す中、「光源氏との関係が無ければ、私もただ夢見心地でいられたのに…」といった藤壺の複雑な心の内が綴られているそうです。参加者の皆さんも熱心にメモを取りながら聞き入っていました。

「源氏物語の一つのテーマは“罪”」と内山さん。光源氏と藤壺の間に授かった子が帝の子として育っていく中、この真実の関係を知られないよう、今後二人はどう生きていくのか…。
作者の紫式部は、“どのように生きるかを考え続けた女性”であり、この源氏物語には、自分の希望が通らない時代を生きた受け身の女性が幾度も登場し、また、女性の細やかな心情も書き綴っているそうです。

次回は「禁忌の恋A 〜花宴巻を読む〜」。さて、どのような展開が待ち受けているのでしょうか…。
(文責:E)
☆生涯学習講座2020☆
https://www.city.hitachinaka.lg.jp/soshiki/5/10/2020_kouza/index.html

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