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2016年10月11日

「入門!ボランティア体験」〜コミュニケーション

4回目の「入門!ボランティア体験」のテーマはコミュニケーション。講師の澤則子さんは、高齢者施設で活動するボランティア団体と20年来関わる経験談も交え、コミュニケーション能力について教えてくれました。

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■日時 2016年9月24日(土) 13:30〜15:00
■場所 市民交流センターひたちなか・ま 多目的室


朗読ボランティアのみなさんが初めて高齢者施設を訪ねるとき、自分たちが朗読するだけでなく、施設の利用者さんにも声を出してもらう仕掛けを考えた澤さん。「おーい!」と声をかけてボランティアに来た人を振り向かせる…それだけのやり取りでしたが、「声を出したのは久しぶりだよ」とたくさんの方が笑顔に。ボランティアする人が満足するだけでなく、相手が満足するにはどうしたらよいかを考える"共感”がボランティアには必要だと感じたそうです。

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コミュニケーションは相手がいないと成立しません。。双方向のやり取りの中で、言葉や動作を相手の出方に合わせてデザインするコミュニケーション能力は、共感するためにも大切。講座は、自分のコミュニケーションのとり方を見直すことから始まりました。

まず、澤さんが言ったことをひとつずつ描いていくワークでは、出来上がった絵がそれぞれまったく違うことにびっくり!隣の人と絵を交換しながら、人それぞれ受け止め方が違うことに改めて気づかされました。

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続いてミスコミュニケーション(誤解)の体験として、A男が「近くに美味しいケーキのお店があるんだけど…」と声をかけ、B子が「ケーキ大好きなんです」や「今、ダイエット中です」などいろいろな返答をするというワークを行いました。みんなでA男のことばの裏にある意味について考えると、「一緒に行こうと誘っている」「行ったことがあれば評判を聞きたい」などさまざま。価値観の違いからちぐはぐな会話にならないよう、言葉の裏にある意味を察する力が必要だと分かりました。

今度は、話をする人に対し、相づちもせずによそ見をしたり、あくびをしたり…相手が不快に思う態度をとりながら聞くというワーク。「みんな女優になったつもりで、相手をイライラさせて〜」と澤さん。うまく演じる人もいれば、ついつい笑い出してしまうペアも。みんなで大笑いしながらのワークでしたが、「やられたら嫌なことをしていないか?」と自分を見直す機会となりました。

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さらに、自分のコミュニケーション能力を再発見するワークでは、「しかし」や「つまり」などの接続語が書いてあるカードを名刺代わりに自己紹介。出会った人にまず自分のことを話し、相手のカードに書いてある接続語に続けてさらに話しを広げます。「いってみれば」などの続けるのが難しいカードもありましたが、なんとか会話を続けようとみんなおおいに盛り上がりました。

また、言葉以外のコミュニケーションをジェスチャーゲームで体験。グループに分かれ、「朝食に魚を食べた」や「便秘です」など一人ひとつずつのお題を一番早く解決するのはどのグループか競い合いました。みんなが頭を悩ませ、真剣に身振り手振りする姿…見ていてとっても楽しかったです!

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最後は、「みんな楽しそうでしたね。このままのみなさんで大丈夫!」とボランティア体験に向けて背中を押してくれた澤先生。笑いの渦に包まれたまま講座は終わり、楽しく学びの多い内容にみんな大満足!澤先生、本当にありがとうございました。

次回はいよいよ、体験先となる高齢者施設の職員のみなさんから話を聞き、体験準備を行います。
(文責:R)

☆げんき−NETひたちなか人材情報 コミュニケーション・話し方など(澤)☆
http://www.genkinet-hitachinaka.jp/katsudoudisp_5.php?dai=5&tyu=4&index=1665
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