【2006年度】1月26日:札幌/開催記録
[2007年02月04日(Sun)]
情報開示セミナー:札幌
「助成機関の申請書・報告書に学ぶ!市民活動団体の
情報開示とは」実施記録をアップしました。
【開催日時】2007年1月26日(木)10:00〜13:00
【会 場】札幌市エルプラザ2階環境研修室2 (札幌市北区北8条西3丁目)
【参 加 者】NPO関係者19名 企業1名
【報 告 者】川北秀人(IIHOE代表)、赤澤清孝(IIHOE客員研究員)、
荻上健太郎さん(日本財団)
【情報開示セミナー:札幌/タイムテーブル】
10:10〜10:15 開会挨拶(北海道NPOサポートセンター 小林さんより)
10:15〜10:40 開催主旨について説明(川北秀人・IIHOE代表より)
10:40〜11:30 調査報告(赤澤清孝・IIHOE客員研究員)
11:30〜11:45 休憩
11:45〜12:45 意見交換と質疑応答
12:45〜13:00 CANPANの紹介
13:00〜13:15 IIHOEの情報開示についての紹介、閉会
(1)主催者あいさつ:北海道NPOサポートセンター 小林さんより
(2)開催主旨について説明(IIHOE川北より)
多くの市民活動団体が財源不足に悩んでおり、会費や寄附といった市民からの資金提供が進んでいない現状です。
その主な原因として「団体からの情報開示や発信の不足」が考えられます。団体へ情報開示を促していくためには、「どのような情報を開示すべきか」を明らかにしていく必要があります。
そこで、助成機関が団体に求める情報を分析することが有効な方法のひとつであると考え、本調査を行いました。
(3)調査報告(赤澤清孝・IIHOE客員研究員)
53機関、81プログラムの「募集要項」、「助成申請用紙」、「報告書」(報告書については62プログラム)を入手し、各設問項目の有無を集計、分析を行った結果について、その概要を説明しました。
また、昨年12月に行った助成機関向けの報告会で集約した、「助成担当者が『関心を持っていること、尋ねてみたいこと』」を紹介しました。
(4)意見交換
参加者が各自、調査報告を踏まえ「関心を持っていること、尋ねてみたいこと」を書き出し5人程度のグループに分かれて、意見交換しました。
また、グループ毎に、意見や質問を発表し、会場全体でシェアしました。
【参加者の意見】
●助成する立場、NPOを支援する立場だが、「実体ないのに説明上手」なところもあれば、「いいことをしているのに説明下手」なところがあり、悩ましい。
●会計資料は、3年間分を報告できるよう準備しておきたい。
●ある事業の助成申請で、過去の実績の記述を求められた場合、団体全体の実績について書くべきか、希望する事業の実績を書くべきか迷う。
●「代表者の略歴」について、障がい当事者のグループなので、略歴欄に大きな空白ができる(ひきこもりや病気など等で)。その場合、マイナスの印象を与えるのではと心配だ。
●助成財団には、資金だけでなく、マネジメントや会計の専門家等の人材の派遣も行って欲しい。
●決算はきちんとつけているが、毎年毎年プラスマイナスや決算の規模がちがいすぎるので、それらの情報を開示するが組織の信頼性を損ねるのではないかと心配。
●助成などについて支援などをする立場なのですが、団体によってこちらに丸投げされるケースが多いので、その対処をどうするのかに悩んでいる。
●助成金に人件費を対象にしないところがほとんどで、基盤の弱い団体は使えない。
●助成団体によって、申請書のダウンロードの様式、アプリケーションソフトがバラバラなのが困る。
●(メインスタッフが少ないので)計画している事業についてアライアンス先やサポートスタッフ等を聞かれても、資金を得られるかどうか分かる前だと確約が難しい。
(5)CANPANを紹介(荻上健太郎さん・日本財団より)
日本財団の公益コミュニティサイトCANPANが目指すこと、CANPANの機能について説明がありました。
(6)情報開示についての事例紹介
IIHOEがweb上で公開している事業報告を示しながら、社会から信頼を得る情報開示の考え方について説明を行いました。
また、せんだい・みやぎNPOセンターの「NPO情報ライブラリー(サポート資源提供システム)」を例に、登録団体が企業等から支援を受けるために、どのような情報を開示して
いるのかを紹介しました。
(URL http://www.minmin.org/index.htm)
また、調査の結果や、事例のデータなどをもとに、就職活動時に使う履歴書(エントリーシート)のような、団体情報の基礎項目、必須項目を網羅したシートを開発し、普及していくことが有益ではないかという提案を行いました。
以上です。
「助成機関の申請書・報告書に学ぶ!市民活動団体の
情報開示とは」実施記録をアップしました。
【開催日時】2007年1月26日(木)10:00〜13:00
【会 場】札幌市エルプラザ2階環境研修室2 (札幌市北区北8条西3丁目)
【参 加 者】NPO関係者19名 企業1名
【報 告 者】川北秀人(IIHOE代表)、赤澤清孝(IIHOE客員研究員)、
荻上健太郎さん(日本財団)
【情報開示セミナー:札幌/タイムテーブル】
10:10〜10:15 開会挨拶(北海道NPOサポートセンター 小林さんより)
10:15〜10:40 開催主旨について説明(川北秀人・IIHOE代表より)
10:40〜11:30 調査報告(赤澤清孝・IIHOE客員研究員)
11:30〜11:45 休憩
11:45〜12:45 意見交換と質疑応答
12:45〜13:00 CANPANの紹介
13:00〜13:15 IIHOEの情報開示についての紹介、閉会
(1)主催者あいさつ:北海道NPOサポートセンター 小林さんより
(2)開催主旨について説明(IIHOE川北より)
多くの市民活動団体が財源不足に悩んでおり、会費や寄附といった市民からの資金提供が進んでいない現状です。
その主な原因として「団体からの情報開示や発信の不足」が考えられます。団体へ情報開示を促していくためには、「どのような情報を開示すべきか」を明らかにしていく必要があります。
そこで、助成機関が団体に求める情報を分析することが有効な方法のひとつであると考え、本調査を行いました。
(3)調査報告(赤澤清孝・IIHOE客員研究員)
53機関、81プログラムの「募集要項」、「助成申請用紙」、「報告書」(報告書については62プログラム)を入手し、各設問項目の有無を集計、分析を行った結果について、その概要を説明しました。
また、昨年12月に行った助成機関向けの報告会で集約した、「助成担当者が『関心を持っていること、尋ねてみたいこと』」を紹介しました。
(4)意見交換
参加者が各自、調査報告を踏まえ「関心を持っていること、尋ねてみたいこと」を書き出し5人程度のグループに分かれて、意見交換しました。
また、グループ毎に、意見や質問を発表し、会場全体でシェアしました。
【参加者の意見】
●助成する立場、NPOを支援する立場だが、「実体ないのに説明上手」なところもあれば、「いいことをしているのに説明下手」なところがあり、悩ましい。
●会計資料は、3年間分を報告できるよう準備しておきたい。
●ある事業の助成申請で、過去の実績の記述を求められた場合、団体全体の実績について書くべきか、希望する事業の実績を書くべきか迷う。
●「代表者の略歴」について、障がい当事者のグループなので、略歴欄に大きな空白ができる(ひきこもりや病気など等で)。その場合、マイナスの印象を与えるのではと心配だ。
●助成財団には、資金だけでなく、マネジメントや会計の専門家等の人材の派遣も行って欲しい。
●決算はきちんとつけているが、毎年毎年プラスマイナスや決算の規模がちがいすぎるので、それらの情報を開示するが組織の信頼性を損ねるのではないかと心配。
●助成などについて支援などをする立場なのですが、団体によってこちらに丸投げされるケースが多いので、その対処をどうするのかに悩んでいる。
●助成金に人件費を対象にしないところがほとんどで、基盤の弱い団体は使えない。
●助成団体によって、申請書のダウンロードの様式、アプリケーションソフトがバラバラなのが困る。
●(メインスタッフが少ないので)計画している事業についてアライアンス先やサポートスタッフ等を聞かれても、資金を得られるかどうか分かる前だと確約が難しい。
(5)CANPANを紹介(荻上健太郎さん・日本財団より)
日本財団の公益コミュニティサイトCANPANが目指すこと、CANPANの機能について説明がありました。
(6)情報開示についての事例紹介
IIHOEがweb上で公開している事業報告を示しながら、社会から信頼を得る情報開示の考え方について説明を行いました。
また、せんだい・みやぎNPOセンターの「NPO情報ライブラリー(サポート資源提供システム)」を例に、登録団体が企業等から支援を受けるために、どのような情報を開示して
いるのかを紹介しました。
(URL http://www.minmin.org/index.htm)
また、調査の結果や、事例のデータなどをもとに、就職活動時に使う履歴書(エントリーシート)のような、団体情報の基礎項目、必須項目を網羅したシートを開発し、普及していくことが有益ではないかという提案を行いました。
以上です。