【2006年度】上越:セミナー記録です
[2007年03月28日(Wed)]
お待たせをしておりました、上越セミナーの記録をごらんください。
【新潟】NPOの情報公開セミナー 実施記録
日時:3月9日(金)13:30〜17:00
会場:上越市市民プラザ 第1会議室
主催:NPO法人くびき野NPOサポートセンター
参加者:24名
報告者:川北秀人(IIHOE代表)、赤澤清孝(IIHOE客員研究員)、荻上健太郎氏(日本財団)
【タイムテーブル】
13:30 開会挨拶(くびきのNPOサポートセンター 秋山)
13:40 基調発題「助成申請書および報告書の設問に関する調査」
趣旨説明(川北)報告(赤澤)
14:30 事例紹介
・中村昇氏(財)新潟県勤労者福祉厚生財団事務局次長
・重嶋友子氏 くびきのNPOサポートセンター 「NPOウォッチ」担当
・早津里弥氏 (株)エム・アイ・ディジャパン渉外開発部係長
15:20 休憩
15:30 グループ討議
16:15 グループ発表
16:25 CANPANの紹介(荻上)
【内容】
(1)開会挨拶(くびきのNPOサポートセンター 秋山氏)
セミナーの開催主旨とプログラムについて説明。本日事例発表のため参加を予定していた(株)エム・アイ・ディジャパン早津様が急遽都合により参加が叶わず、くびきのNPOサポートセンターNPOウォッチ担当の重嶋友子さんが変わって事例紹介を実施することとなった旨の説明がありました。
(2)基調発題「助成申請書および報告書の設問に関する調査」
趣旨説明(川北)報告(赤澤)
今回の調査の実施主旨について川北より説明があった後、赤澤より調査の概要と分析について紹介を実施しました。
このあと再度川北が登場、報告書に掲載の、助成金「申請書」から抽出の設問項目(多出順)表を使って、参加者それぞれが自身の組織の実情として、設問で尋ねられている項目の情報やデータがすぐに取り出せる状況かどうか、もしくはホームページやパンフレットに掲載しているかということについて◎、○、×をつけてみるワークを実施しました。
(川北より)
今回の調査で分析した助成金申請書のなかで尋ねられている団体概要については、日ごろから団体としての「標準回答」を準備しておくことに、ぜひ取り組みたいものです。
なぜなら、助成金申請書類を作成する上で、団体概要の作成に手間取っているようでは、申請書作成の上で最も力を注ぐべき事業計画作成の段階に、必然的に書き方が荒くなって
しまう為です。
助成金審査の上で、事業概要の項目で思いを込められないことは、非常に「もったいない」ことであり、またこのことは審査をする側からも意外に見透かされやすい盲点といえます。
団体紹介の「標準回答」は、度々更新も実施し常備する体制ができれば常時ウェブサイトに公開しておくことも容易になります。団体概要で多く聞かれる項目は、情報公開の上で求められる開示項目として、ぜひ準備をしておきたいものです。
(秋山氏より)
ワークを実施し、今後のビジョンや課題の項目コメントの準備がなくまた、こういったことをパンフレットに載せていないなと気づき、団体概要に、知らせるべきデータがある、という視点に気づかされました。
(3)事例紹介(財)新潟県勤労者福祉厚生財団 大瀧幸二さん
1、財団の概要について
財団は労働金庫が母体で、助成金の交付と、NPO向けローンの業務を実施している。
助成金は当初福祉系の活動や施設が対象だったが、現在は市民活動全般へと対象を拡大しています。
財団としては、本来なら申請をした団体にすべてに助成金を差し上げたい思いがあります。
しかし予算には上限があるため、審査が必要になる。今日は我々がどのような情報を助成先の審査で求めているかをお伝えしたいと思います。
<助成をもらう財団を知ってください>
・助成の交付財団(=労働金庫)はどんなところかを分析してください。
・ろうきんの場合、組織として政治・宗教に中立スタンスをとっているため助成の条件として、宗教活動を対象にしていないということを読み取ってほしい。
<申請書提出に思いを込めて記入してください>
・書類審査は「第一印象」がカギ。
・受付締め切りの最後の2日で、全体の申請書の7割が届く。また、申請書の後半になると字が乱れるものが多い。そういった点からも、余裕のあるなしが読み取れてしまう。
・申請のポイントとしては、
*思いをこめて。箇条書きで、正しくきれいな字で。
*申請要領はよく読んでルールを守って。別紙を多量に添付することは、審査員を困らせる場合があると心得ておきたい。
*助成でを何をしたいかを、審査員が読み取れるようにしっかりと書いて。
*あれもこれもと書いたものは、気持ちが先走った印象を与える。テーマは吟味して。
*5W1Hをおさえてはっきり書く。
<選考プロセスを考えて応募してください>
・選考委員会の審査員にインパクトを与える手段を考えることを心がけすことが重要。
・インパクトのあるプレゼンをする上で、PCはうまく活用したいもの。
・身振り手振りで熱意を伝え、言葉で情報を伝え、審査員の心を有効に打ちたい。
<選考基準をよく読みとって>
以下は、ろうきんの場合ですが、
・必要性:うそを書くのはいけない。現実としてはどうしても、会計が潤沢に見える組織への助成は検討することが多い傾向にある。
・緊急性:小さい活動だからだめということはない。一生懸命なところに差し上げたいと思って いる。
・社会性:沢山の人の為でなくとも、不特定多数の人の役にたつこと、多くの人が関わる活動が望ましいという志向がある。
・先駆性:活動実績がないことは不利ではない。新しい事業をはじめたいが財源がないものはOK。
・継続性:活動の足がかりにしてくれそうかどうか。活動が先走ったものでも、今後事務局が頑張って最低限の事務をこなし、収支がしっかりしているものならOK。
おおむね、これらの視点で審査が行われています。
(秋山氏より)
これまでの助成申請を振り返ると、確かに、熱意があったものは通っていた。書くことに慣れて、すんなり書けたものは駄目だったので、思いを込めていることは、伝わってしまうものというコメントが印象に残った。
(4)事例紹介:NPOウォッチ 重嶋友子さん
<きっかけ・概要>
・支援を受けるNPO側からの情報公開を進める主旨でスタート。
・上越タイムズでは元々NPOプレス内で年1回特集を組んでいたが、それを県域に広げ、新潟県の4つのセンターの連携事業として実施した。
・新潟異業種交流センターから3年間の助成をいただくチャンスがあり、県内センターが連携し人材育成をしようというねらいもあった。
・市民はNPOがどうお金を集めているか見えない。そのため、紙面構成は活動内容を文章で説明・人の動き・お金の動きをデータで見せた。
・お金のことを紹介したがらない団体には、人の動きを見せてアピールできるようにしている。
<取り組みの上での工夫>
・4センターが連携し各地域を担当、取材に行った。今回は情報公開したいと手を挙げた団体を対象にした。
・取材を通して、普段のセンター業務ではみえない課題がみえた。各団体が自分たちのことを意外に知らないことがわかり、支援の働きかけ方に変化が出たと思う。
・広告案もセンターが担当したことで、企業へも主旨が説明しやすくなり、興味関心を引きやすくなった。
団体を把握すると同時に、支援を得る際どういう見せ方をするの工夫の姿勢も大事ということがわかった。
・今後、企業に市民活動を評価してもらえることをねらい、インパクトを増す意味でも、もっと規模を拡大したい。
そのためには、会計基準のレベルアップなど、社会に信頼を得るための情報公開の中身の進化を強化したい。
(秋山氏より)
新潟では3年前の全国フォーラムで企業のつながりができたが、その時「NPOが増えて地域がどう変わるのか?」と良く聞かれた。その問いかけに応える上で、市民活動の「見せ方」にこだわっていくことも、センターの重要な仕事だと認識している。
(5)事例紹介:パチンコ玉三郎「幸せのカラーチップ運動」
早津里弥氏 (株)エム・アイ・ディジャパン渉外開発部係長
※当日はご欠席のため、事例紹介を、くびきのNPOサポートセンター 岩島さんが担当。
・パチンコチェーン「パチンコ玉三郎」では、玉三郎らしい、沢山のお客さんを巻き込んだ社会貢献活動をできないかと考え、くびきのサポートセンターに相談、「幸せのカラーチップ運動」を開始した。
・端玉=余ったスロットのカラーチップを社会貢献に寄付してもらうしくみとして、換金場所の横に箱を設置している。寄付金額は順調な増加傾向にある。
・お客さんに市民活動の存在や活動を知ってもらえる良いきっかけにもなっているようだ。
・NPO側が「もらえるのが当たり前」になったり、玉三郎とNPOが「年に1回お金をもらう関係」に陥ってしまわないようにしていく必要がある。
・NPOの活動実態がみえる手段や場作りが課題。そのため団体にも積極的なかかわりを希望していきたい。
(秋山氏より)
新潟県内の市民活動の収入総額は、平成17年度40法人で総額4億2000万。うち2億が受託事業、1億3000万が介護保険、7000万が寄付。寄付はまだまだという実態がある。
(6)グループ討議・発表
参加者が5つのグループになり、「調査報告、事例発表への感想」「情報開示について、聞いてみたいこと」について意見交換、発表を実施しました。
<グループ討議で出された意見>
・組織・運営情報の公開度をいかに高めていくか
・支援企業をどう探すのか
・申請する際、求められたもの以外でパンフや実績などどの程度添付してよいか迷う。
・助成団体がどこにどんなものがあって、いつ募集しているのかがわからない。
・各助成の団体概要の書類様式が、共通になったら手間が省けて良いのに。
・助成に縁がない(国の給付金を得ている)が、HPやパンフレットでどこまで情報開示が必要か迷います。
・自分たちの団体・取り組みに合った助成募集の探し方
・助成する側として、選考のポイントがわからなくなっている。
・グループ活動の発表/会員が増えない/助成金がほしい等は、相談してみる。
・思いを強く!
(6)日本財団公益応援サイト「CANPAN」の紹介(荻上)
CANPANのコンテンツ構成や主旨、サービス概要について説明のあと、「CANPANブログ」サービスの概要と機能説明がありました。今回、CANPANブログの紹介の際には、本日のセミナーの様子を荻上さんが今しがたアップ作業をし、既に公開状態になっているブログを例に示しながら、ブログの速報性や操作の簡単さなど、情報開示ツールとしての活用方法についてレクチャーがありました。
以上 です。
【新潟】NPOの情報公開セミナー 実施記録
日時:3月9日(金)13:30〜17:00
会場:上越市市民プラザ 第1会議室
主催:NPO法人くびき野NPOサポートセンター
参加者:24名
報告者:川北秀人(IIHOE代表)、赤澤清孝(IIHOE客員研究員)、荻上健太郎氏(日本財団)
【タイムテーブル】
13:30 開会挨拶(くびきのNPOサポートセンター 秋山)
13:40 基調発題「助成申請書および報告書の設問に関する調査」
趣旨説明(川北)報告(赤澤)
14:30 事例紹介
・中村昇氏(財)新潟県勤労者福祉厚生財団事務局次長
・重嶋友子氏 くびきのNPOサポートセンター 「NPOウォッチ」担当
・早津里弥氏 (株)エム・アイ・ディジャパン渉外開発部係長
15:20 休憩
15:30 グループ討議
16:15 グループ発表
16:25 CANPANの紹介(荻上)
【内容】
(1)開会挨拶(くびきのNPOサポートセンター 秋山氏)
セミナーの開催主旨とプログラムについて説明。本日事例発表のため参加を予定していた(株)エム・アイ・ディジャパン早津様が急遽都合により参加が叶わず、くびきのNPOサポートセンターNPOウォッチ担当の重嶋友子さんが変わって事例紹介を実施することとなった旨の説明がありました。
(2)基調発題「助成申請書および報告書の設問に関する調査」
趣旨説明(川北)報告(赤澤)
今回の調査の実施主旨について川北より説明があった後、赤澤より調査の概要と分析について紹介を実施しました。
このあと再度川北が登場、報告書に掲載の、助成金「申請書」から抽出の設問項目(多出順)表を使って、参加者それぞれが自身の組織の実情として、設問で尋ねられている項目の情報やデータがすぐに取り出せる状況かどうか、もしくはホームページやパンフレットに掲載しているかということについて◎、○、×をつけてみるワークを実施しました。
(川北より)
今回の調査で分析した助成金申請書のなかで尋ねられている団体概要については、日ごろから団体としての「標準回答」を準備しておくことに、ぜひ取り組みたいものです。
なぜなら、助成金申請書類を作成する上で、団体概要の作成に手間取っているようでは、申請書作成の上で最も力を注ぐべき事業計画作成の段階に、必然的に書き方が荒くなって
しまう為です。
助成金審査の上で、事業概要の項目で思いを込められないことは、非常に「もったいない」ことであり、またこのことは審査をする側からも意外に見透かされやすい盲点といえます。
団体紹介の「標準回答」は、度々更新も実施し常備する体制ができれば常時ウェブサイトに公開しておくことも容易になります。団体概要で多く聞かれる項目は、情報公開の上で求められる開示項目として、ぜひ準備をしておきたいものです。
(秋山氏より)
ワークを実施し、今後のビジョンや課題の項目コメントの準備がなくまた、こういったことをパンフレットに載せていないなと気づき、団体概要に、知らせるべきデータがある、という視点に気づかされました。
(3)事例紹介(財)新潟県勤労者福祉厚生財団 大瀧幸二さん
1、財団の概要について
財団は労働金庫が母体で、助成金の交付と、NPO向けローンの業務を実施している。
助成金は当初福祉系の活動や施設が対象だったが、現在は市民活動全般へと対象を拡大しています。
財団としては、本来なら申請をした団体にすべてに助成金を差し上げたい思いがあります。
しかし予算には上限があるため、審査が必要になる。今日は我々がどのような情報を助成先の審査で求めているかをお伝えしたいと思います。
<助成をもらう財団を知ってください>
・助成の交付財団(=労働金庫)はどんなところかを分析してください。
・ろうきんの場合、組織として政治・宗教に中立スタンスをとっているため助成の条件として、宗教活動を対象にしていないということを読み取ってほしい。
<申請書提出に思いを込めて記入してください>
・書類審査は「第一印象」がカギ。
・受付締め切りの最後の2日で、全体の申請書の7割が届く。また、申請書の後半になると字が乱れるものが多い。そういった点からも、余裕のあるなしが読み取れてしまう。
・申請のポイントとしては、
*思いをこめて。箇条書きで、正しくきれいな字で。
*申請要領はよく読んでルールを守って。別紙を多量に添付することは、審査員を困らせる場合があると心得ておきたい。
*助成でを何をしたいかを、審査員が読み取れるようにしっかりと書いて。
*あれもこれもと書いたものは、気持ちが先走った印象を与える。テーマは吟味して。
*5W1Hをおさえてはっきり書く。
<選考プロセスを考えて応募してください>
・選考委員会の審査員にインパクトを与える手段を考えることを心がけすことが重要。
・インパクトのあるプレゼンをする上で、PCはうまく活用したいもの。
・身振り手振りで熱意を伝え、言葉で情報を伝え、審査員の心を有効に打ちたい。
<選考基準をよく読みとって>
以下は、ろうきんの場合ですが、
・必要性:うそを書くのはいけない。現実としてはどうしても、会計が潤沢に見える組織への助成は検討することが多い傾向にある。
・緊急性:小さい活動だからだめということはない。一生懸命なところに差し上げたいと思って いる。
・社会性:沢山の人の為でなくとも、不特定多数の人の役にたつこと、多くの人が関わる活動が望ましいという志向がある。
・先駆性:活動実績がないことは不利ではない。新しい事業をはじめたいが財源がないものはOK。
・継続性:活動の足がかりにしてくれそうかどうか。活動が先走ったものでも、今後事務局が頑張って最低限の事務をこなし、収支がしっかりしているものならOK。
おおむね、これらの視点で審査が行われています。
(秋山氏より)
これまでの助成申請を振り返ると、確かに、熱意があったものは通っていた。書くことに慣れて、すんなり書けたものは駄目だったので、思いを込めていることは、伝わってしまうものというコメントが印象に残った。
(4)事例紹介:NPOウォッチ 重嶋友子さん
<きっかけ・概要>
・支援を受けるNPO側からの情報公開を進める主旨でスタート。
・上越タイムズでは元々NPOプレス内で年1回特集を組んでいたが、それを県域に広げ、新潟県の4つのセンターの連携事業として実施した。
・新潟異業種交流センターから3年間の助成をいただくチャンスがあり、県内センターが連携し人材育成をしようというねらいもあった。
・市民はNPOがどうお金を集めているか見えない。そのため、紙面構成は活動内容を文章で説明・人の動き・お金の動きをデータで見せた。
・お金のことを紹介したがらない団体には、人の動きを見せてアピールできるようにしている。
<取り組みの上での工夫>
・4センターが連携し各地域を担当、取材に行った。今回は情報公開したいと手を挙げた団体を対象にした。
・取材を通して、普段のセンター業務ではみえない課題がみえた。各団体が自分たちのことを意外に知らないことがわかり、支援の働きかけ方に変化が出たと思う。
・広告案もセンターが担当したことで、企業へも主旨が説明しやすくなり、興味関心を引きやすくなった。
団体を把握すると同時に、支援を得る際どういう見せ方をするの工夫の姿勢も大事ということがわかった。
・今後、企業に市民活動を評価してもらえることをねらい、インパクトを増す意味でも、もっと規模を拡大したい。
そのためには、会計基準のレベルアップなど、社会に信頼を得るための情報公開の中身の進化を強化したい。
(秋山氏より)
新潟では3年前の全国フォーラムで企業のつながりができたが、その時「NPOが増えて地域がどう変わるのか?」と良く聞かれた。その問いかけに応える上で、市民活動の「見せ方」にこだわっていくことも、センターの重要な仕事だと認識している。
(5)事例紹介:パチンコ玉三郎「幸せのカラーチップ運動」
早津里弥氏 (株)エム・アイ・ディジャパン渉外開発部係長
※当日はご欠席のため、事例紹介を、くびきのNPOサポートセンター 岩島さんが担当。
・パチンコチェーン「パチンコ玉三郎」では、玉三郎らしい、沢山のお客さんを巻き込んだ社会貢献活動をできないかと考え、くびきのサポートセンターに相談、「幸せのカラーチップ運動」を開始した。
・端玉=余ったスロットのカラーチップを社会貢献に寄付してもらうしくみとして、換金場所の横に箱を設置している。寄付金額は順調な増加傾向にある。
・お客さんに市民活動の存在や活動を知ってもらえる良いきっかけにもなっているようだ。
・NPO側が「もらえるのが当たり前」になったり、玉三郎とNPOが「年に1回お金をもらう関係」に陥ってしまわないようにしていく必要がある。
・NPOの活動実態がみえる手段や場作りが課題。そのため団体にも積極的なかかわりを希望していきたい。
(秋山氏より)
新潟県内の市民活動の収入総額は、平成17年度40法人で総額4億2000万。うち2億が受託事業、1億3000万が介護保険、7000万が寄付。寄付はまだまだという実態がある。
(6)グループ討議・発表
参加者が5つのグループになり、「調査報告、事例発表への感想」「情報開示について、聞いてみたいこと」について意見交換、発表を実施しました。
<グループ討議で出された意見>
・組織・運営情報の公開度をいかに高めていくか
・支援企業をどう探すのか
・申請する際、求められたもの以外でパンフや実績などどの程度添付してよいか迷う。
・助成団体がどこにどんなものがあって、いつ募集しているのかがわからない。
・各助成の団体概要の書類様式が、共通になったら手間が省けて良いのに。
・助成に縁がない(国の給付金を得ている)が、HPやパンフレットでどこまで情報開示が必要か迷います。
・自分たちの団体・取り組みに合った助成募集の探し方
・助成する側として、選考のポイントがわからなくなっている。
・グループ活動の発表/会員が増えない/助成金がほしい等は、相談してみる。
・思いを強く!
(6)日本財団公益応援サイト「CANPAN」の紹介(荻上)
CANPANのコンテンツ構成や主旨、サービス概要について説明のあと、「CANPANブログ」サービスの概要と機能説明がありました。今回、CANPANブログの紹介の際には、本日のセミナーの様子を荻上さんが今しがたアップ作業をし、既に公開状態になっているブログを例に示しながら、ブログの速報性や操作の簡単さなど、情報開示ツールとしての活用方法についてレクチャーがありました。
以上 です。