ここに注目! 報告書をダウンロードしてご覧ください。青字はご紹介の該当ページです。
■「あいさつ」で団体が担う役割を端的に伝える →報告書P3子どもの表現・コミュニケーション能力育成の必要性を痛感した体験から、同団体の果たす役割を伝え、協力を呼びかけています。今回の報告書からこのページが加えられ、団体が地域で果たそうとしている役割がより明確に伝わります。
■事業の構成を「柱」で明瞭に伝える →報告書P5創造的な市民社会の形成に向け、同団体が演劇に取り組んできた考え方に続き、4つの柱となる事業と、それらを支える2つの活動、合計6つの活動があることを示しています。報告書の冒頭で、団体の事業構成と各事業の意義を把握できるため、事業報告を読み進めやすく感じられます。
■各事業の必要性を市民の声で表現 →報告書P6、12、20各事業の最初のページにおいて、事業を取り巻く現状を集約した市民の声(キーワード等)を紹介。課題とニーズを示すことにより、事業の目的と必要性を訴えています。市民の声の配置がリズミカルで、すっと目に入ってきます。
■実施項目の効果を見開き2ページの表に整理して開示 ・各事業の実施概要は、実施日時・場所・従事者の人数・受益者の人数一覧で示し、主要な内容についてはマークを付し、次ページ以降で詳細を説明しています。
→報告書P7、13、17、21・詳細ページでは、ねらい、具体的内容、効果・成果(観客の感想を複数引用)、今後の方針・課題を、見開き2ページにわたる一覧表にまとめています。すなわち、ねらいを実現するために具体的に何を実施し、観客のどんな反応があり、どのように評価できるか、今後どのような方向性かが整理して開示されています。演劇の内容の向上とともに、発信と集客における、たゆまぬ工夫と努力が伝わり、支援者を後押しする内容となっています。
→報告書P8〜9、10〜11、14〜15、18〜19、22〜25・「表現・コミュニケーション能力育成のための事業」、「しいの実シアターの主催事業」では、誰を対象とした事業かが明記されているため、効果・成果の分析も理解しやすく感じられました。
→報告書P14〜15、22〜25・指定管理者として管理・運営している「しいの実シアター」については、来場者約490人へのアンケート結果を円グラフにし、主な意見とともに掲載。課題については、今後の対応を説明しており、アンケートの声を活かしていこうとする姿勢が伝わります。
→報告書P26〜27■八雲国際演劇祭の準備に係る進捗を解りやすく開示 →報告書P18〜19同団体は3年に1度開催の八雲国際演劇祭の運営本部を担っており、2009年度は開催前年。通常、準備の作業量は膨大であるにもかかわらず開示されない場合が多いですが、ここでは、助成金の申請、コンテスト公演の参加団体の募集、広報・集客の確立のための定期会合、優秀な劇団の招致活動など、準備の主要項目ごとに実施内容を説明。効果・成果の分析を開示し、今後の方針・課題をまとめています。進捗状況の透明性が高いことによって、支援者の信頼や外部からのアドバイスの獲得に繋がることが期待でき、留意点も明示されているため、次回に向けた申し送りとしても活かすことができます。
■サポート会と法人運営の情報も、主な活動に位置づけて開示 →報告書P26〜31・「サポート会の活動」として、メンバーの講演当日の運営参加の様子や「落ち葉集めエコ活動」を写真で紹介。多くのメンバーが楽しみながら役割を果たしている様子が伝わります。
・総会や理事会の実施状況とともに、運営のトピックス(ニュース発行やマスコミでの紹介など)を写真で紹介し、主要事業以外の活動や外部からの評価などを伝えています。
■組織図に機関と会員、事業を配置 →報告書P34組織図には各種の会議や機関とともに、3種類の会員も位置付けています。また、柱となる事業と主な業務が示され、組織構成とともに事業構成と内容が把握でき、団体への理解が進みます。