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起業の学校 第10期 第11講(10/4)[2014年10月07日(Tue)]
 愛知県職員のカミヤです。県職員の現場体験研修として、起業支援ネットの業務を体験しております。平成26年10月4日に行われた「起業の学校・第10期・第11回」講義について、参加・見学した内容を、ここに報告いたします。

 朝の9時半、本講義は鈴木副校長の講話から、和やかな雰囲気で始まりました。その中で、「起業においてマーケティングが重要である。」という旨の話がありました。鈴木副校長の講義は分かりやすい例えや具体的事例を用いており、丁寧に順を追った説明は非常に分かりやすいものでした。

IMG_7152.JPG

 最初に、鈴木副校長は、マーケティングを魚釣りに例えて説明しました。この例えによると、マーケティングには@どこでなにを釣るか(戦略)とAどうやって釣るか(戦術)の2つの柱があります。戦略について、「川で鯛は釣れない。しかし、事業ではそのようなことは見えにくい。戦略を間違えると、事業は成功しない。」という分かりやすい解説がありました。戦術は、戦略をクリアしたうえで検討すべきものです。受講生は鈴木副校長の話を真剣な様子で聞いていました。

 次に、鈴木副校長は「3C分析」について説明しました。基本中の基本であって、目の前にある成功をあぶり出す分析です。3つのCは「市場・顧客(customer、ニーズ等)」、「自社(company、自社の強みや弱み等)」、「競合(competitor、競合相手の戦略等)」の3つを表します。

 その次に、上記戦略を考える手法の1つである「STP」についての説明がありました。SはSegment(市場の切り口)、TはTarget(ターゲット顧客)、PはPositioning(自社の位置付け)です。これらをそれぞれX軸・Y軸で構成される表を使用して考察します。ここで、市場の切り口についてどのような指標が考えられるかについて受講生が考え、互いに話し合う場が設けられました。受講生同士で活発な議論が交わされました。

 さらに、「要所解明の考え方」について、鈴木副校長は説明しました。課題発見のためには4つの視点があります。「最上域未達要因(〜したが甘かった)」、「最上域達成要因(〜したのでうまくいった)」、「最悪域転落要因(〜したのがまずかった)」、「最悪域回避要因(〜したから免れた)」というものです。これらの視点から課題を発見し、要所を解明して方法立案することで、警戒すべき未来から目標とする未来へ転ずることができます。

 午後に入り、鈴木副校長からマーケティングの価格設定についての話がありました。商品をどこの価格で勝負するか考えることが重要で、そのために適当な価格帯を調査しなければなりません。その調査について、受講生から多くの質問が出ました。正しいデータをとりたいという受講生の熱意が伝わってきました。

 座学はここまでで、ここからはグループワークが始まります。受講生が作成した社会実験のレポート、事業計画についての発表・討議です。深く考察・実証されたレポートと真剣で白熱した発表・討議からは、起業に対する高い目的意識が分かります。

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 最後に、本講義外で印象に残ったことが2つありました。1つは、「働くことは大変だけれども、自分のやりたいことをやっているのは苦にならない。」という受講生同士の雑談を聞いたことです。起業に対する情熱を感じ、驚きすら覚えました。もう1つは、本講義後に受講生の1人から「熱かったでしょう。」と声をかけられたことです。もちろん室温のことではなく、受講生同士の発表・討議についてのことです。受講生の熱さは常に感じておりましたが、彼ら自身もそれを実感しており、それについて自信を持っているのだと気付きました。

 以上で、「起業の学校・第10期・第11回」講義について、参加・見学した内容の報告を終わります。
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