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自然環境復元学会 会長あいさつ [2022年04月01日(Fri)]
 2009年12月に設立された自然環境復元学会は、鈴木邦雄会長のもと、事務局、幹事会、理事会、そして何より学会員諸氏が連携して、「自然環境の本質を理解し、保全と利活用の最適化を図る活動」を推進してきました。2022年4月より、学会長を拝命しました平吹喜彦と申します。鈴木邦雄先生の牽引力には遠く及びませんが、本会のさらなる発展を支援させていただくべく努めますので、学会員の皆様、そして特定非営利活動法人 日本ビトープ協会始め、多様な学術・市民団体、行政機関、企業の皆様には、さらなるお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

 自然環境復元学会の第一の特徴は、‘良好な自然環境の、世代を超えた持続’を実現するために、地域に根ざした、臨床的な学術活動を行ってきたことにあります。すでに無気味な兆候を見せている地球規模の気候・地殻変動と、世界規模の経済・社会変容を直視しながらも、私たちは「日々の暮らしや生業が展開される‘地域’に軸足を置き、その根底にある自然環境にかかわる諸課題を、‘統合的アプローチ’によって解決すること」に挑んできました。‘統合的アプローチ’とは、歴史や文化、教育、産業、福祉、防災といった学際的な視座から、協働を広げ、深める営みのことです。昨今注目されているSDGs(持続可能な開発目標)やNbS(自然に根ざした解決策)の理念を先取りした取り組み、と言えるかもしれません。学会員が相互に、学会誌や年次大会、各地で開催されるフォーラムなどを介して学びあい、結びつきを強くしながら、課題解決・価値創出に向けた「診断、処方、合意形成、順応的な処置・見守り」のスパイラルを、いくつも創出してきました。

 これからも自然環境復元学会は、学会員お一人おひとりと向き合い、社会の要請に応えるべく、さらに開かれた学術プラットフォームを目指します。明日の環境を考える皆様のご参画を、心からお待ち申し上げております。


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自然環境復元学会 会長  平吹喜彦
東北学院大学 教授
Posted by 自然環境復元学会事務局 at 07:47 | 学会長からの挨拶 | この記事のURL