先週、「下げは買いのチャンス」から「上げは利食いのチャンス」のマーケットへというタイトルをつけたが、今週はまさにその通りになった。
2月中旬以降の突然のマーケット調整の「前菜」のあとの半値戻し後、メインディッシュが始まったかのようであった。
昨年来、株式市場は超低金利、低インフレ下で異常に低いボラティリティーに浸ってきたが、突然の高ボラティリティーにさらされている。
背景には、低インフレ、超低金利の終了への変化を予見する投資環境に敏感に反応していることがある。
実体経済は、まだまだ、心配の域には程遠い。強気市場が終わったと見る必要はない。下げ幅の数字は大きいが、率からすれば、ノーマルなボラティリティーに戻ったと捉えるべきであろう。慣れる必要がある。
ただ、投資環境の変化はそう遠くないと判断するとすれば、
(1)株式は高配当優良株、テクノロジー株。
(2)債券はウェイトを下げ、ハイイールド債券の縮減。
(3)金のウェイトを増やす。
(4)現金比率を増やす。
などのポートフォリオ調整をすればより安心感を増すことになるだろう。
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