今、グローバルマーケットには明らかに2つの大きなリスク要因が進行している。
一つは世界的にテクノロジー株がオーバーバリュエーションではないかと思われるくらいに上昇し続け、2000年のドットコムバブル崩壊を彷彿させているということであり、
もう一つが直近、特に気狂いのように急騰している仮想通貨、ビットコインである。
テクノロジー株がバブルかどうかは、かねてから書いているように、第4次産業革命をリードしている実体が伴っているように思え、必ずしもバブルとは言えないように思う。
一方、ビットコインは投機化している様相である。しかし、その規模はグローバルマーケット全体からすればまだまだ小さいとも言える。
ビットコインバブルが崩壊したとしても全体に影響するかは小さいとも言える。
今週、読んだ海外ブログのなかに「いつ米国(世界)のマーケットはクラッシュするでしょうか」という質問にきちんと回答している記事を見つけたので紹介しておきたい。
参考にして下さい。
「1926年からこれまでにマーケットは9回、クラッシュしました。10年に1回ということになりますが、必ずしも等間隔ではありません。
現在、世界の株式市場は、バリュエーションから見て、歴史的には高値水準にあります。かといって、近い将来、株式市場がクラッシュするということではありません。
株式市場がクラッシュするには幾つかの条件が重なった時に起きると言われています。
一つ一つチェックしていくと
1.株式市場の株価は高すぎる水準にきているか
ーこれはありそうです
2. 金利は企業が資金調達に困難な水準に達しているか
ーこれはまだそこまではいっていないようです
3.投資家はかなり神経質になっており、将来に不安を感じているか。そのため、市場のボラティリティーが高まっているか
ー市場のボラティリティーは低いし、そのような状態ではなさそうである。
4.小型株セクターの不振が起きているか
ーこれはまだない
5.何か大きなきっかけが起きそうか。例えば有名な大企業の倒産危機が突如。発覚し、投資家の不安が全体に広がる危険性はあるか
ーこれこそブラックスワンで予見できない。
全体的に判断して、そう危機的状況ではないように思います。
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