つまり、“BUY&HOLD”方針を極力、貫く必要があります。しかし、時間が経つにつれて、当該会社の経営状況も業界も変わるし、政治も経済も変わります。
さらに、購入した時の判断が甘すぎたことがわかってくるかもしれません。
したがって、定期的に分析しなおして、”SELL OR HOLD”の判断をしなければいけません。
つまり“BUY&FORGET”ではいけないということです。
”SELL OR HOLD”の判断はむずかしく、正解はないに等しいといえます。
したがって、往々にして間違えます。
賢明な投資家はその間違いから学ぶ。それが大切なことです。
間違いから学んだ人は株式の売りについて、つぎのようなことを言います。
@ 業績がいいのに株価がなかなか上がらないという理由だけで売るな
A 評価損が出たからという理由だけで売るな
B 儲かったからというだけで売るな
C 悪いニュースが出たからという理由だけで売るな
D 持ち続けるのはつまらない、何かしたいということだけで売るな
こういうことは確かに正しいと思いますが、具体的に理解しないと実践的には参考になりません。
そこで、敢えて“株式を売る8つの理由”として体系的にまとめてみました。
次回から2回に分けてそれを勉強しましょう。
稲葉 喜一 Y&Yコンサルティング 代表
http://www.yay.co.jp/index.html