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9月10月の居場所事業 [2023年11月13日(Mon)]

風車では、普段、リユース食器の仕事がないときには、卓球やボッチャ、金曜サロン(歌)、折り紙、工作、トランプなどをしてみんなで交流しています。また、正式なものではありませんが、月1回「オープンダイアローグ」として、利用者さんそれぞれが悩んでいること、気になっていることなどについてみんなで話をしたりしています。また、毎月月末には「全体ミーティング」を行って、スタッフも利用者さんもみんなで翌月の予定などを話し合って決めています。月1回のお出かけ企画は9月はボウリング、10月は食器の仕事が忙しく、できませんでした。

また、9月からは全体ミーティングの日は昼からの開所にして、夕食をみんなで作っていただくようになりました。これがとても好評です。9月は「お月見会」としてお団子とカレーを、10月にはホットプレートで焼きそばをしました。

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9月4日「みんなの食堂・風車」完売でした [2021年09月06日(Mon)]

お持ち帰りのみで行われた9月第1回の「みんなの食堂・風車」ですが、
常連さんも増え、31食が完売となり、
遅く来られた方にはお断りすることになってしまいました。
次回からは数を増やして提供します。

お福分け券も使っていただけました。
使いたい方は遠慮なく申し出てくださいね。

次回は9月18日です。
メニューが決まったらまたお知らせします。

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「みんなの食堂」7月1回目が開催されました [2021年07月05日(Mon)]

前夜からの激しい雨でどうなることかと思いましたが、
奇跡的にお昼前にはほぼ雨がやみ、前回より多くの方に来ていただけました。

メニューはお知らせした通り、スパゲティーナポリタンとポテトサラダ、
それにミニカツもお付けしました。

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次の「みんなの食堂」は7月17日(土)です。
お持ち帰りにも対応できます。
みなさんのご利用をお待ちしています。
「みんなの食堂」第1回目が開催されました [2021年06月23日(Wed)]

雨の中、風車の利用者さんやスタッフのほか、お知り合いの方、近隣の方など来てくださり、
20名ほどの方にご利用いただけました。

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今回のメニューはカツカレーと紅白なます。

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こども食堂をやっておられる別の団体からいただいた食材や
お知り合いのご厚意で畑から抜かせてもらった大根なども使わせていただきました。
こうやってつながりが広がっていくのも嬉しいことです。

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次に来る誰かのために買っていただく「お福わけ券」(1枚100円)も9枚買っていただきました。
ありがとうございます。

「みんなの食堂」次回の開催日は7月3日(土)12〜14時です。
メニューはスパゲティとサラダです。
皆様のご利用をお待ちしています!
【風車協賛】4月7日、松本俊彦さん講演会が開催されました [2019年04月19日(Fri)]

4月7日、佐倉市美術館のホールで、精神科医の松本俊彦さんの講演会
「自分を傷つけずにはいられない!自傷行為の理解と援助」を
「登校拒否を考える会・佐倉」主催、ワーカーズコレクティブ風車協賛で開催しました。

「登校拒否を考える会・佐倉」は風車の共同代表・下村が世話人をしている親の会で、
今年でなんと30周年を迎えるということで、その記念講演でした。

ちなみにこの親の会は毎月第2水曜日、風車の1Fを借りて行われています。
ご興味のある方はお問合せください。

当日は定員100名満席になりました。

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今回は自傷行為のお話でしたが、
辛い気持ちを抱えている若い人たちにどう寄り添ったらいいか、
あらゆる場合に通じる、とても納得のいくお話しでした。

松本さんはジョークも交えながら、早口でたくさんの内容を熱く語ってくださいました。
質問用紙は30以上出たのですが、これにもすべて時間内に的確にお答えいただきました。

以下、箇条書きですが、印象に残った内容です。

・自傷行為は隠れてやる。周囲へのアピールが目的という場合もあるが少ない。
・体の痛みが鎮痛効果をもたらす。不快感情の軽減のためにやる。
・一時的に辛い気持ちだけを切り離してなかったことにするためにやる。
・自傷しても根本的な解決にはならない。
・相談しないことも自傷行為。自尊心が低いので自分を大切にできない。人を信用していないので援助を求められない。
・親や支援者にできること→「何かあった?」「よく来てくれたね」「よく話してくれたね」「今まで頑張って生きてきたね」とねぎらうこと。
・説教したり価値観を押し付けてしまったら、もう決して何も話さない。相談に来なくなる。
・また来てくれる関係性を築くことが何より大切。


常識的に見ればよくないと思われる行為も、
その人が生きるために、やむにやまれずやっていること。

気持ちを話してもらえるためには、まず信頼してもらうこと。

そのためにはその人の行為を否定せず、理解しようとする気持ちが伝わらないと、ですね。



JERRYBEANS トーク&ライブ 大成功でした! [2018年01月17日(Wed)]

風車主催で5回目となる、不登校を経験した青年たちのバンドJERRYBEANSのトーク&ライブ。
酒々井町では初めての開催でした。
300人入るホール。何人来てくださるだろう?100人は来てほしいけど…と不安な気持ちで受付に立っていましたが、
開演の1時間以上前から次々に来てくださるお客様…。

最終的には149名のご参加でした。

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今回はドラムの雄介さんとボーカルの史朗さん(このおふたりは双子です)が
曲の合間に不登校になった経緯を話してくれました。

みんなに合わせて何かをするのが得意でない雄介さんは、
先生が励ますつもりで発した言葉に傷つき、学校に行けなくなりました。
史朗さんはクラスメートがいじめに遭っているのをどうすることもできくて、
それが苦しくて学校に行けなくなりました。

今でも乗り越えたわけじゃない。少しずつ自分のことが受け入れられるようになっだけ。
そんな自分が誰かに伝えたいことを曲や言葉にして、
学校などを中心に年間100本以上の講演ライブを行っているそうです。

死のうとまでした雄介さんとそれに気がついたお母さんが抱き合って泣いたというお話に
同じ母親として胸が突かれる思いでした。

3人とも歌も上手くて、特にベースの八田さんはものまねもお上手で(笑)

楽しいものまねコーナーもありました。

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みんなでフリをする曲では老若男女問わず、思いっきり体を動かしてくださって、
温かく反応のいいお客さんにメンバーさんたちも「演奏も話もとてもリラックスしてやれた」と言ってくださっていました。

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風車につながっている、あるいは関心を持ってくださっているお客さんだからこそ、彼らの価値観を受け入れてくださったのだと思います。

質疑応答の時間もありました。

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終演後はJERRYBEANSのみなさん、風車のスタッフとメンバーさん、親の会の仲間などで懇親会。
さらに楽しいひとときでした。

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遠く滋賀から来てくださったJERRYBEANSのみなさん、ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
                                 (スタッフN)

12月16日風車市とYuya Takahashiトーク&ライブ開催しました。 [2017年12月22日(Fri)]

数日前に雨の予報が出て心配していましたが、
当日は晴れて寒さもあまり厳しくなくてホッとしました。

朝9時から風車市を開き、近隣のワーカーズコレクティブのお弁当やお花、
朝採れ野菜、メンバーさんの手作り品などの商品が並び、
メンバーさんの写真や絵画などの作品も展示されました。

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お昼になるにつれてお客さんも増えてきて、
お弁当やコーヒーやお菓子でおしゃべりに花が咲きました。

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13時からはお待ちかねのYuya Takahashiさんのライブ。
どんどん人が増えてきて、入りきれないくらいの人。
50人を超える方に聴いていただきました。

途中、会場からの質問に答えるコーナーもあって、
音楽の好みや好きな食べ物、ほかのライブでの様子などのお話が聞けました。


「死にたいと言っている友達にどう言葉をかけたらいいですか?」という質問には、
「自分も今でも死にたいと思うことがある。がんばろうではなく、あきらめないでと言ってあげたらどうかな?」とおっしゃっていました。

作られる曲も「こうしたらいいよ」っていう歌詞ではなく
「自分はこう感じているよ、こう思っているよ」みたいな歌詞なので、
そういう同じ目線の歌詞がみなさんの共感を呼ぶのかなと思います。

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最後にみんなで記念写真♬

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Yuyaさんのファンの方たちとメンバーさんとの交流もあり、
終演後はYuyaさんとのおしゃべりもできてみなさん幸せそうでした。


来年2月3日には、ワーカーズコレクティブ千葉県連合会の25周年のイベントで
またYuyaさんの歌声を聞くチャンスがあります。
ぜひお越しください。

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11月26日、成田長寿院ご住職 篠原鋭一さん相談会を開きました [2017年12月01日(Fri)]

NPO法人「自殺防止ネットワーク 風」の理事長でもある篠原さんを囲んで、みんなでおしゃりしました。篠原さんは過去に3度、死にかけたことがあり、助かった命を大切に使おうと、今の活動をされているそうです。長年、自殺を考えている人たちの相談に乗り、その数約2万人にも上るとのこと。それらすべてボランティア。本当に頭が下がります。また、暴走族の少年たちも数多く受け入れこられ、怖そうに見える彼らが実は寂しさに涙している話など、胸に迫ってくるものがありました。

後半は個人的な相談や質問など、みんなでなごやかにおしゃべりしました。「またいつでもお寺に来てください」との温かいお言葉に、本当に今すぐ訪ねていきたくなりました。すばらしいつながりがまたひとつ増えたひとときでした。

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10月3日人権啓発指導者養成講座のご報告 [2017年10月20日(Fri)]

遅くなりましたが、風車が4コマを企画・運営した人権啓発指導者養成講座のご報告です。
120名近くの方に参加していただきました。

今回は性的指向・性同一障がいの人権、女性の人権、子どもの人権、若者の人権の4つのテーマについて、
それぞれの講師の方に講演いただきました。

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1コマ目はLGBTの当事者で、タレント、執筆、講演活動などをされている牧村朝子さん。
フレンドリーな話し方でしたが。内容はとても深かったです。

LGBTという言葉ができる前、性的マイノリティの人たちは歴史の中でどんな扱いを受けてきたか。
「相談してもらえる人」になるためにはどんなことに気をつければいいか。

そんな話をしてくださいました。

もっとも印象に残ったのは、「かわいそうな人を支援する」ではなく
「みんなの問題として受け止めませんか?」という言葉でした。


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2コマ目は女性の人権についてずっと取り組んでこられた弁護士の角田由紀子さん。

明治憲法では無権利状態だった女性は、戦後の日本国憲法でやっと権利を得ることができた。
でも、民法は明治民法の規定がかなりそのままになっていて、
相続における婚外子差別なども平成25年まで解消されなかった。
憲法を受けて刑法の一部は改正されたが、
性暴力犯罪に関する部分の、家父長制の思想から出てきた考え方も最近まで維持されてきた。

そのような歴史的な話から、現在論議されている憲法改正草案が
巧みに言葉を変えることで、家父長制を復活させようとする内容であることを話してくださいました。

知らないことがたくさんあって、憲法改正の草案も現憲法ときちんと比べて読んでみないといけないと思わされました。


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3コマ目は、子どもの人権、特に少年犯罪のことについて取り組んでこられた弁護士の石井小夜子さん。

子どもの支援のための基本法として、教育基本法、児童福祉法、少年法があるが、
教育基本法と少年法は子どもを支援では管理の対象とするという考えで、
子どもの権利条約から遠のいているということ。
そして、子どもの権利条約における「子ども観」について話してくださいました。

子どもは「分離」ではなく「共生」によって、地域のなかで育つものだ。
本当にその通りだと思います。

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4コマ目は大阪でフリースクールや生き辛い若者のための居場所の運営をしている山下耕平さん。

ご自身の著書のタイトルでもある「名前のない生きづらさ」というテーマで、
不登校やひきこもりによって肩書を失ってしまう生きづらさと同時に、
自分でも名づけようのない生きづらさがあるということを話してくださいました。

最近、増えてきていると言われる発達障害ですが、割合が増えたわけではなく、
社会のあり方が急激に変わってきたので生きづらい人が増えたということ。

精神疾患はDisorder、すなわちオーダー(命令)に従えないということ、
つまりやはり社会に合わせられないことから起こるということ。

発達障害者は人間の原点に近い存在。
敏感な人が多いけれど、じゃあ鈍感になればいいということではない。

こうしたお話を精神科医や支援者の言葉を引用して説明してくださいました。
このような生きづらい人たちを「治療」するのではなく、そのままで共に生きられる社会、
評価されない、弱さをさらけ出すことができる社会、
そういう社会にならないと、生きづらさは解消されないということがとても納得できるお話でした。


行政や教育関係の方たち、企業の人事担当の方たち向けに開かれているこの講座ですが、
もっとたくさんの一般の方たちにもぜひ聞いていただきたい内容でした。
来年度ももし風車の企画で開催されることになりましたら、またお知らせいたします。




9月9日風車市を行いました♪ [2017年09月10日(Sun)]

昨日、9時から13時まで、
風車1階のいつもはリユース食器の洗浄の仕事や親の会などを開いているスペースと、
玄関先の駐車場スペースを使って風車市を開催しました。

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風車の利用者さんの手作り品や持ち寄った不用品、
近隣のワーカーズ・コレクティブや関連団体の生活クラブで作ったお弁当、加工品、
飲み物、手作り品、採れたて野菜などが並びました。

野菜や不用品はほとんどが100円以下。
食品は無添加の材料を使ったもの。

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利用者さんの絵画やさをり織り、押し花などの作品も展示されました。

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買ったお弁当、飲み物、デザートなどでおしゃべりにも花が咲き……。
お天気にも恵まれ、とても楽しいひとときでした。

来てくださった皆様、ありがとうございました。

このようなイベントを通じて、風車のことをこれからもたくさんの方に知っていただきたいです。

次回は12月に開催予定です。


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