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2013年07月09日

【イベントレポート】6月2日 まちライブラリー 中川区下之一色地区お散歩

にんげん図書館では、地域にある人、文化、歴史、建造物・・・全てが、私たちに新しい世界を見せてくれる、わくわくさせてくれる、「本」と考えて、街ライブラリーという企画を実施しています。分野に詳しい人、地域に詳しい人を案内人として、街を散歩して、街の新しい姿が見えてきます。

今回は名古屋市中川区の下之一色地区を訪ねました。
なんとここは名古屋市でありながら、かつては漁師町だった地区。
昔の風情を残すものに出会いながら、街の記憶に出会うお散歩をしたあと、中川区の図書館と連携して、地域の郷土資料や、図書館・その他で所蔵する資料を通して、街の姿をよリ深く知る機会を設けました。

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◆フィールドワーク 6月2日(日)13:00〜
高畑駅で集合、権野行のバスに乗り、権野で下車。
30分ほどで一周できるほどのエリアを散策しました。
案内人は、土木構造物・橋・鉄道・地図好きな森さん、牛田さん。

昔はどんなお店があり、どんな風に賑わっていたのだろう・・と、もう出会うことのできない
風景を見てみたくなりました。

19世紀ごろの資料によれば、800余りの漁業を営む家があり、60艘の漁船が停泊していたとのこと。水産業を営む個人商店や工場、水産業を営む人を相手にした、商店や娯楽施設(パチンコや映画館もあった!)が立ち並ぶ繁華街。銭湯は7軒もあったそうです(今は1軒)

周辺では随一の繁栄を誇った街であったわけですが、昭和に入ってから、水質の悪化と伊勢湾台風の被害により、漁協権を放棄する漁船が相次ぎ、それに伴い人口減少、商店、工場も姿を消していきました。

建物があったと思われる土台や廃墟と化した商店の跡から、かつてここにあった街を思い描くことができました。お散歩していると、「ここには何があったんだろう〜???」と気になるところが一杯ありました〜。

お散歩途中で立ち寄った、街の駄菓子屋さん?のようなお店で、地域のおばちゃんから昔の様子を聞くこともできました。

◆事後学習 6月22日(土)14:00〜

中川図書館の図書館司書さんに、下之一色の歴史を知る、郷土資料等を収集、紹介してもらいました。さすが図書館司書さん、私達では選べないような本を紹介していただきました!

下之一色地区の海産物が名古屋の名物であることを記した、江戸時代の番付(今でいうランキング本)に掲載されていたことや、愛知県公文書館に問い合わせをして取り寄せていただいた、地籍図、名古屋市博物館が企画した浦安市との協働企画の際の資料など。
地域にアーカイブされている情報から、街の姿を知ることができました。

こうした郷土資料、街の姿が記された資料も、こうして光を当てることがなければ、人が出会うことのない資料。人の手により、価値ある情報として、人から人へと伝えられていくものと思いました。

参加者の中には、この地区の地図作成を担当したことのある某地図会社に勤めたことのある方や、このエリアに住んでいた方もいて、様々な角度によって、地域の姿が立体的に浮かび上がってくるような機会となりました。

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廃業した銭湯<ヱビス湯>


8営業している?水揚げされた魚介類を冷蔵する倉庫丸一冷蔵.JPG
かつてここで、水揚げされた海産物が保存・取引されていた


お散歩の様子.jpg
お散歩の様子


12唯一営業している銭湯.JPG
唯一営業している銭湯 新元湯 不定休営業のためのこの日はお休み・・。


13新元湯向いは数件の小売店?あとが並ぶ。何があったか分からない.JPG
昔は魚介類を売る小売店だったのかな??


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中川図書館での事後学習

2013年04月17日

4月14日(日)ひとライブラリー 井上淳之典さんの本棚

4月14日(日)にひとライブラリー、井上淳之典を行いました。

人を形づくってきた本の歴史を振り返って、本を通して、その人の見え方、考え方、人となりに出会う企画。ゲストは、井上淳之典さん。

【井上さんのプロフィールはコチラ】
 1959年名古屋生まれ。1994年よりらくだメソッドを取り入れた自学自習の学びの場、寺子屋 塾を主宰。教室経営の傍ら四日市、桑名、いなべ、名古屋等にてさまざまな地域づくり事業に 関わり、NPOや企業、大学等で研修講師、ファシリテーターを務める。
 詳しいプロフィールはblog「往来物手習い」をどうぞ!
 http://ouraimono.terakoyapro.net/?pid=1

今回は、井上さんが主宰されている寺子屋塾を行っている場所でお話していただきました。

打ち合わせの際に、「10冊くらい本を選ぼうかと思ったけど、選べない・・」という言葉を
聞いて、「では、全部持っててください!」と、お願いして、段ボール箱数箱分の本を持ってきていただきました〜。
箱から出した本を机の上に積み上げる・・。まるで古本市のようです。

小学校から、現在に至るまで、ご自身の仕事、活動のターニングポイントとなった本、人との出会いとともに振り返って語っていただきました。

高校時代には、庄司薫、高橋悠治、20代は、クリシュナムーティ、30代は、加藤哲夫、清水義晴・・と、出会ってきた本、作者の名前を時系列で紹介、年表化してお話していただきました。本の山の中から、本を発掘(?)して、本を紹介してもらいました。

その後、参加者が本の山の中から選んだ気になる1冊についてお話してもらう対話形式で進めました。
本の形態をとらない、楽譜や冊子、ジャンルもご専門のコミュニケーション、教育の分野だけでなく、子どもの頃に好きだったという昭和初期の郵便のスタンプ帳や糸井重里のサブカルチャー系の本まであり、まさに井上さんそのものを現す本の山!

私に、今見えている井上さんの奥にあるものを本を通して知ることで、また、その人の新たな姿を知ることができる時間となりました。
井上さん、ありがとうございました!

今回紹介された本の一部は、ブクログでも紹介しています。


〜参加者の感想〜
・本を知識で終わらせることなく、知恵につながっている。
 本が本を読んで、本が人を呼んでいるということを感じた。

・本から得た言葉が眠っているけど、生きている。
 どこかで種として自分の中で生きつづけていることがある。


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2013年03月27日

【イベントレポート】五感ライブラリー 春の森さんぽ 豊田自然観察の森で春を探そう

にんげん図書館の五感ライブラリーは、この世界にあるもの全てが私たちに、刺激や視点をくれる「本」と捉えて、出会う企画です。
今回は春の森に、カメラ持って、スケッチブックを持って、眼、耳、身体で春を見つけに行きました。
行先は、豊田自然観察の森

朝10時に豊田市駅集合。豊田おいでんバスに乗り、バスに揺られ、10分ほどで到着。
土の匂い、草木の匂いがする。
猪の足跡がある。
芽吹いた木の芽の緑が鮮やか。
耳を澄ませば、風の音が聞こえる。

五感から、森の音や匂い色を感じることができました。

日当たりのよいところを見つけ、お弁当を食べ、めいめいが好きな過ごし方。
昼寝をする人、絵を描く人、音を聞いてそのイメージを絵に描く人。

森をたっぷり楽しんで、帰ろう・・と思ったところで、参加してくれたまりえちゃんの知り合いのインタプリタ―の方に出会いました。
「森を案内したるよ」ってことで、春の森を案内していただきました。

おたまじゃくしの卵や、杉、ヒノキの見分け方を教えてもらったり、
いつも春になるといい匂いがする正体はヒサカキという木であることを教えてもらったり。
私達だけでは気づかないことを、インタプリタ―の眼を通して、教えてもらいました。想定外の出会いに感謝!また行きたいな〜。photo.jpg






【イベントレポート】3月15日 ゆめぐるU@中村区 

まちライブラリーは、街を本と見立て、街にある文化、街に生きる人々に出会う企画です。
今回は銭湯をこよなく愛する女子大生の2人組が中村区銭湯に行きました。
前回、10月23日に続く2回目の企画。

今回は中村区の清正湯に行きました。
清正湯→http://www16.ocn.ne.jp/~aiyoku/webmap/nakamura.gif

中村区の銭湯を制覇した、谷さん&坂本さんに出会って、始まった銭湯めぐり企画。
お二人が大学を卒業、社会人になり、そのお祝いも兼ねて実施。
清正湯はなんと、谷さんのご実家でもあります!

参加者で清正湯に到着。
おじちゃん、おばちゃんで賑わっていました。
(どうやらこの日は高齢者は100円の日とのこと)

普段見慣れない顔がぞろぞろとお風呂に入るので、珍しがられ、質問攻め。笑。
おばあちゃん:「あんたたちは、どっから来たの〜?」
「中川区、安城市・・色々です」
おばあちゃん「なんで知らんとこの人が出会えるの??」
「インターネットでお知らせしてみんな集まったんです〜」
おばあゃん「ほぉーネットであんたたちは知り合ったんかね!ちょっとこの人たちネットで知り合った人たちらしいよ〜!」

近くにいたおばあちゃんに話しかける。インターネットで知り合う、出会い系、怪しい・・とばあちゃんには映ったようです。

お風呂出た後も、おばあちゃんたちの賑やかなおしゃべりは止まらず。
会話がキャッチボールではなく、ドッチボール。みんなが好きなこと話してました・・笑。

その後、中村公園参道沿いの居酒屋で乾杯。
面白かった〜。
女子大生2人が卒業した後も引き続き銭湯めぐりは企画していきます。








【イベントレポート】3月3日 人生すごろくワークショップ 本との思い出編

モリコロ基金助成金事業のイベント第1弾を行いました。
すごろく研究所の西村健さんをファシリテーターにお招きしたワークショップを実施しました。
あの時こんな人にであった、こんな体験をした・・ こんな本、漫画を読んだ・・
という人それぞれに違う出会いが、今の自分を形づくっています。
自分を形づくってきたものを思い出して、すごろくにして楽しく遊んで、シェアをするワークショップです。

生まれてから、今に至るまで出会ってきた本(漫画、絵本、映像メディアも含む)との思い出、
それらとの出会い方、場所の思い出を振り返って、付箋に書き出し、参加者でシェアしました。
「これ読んだ読んだ!」「懐かしい!」と、お互いに共感できたり、もっと知りたいと思えるところがたくさん見つかりました〜。

その後それぞれ気になった付箋について、参加者同士でエピソードをシェア。
そして、その付箋を駒にして、すごろくをつくり、遊びました〜。

1回休み、5マス戻る、この駒に止まったら歌を歌うこと・・など、遊び心一杯で、コマの内容を考えるのが楽しかったです。
子どもの頃、自分で駒をつくって遊んだな〜ととても懐かしい気持ちになりました。

遊びながら、お互いの興味関心を本を通して垣間見ることができる大変面白いワークショップでした。年齢や所属を変えて行うとまた、面白いだろうな〜と思います。
実施先も募っておりますので、興味のある方は是非、お声かけください。

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2012年12月16日

【イベントレポート】だれでも一日古本屋店主 一箱古本市

「みかん箱一箱まで」を制限に、だれでも店主になって古本を販売する古本市。
2005年、東京の谷中・根津・千駄木で開催された「不忍ブックストリートの一箱古本市」から始まり、今や全国で実施されています。
地域資源長屋なかむらで、一箱古本市を実施しました。

当日は4団体・個人が出店。店主の個性あふれる、思い思いのお店や、ディスプレイでした。


茜色の空
主宰者山本のお店です。
家の本棚をあけるべく、思い切って、出品しました〜。

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みずたま文庫
子どもたちが遊びごころたっぷりにディスプレイしたお店でした。
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【イベントレポート】11月11日 おとなゼミ発表会

自分が探求したい、調べたい、好きでたまらないテーマを1人1テーマ設定をして、各自調べたり、実践をして、発表する『おとなゼミ』の発表会でした。

大学の頃は、じっくり考えたり、調べる時間があったけど、社会人になるとなかなかそんな時間を持てません。また、社会人となり様々な経験、出会いを重ねることで、学びたい、好きなテーマも変わっていきます。大学のゼミ、研究よりも緩やかに、日々調べつづけ、学び続けている途中をシェアする〜くらいの緩やかな場として企画しました。

事前にエントリーして、テーマをシェアして、取り組んで来た方が発表しました。
テーマ↓↓
『読書と人の関わり方』『南方熊楠』『街の記憶』『サードプレイス』『図書館の在り方』
発表方法も、テーマも様々でした。
誰かの学びを知ることは、自分には見えてなかった世界をその人の眼で新しい世界を知る楽しさがありました。次回、第2回も年明けくらいに呼びかけて行いたいと思います。

発表していただいたみなさんお疲れさまでした。
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2012年10月24日

【イベントレポート】街ライブラリー ゆめぐる@中村区 

人々に新しい世界を見せてくれ、刺激、知恵を与えるものが本であるなら、
街にある全てのものも本と言えます。
街にある【本】に出会い、そこに暮らす人々を通して、それらの【本】を愉しむ企画がまちライブラリー。
10月24日(水)に、にんげん図書館が場所をお借りしている、地域資源長屋なかむらがある、名古屋市中村区の銭湯に行く企画を行いました。

銭湯をこよなく愛し、銭湯(戦闘)めぐり企画を行う女子大生の谷さん・さかもっちをゲストにお招きしました。銭湯が地域にある意味を人との出会いから実感し、一緒に銭湯に行く企画「ゆめぐる」をすることで、思いを伝える取組をしています。

当日は、24日当日夜に地域資源長屋なかむら集合。
みんなで歩いて徒歩7分ほどの日比津湯へ向かいました。
牛乳石鹸のかわいい暖簾をくぐり、電気風呂、薬湯、ジャグジー風呂を愉しみ、30分後に集合。
大きなお風呂に入った後は、身体がほかほかしますねー。
本陣方面に歩いて、近くのお店で乾杯!の前に、串カツの「本陣」で味噌串カツをほおばりました。そして、みんなで乾杯!
次回もまたお風呂に行きたい!と言って、解散しました。

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2012年10月04日

【イベントレポート】おとなの絵本学

大人と子どもが絵本に出会う場所、おとなの絵本学を開催しました。
NPO法人ベルフェアさんと連携した企画。
ベルフェアさんの運営する障碍児デイサービス施設に通う子どもたちが、参加者の方へのお茶出し、お菓子づくりを行います。中高生の子たちがおもてなしを担当。小学生の子どもたちは絵本を読みに来てくれました。

絵本のテーマは「父」ということで、いくつかアレンジしてご紹介しました。
アートセラピー、カウンセリングのお仕事をされている方も参加してくださったので、絵本の中の登場人物の心理的な成長に目を向けて、読むこともできました。

絵本には色々な見方があり、色々な感情を抱く、気づくことができます。
奥が深いです〜。

毎月一回、大人と子どもが自然に出会う場になっていくとよいなと思います。

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2012年09月25日

【イベントレポート】土木を愛でる

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様々な興味関心を持つ人、職業に就く人をお招きして、その人の背景にある本に出会う、ひとライブラリーのイベントの報告です。

今回は「土木を愛でる」
人間が生きていくために、人々が遺してきた橋、道路、ダム…。
そんな土木構造物をこよなく愛するお二人をお招きして、たっぷり愛でました。

1人目の愛でる人は、うしだよしゆきさん。好きな領域は、鉄道、道路、ねじりまんぽ(今回初めてしりました・・)
 ねじりまんぽとは、鉄道や橋の下のアーチを煉瓦をらせん状に積み上げてつくった工法のもの。積み上げられた煉瓦の模様が美しく、愛でるポイント。そして、明治、大正時代につくられたもので、日本の鉄道、道路が整備されてきた近代化の歴史も見えてきます。
 
土木建造物に出会うことで、過去から自分を見ることができる。
して、今、現在ある土木建築物も未来に出会う人にとっては歴史的なものになるかもしれない。それが、魅力とのことでした。

2人目の愛でる人は、森建輔さん。
好きな領域は、地図、地形、坂道など。
驚きだったのが、名古屋の標高地図。この地区の高低差を色で塗り分けて示した地図。

今自分が住んでいる地域が、昔は谷だった、沼だった、川だった・・・ということを、意識すっることなく暮らしていますが、標高地図を見ることで昔の姿が見えてきます。
名古屋城は高台の上に立っているんだ・・と、実は合理的な判断を元に、昔の街もつくられたんだなーと、驚きました。地図には実は見えていないたくさんの情報が詰まっているのですね〜。

自分とは、違う人を通して、この世界を観る時、たくさんの発見があり、それを人との会話、出会いの中で知ることがとっても面白いと思いました。
にんげん図書館の過去のイベントの中でかなりの好評!な企画に思いました。
第2弾や、遠足企画もやれたらいいなーと思います。(茜)

【参加者の感想】
●愛でるにふさわしい、重箱をつつくコーナー、コアネタの深さに圧倒されます。
地図を見る切り口が変わります。

●面白ろかったです。カメラ持って遠足に行きたくなる。連れてってほしいです!
 世の中は知らないことだらけ・・・。

●土木の中で橋と川、地形について歴史の観点が加わったことで、より興味を持って聞くことが できました。

【こんなことやったら面白いかも!】
●各自キュンとした場所を撮影。森さんが解説する企画。

●遠足。暗渠を見に行く。

●オリジナル地図をつくる(参加者それぞれの視点からの情報が地図に表現されるようなもの)