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2019年11月25日

【イベントレポート】小田井写真館

地域の皆さんから集めた写真を眺める小田井写真館を行いました。

この取り組みの発端は4月に、小田井の街並みを描いたペン画を展示する企画に参加したこと。
こうした資料を大切にしていく何かをしたいね・・と地域の街づくり団体の三ツ川タウンの伊藤さん、長善寺の蒲池さんとお話ししていたことがきっかけです。

地域の古い資料や写真に出会うとなんとかして残さなくてはという気持ちに駆られます。
でも、未来永劫、持続できるような責任や体制を取れるだろうか?と考えた時に、そんなことはまだまだできないし、形にするよりも大切なことがあるのでは?ということを思いました。
どこかに保存され、いつでも見られる環境になった途端、それもまた風景のように特別感のないものになり、埋もれてしまうのではないかと思います。

地域の中に残る写真や資料に出会う、大切に思う、出会う機会をつくることがまずできることなのでは??

それなら地域の人に声をかけて集めてみようということで、小田井写真館という企画は生まれました。


写真と一緒に、その地域の地図や新聞、関連資料も集めました。

この街に最近住み始めた人、30年前から住んでいる人、住んだことはないけど、地域の歴史が好きな人、様々なところから「まち」に関わる人が来て、写真を手に取り、おしゃべりしていきました。
通りすぎてしまった時間の空気や風景。かつて自分が立っていた場所、風景を思い出す。
ポツリポツリと話すそんな時間を過ごすことができました。

今回の取り組みに賛同いただき、写真を提供してくださった方
また地域の方にお声掛けして集めてくださった、三ツ川タウンの伊藤さん、長善寺の蒲池さん、ありがとうございました。


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2019年07月25日

【イベントレポート】病と共に「はたらく」「生きる」を支えるシラベルワークショップ

日時:6月29日(土) 参加者:12人 会場:鶴舞中央図書館

鶴舞中央図書館で「病と共に「はたらく」「生きる」を支えるシラベルワークショップ」をにんげん図書館主催で開催しました。

シラベルワークショップとは・・
あるニーズを持つ架空の人(ペルソナ)に対して、おすすめする情報(本・ウェブ・冊子等)を協働で探してまとめるというのがシラベルワークショップ。
京都で開発されたのを名古屋で実施しました。

今回のテーマ
京都でのシラベルワークショップでは、まちづくりをテーマに行われることも多いと聞いてましたが、今回は、図書館が自分の生活、人生にとって身近なものであるということを体感してもらう、市民の生活に身近な情報について考える機会にしたいと思い、医療情報をテーマにしました。

そして、その情報を持つこの地域の専門家や支援機関にも出会える機会としたいと思い、地域の非営利組織と協働することにしました。がんの方が、生活や就労を継続することを支援する「仕事と治療の両立支援ネット-ブリッジ」服部文さんと、インディペンデントライブラリアンの小嶋智美さんにご協力していただきました。

シラベルワークショップとはどんなもの?

がん治療中の鶴舞花子さんを取り巻く2人への情報(図書館にある本やインターネットのサイト、人や組織)をラブレターとしてまとめてるというワーク。夫、鶴舞浩二さんと、花子さんの職場の上司である昭和和夫さん(名前考えるのが楽しかった!笑)。
そして、この事例は、現実のものと離れたものとならないよう、当事者の声にいつも接している、服部さんを始め、医療関係者と検討を重ね考えました。

まずは自己紹介、お互いを知る
参加者は超多様な方が集まり、福祉機関の支援職、看護師さん、デザイナー、お寺の坊守さん、図書館司書、中間支援NPO、こども関係のNPO・・みんなの強み、得意、好きを分かち合う自己紹介。そもそも「がん」の治療についてよく知らなかった・・ということで、「仕事と治療の両立支援ネットーブリッジ」服部さんに解説をしてもらい、疑問点を解消。

さぁ、図書館の棚へ行ってみよう〜と図書館のフロアーに旅立つ。皆さん本を探しに行きます。
「図書館でこんな宝探しみたいなことができるんだ!」と、楽しそうでした。
「いつも子どもの本のコーナーしか行かないのに・・!できるかな」と最初は不安げだったある参加者さんも、楽しそうに本を探しては持ってきます。

病気だから、乳がんだから医療関係の本!を集めるでもなく、病と生きる個人が病と向き合いながら生きるという視点で、餃子の本、料理の本、ホリエモンの獄中記(そんな視点もあったなんて!)・・を持ってきた人もいました。

当たり前で忘れがちなのですが、病気になった人は、その人の人格すべてが病になるわけではなく、いろいろな好きなこと、わくわくすることを持ちながら、生活し、生き続ける人です。
その人の助けになる情報は必ずしも病気の本ではありません。

こんな本があったら、楽しいかも?と思いを馳せ、発想を広げ、図書館にある本の森、インターネット空間を探索し、発掘してきてくれました。


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「お題のための本を探しに行ったのに、自分が借りたい本も見つけてきちゃった〜」という人もいました。実はそれは裏の狙いでもありました。自分が読みたい本ではないという切り口から偶発的に本が出会えることもあるのが図書館という場所です。


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そして、最後に情報のラブレターとして、鶴舞浩二さんと、昭和和夫さんに届ける情報源を模造紙にまとめて発表しました。
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感想も様々
図書館司書さんは、つい病気について聞かれたら、病気の棚をご案内してしまいがちだけど、いろいろな視点を持てることを感じた・・
お寺の方は、お寺と図書館の共通点がわかった・・
看護師さんは、患者さんの声を聴くということの大切さを感じた・・
いつも子どもの本の棚しか行かないから楽しかった!
服部さんからは、このワークショップ、医療関係者や病院にある図書館と一緒にもっとできないかな?!というご意見もいただきました。
それぞれに新しい視点を持ち帰ってもらいました。

善意を持つ人により情報は暴力にもなる
小嶋さんからはがんや、がんになった人のことを知る際に参考となる情報源、よくある医療の疑問や誤解に応えるために発信を続ける専門家のサイト、図書館の種類別の活用案内(病院にある患者図書室は一般の人も病気を調べるために利用できる、など)がありました。併せて、善意による情報提供であっても当事者を傷つけることがある、専門的な事柄はまず専門家を頼った方がよいという話もありました。

今回、当事者に医療情報を届ける立場になることで、「誰かのため」は本当か?ということを問う機会になればと思いました。でも、「知る」ことは助けにもなること。そんなことを日常の中で思い出してもらえたら嬉しいです。

小嶋さんが最後にお話してくださったスライドです。
誰かの支援に携わる方には是非読んでもらいたいです!

小嶋さんのスライドはこちらをクリックするとみられます。




2019年06月04日

【イベントレポート】まちデータ道場@名古屋 松葉公園 IN名古屋市中川図書館

まちデータ道場@名古屋 松葉公園おさんぽ in名古屋市中川図書館
日時:6月2日(日)10:00〜15:00
参加者:10名

2017年より、地域について調べたり、お散歩して、情報をウィキペディアやオープンストリートマップに記述するというイベントの運営を数回行ってきて、30人集めるイベントを1年に何回もやるのは大変!と思いました。(裾野を広げる機会も大事なんですけど)

 通常そうしたイベントでは、時間の制約上参考資料は主催者側、図書館がある程度用意して会場においておくという形となる・・。

それが、お客さんと運営側と分けてしまう、参加者に調べる楽しさ、調べる大変さ、調べるめんどくささを体感してもらいたいな・・という思いもあるのに、お膳立てしてもらうお客さんになってしまうこと残念だと思っていました。日々、「調べる・知ることを楽しむ」感性や力を育てていくようなこともできないものかと。

 もっとこじんまりと、ウィキペディアタウンで主催者側が行う事前調査、資料集め一緒にやるようなことはできないものか?と初めたのがまちデータ道場。

 まちデータ道場は、ウィキペディアの記述とオープンストリートマップの記述両方やる場所で、名古屋でのウィキペディアタウンの運営に協力をいただいてきた、かんたさん・円周率さんを運営メンバーに2ヶ月に1回くらいやりたいな〜と思っています。

今回の街歩き先は、松葉公園。地域の人が使う公園・・。
最初に自己紹介。
そして、参加者には図書館とウィキペディアタウンの連携とか、ウィキペディアタウンの効果的な運営を卒論のテーマにしたい大学生も参加しており、他の参加者が、話を聞かせて!と、前のめりになる・・笑


街歩きをする前に、この地域はどんな地域なのか?と地図を眺めて話しあう時間をとりました。
名古屋の中でもどのあたりにあるのか、どんな地形にあるのか。
伊勢湾台風で水没したあたりだったのね・・
ここに市電、下之一色線が走っていたのね・・

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通常町歩きをするのは、誰もが知っている、聞いたことがある歴史ある地域や文化財がある場所なのですが、何気なくつかっている地域の人が休日に野球をしたり、遊んだりする公園には、何か歴史はあるのだろうか???という感じでした・・何にも歴史がないということはないんですね!

なんと現在の上皇の生誕の記念事業として整備された市内10カ所?(←9カ所という資料もあり)の公園の1つ。

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あと、ラジオ放送の普及を目的に設置されたラジオ塔がある公園。(現在名古屋市で残っている公園もわずか)このラジオ塔は土地区画整理組合からの寄贈ということで、その根拠となる資料を調べたいと思ったけど見つけられず・・・。公園開設当時の資料には、他の公園の付属設備にも「ラジオ塔」というのが書いてありました。公園には必須のアメニティーだったんですね・・。

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午後からの編集の前に、中川図書館鈴木さんより、図書館にある資料の紹介タイム。
昔の古地図、中川区の郷土資料について図書館がまとめた資料を紹介してもらいました。
こうした日々の司書さんの積み重ねがあるから、調べることはできるんですね。



オープンストリートマップチームの説明にはなんと大きなディスプレイを持参してくれた参加者がいて、かんたさんにディスプレイで見せながらの書き方解説をしてもらいました。画期的!
松葉公園のオープンストリートマップの画面を見ると道が書かれていない・・
GPSのログから書くことができるんだ?!へぇ〜という声が上がる。
今回は街歩きの時のメモシートを作ってきてくれた方、ディスプレイを持ってきてくれた方もいて、みんなの知恵を持ち寄ったり、その場その場でつくりあげていくことがとても楽しかったです。

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オープンストリートマップには道が書かれていなかったり今はない建物があったりしたので、それらの削除や街灯やベンチを追加。

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ウィキディアチームは松葉公園を記事としてかくための参考資料を調べました。
図書館の郷土資料の棚に行ってみてみる・・パラパラみる、ここにこんなのあったよ〜と
話すして情報カードづくり。土地区画整理組合系の資料は見つけられなかったので、またやりましょうとなりました。その時だけになる、その時間に終わらなくちゃと焦るのでもなく、見つからなかったからまた次やろうっていうのがいいですね。

2019年03月29日

図書で調べて編集するオープンデータワークショップ

3月21日(木)10;00〜17:00 参加者:27名

にんげん図書館と名古屋都市センターと共催で実施、図書で調べて編集するオープンデータワークショップを開催しました。←ウィキペディアの編集とオープンストリーとマップの編集一緒にやる=オープンデータソンということで他の地域ではやってます。


午前中は尾頭橋がどんな地域なのかを理解する尾頭橋ミニ講義を、名古屋都市センター元研究員、名古屋都市計画史の編纂にも携わった杉山正大さんにお話いただきました。
江戸時代には佐屋街道が開かれ、明治、大正、昭和期の街の交通網が整備された頃には市電が走り、江川線が整備されていったこと。街が遂げてきた変化をお話しいただきました。

そして街歩きへ出発。解説してくれる人が現地にいるというスタイル(ブラタモリ風)
佐屋街道の道標を眺め、堀川にかかる橋を通り、右手にウインズ名古屋(場外馬券場)江川線の横断歩道を渡ると尾頭橋商店街。名古屋の主要な道路である江川線の「江川」は川のこと。

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もっともっと北に行くと、かつては川があったので江川線。尾頭橋の江川線の下には川はなく、もう少し西の方にかつては走っており、今はどうなっているのか??はわかりません。


不朽園に到着し、社長さんのお話を聞きました。
尾頭橋といえば、不朽園。この地域で和菓子を製造販売している老舗です。

お彼岸の日の和菓子屋さんでお話をしていただくなんていいかしらとドキドキお願いしたら快くお引き受けいただき、最中まで参加者にいただける!!

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1927年大須で操業を開始し、戦後、尾頭橋の地にお店を移しました。
当時の街のにぎわいの様子、生活文化の変化による和菓子業界の変化についてのお話を伺いました。昔は、ナゴヤ球場野球中継を7回くらいまで家のテレビで見て、8回以降、ナゴヤ球場が無料開放されるタイミングで家か走り、野球を見に行く・・ということもしていたそうです!


そのあと、金山・尾頭橋の交通、市電尾頭橋電停について、うしだよしゆきさん(富士山滑り台研究家)→富士山滑り台の研究家だけど、色々お話できる方なのでお願いしました。
今は金山総合駅となり、交通の結節点となっているけど、長く金山には駅は存在していなかった。
金山⇄尾頭橋を結ぶ路線はなかったこと。今の風景を当たり前のものとしてみているけど、その時代の交通網により人の動き、街の姿も違ったのですねぇ。

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街歩きが終わり、午後は編集タイム、そして発表。
最後にオープンストリートマップ&ウィキペディアの成果発表と両チーム混ぜこぜにしての振り返りを行いました。

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後日、「ここをこうするべきだった、ここが足りなかった、もっと調べたい、修正したい・・」とい意見も出てきて、継続的な場をつくりたいとも考えていたため、4月20日に実施します。

地域の資料、地域の歴史に親しむ、学び合う場所とツールを習得していく場。
記事をみんなの手でよりよくしていく場。
こじんまりとつくっていきたいなと考えています。
そんなことをしたいという仲間もできてきました!

事前準備チームのみなさん、当日フォローしてくださった方々、ほんとにありがとうございました〜。今回は事前の準備をチームをつくってやってみたのが新たなチャレンジでした。
準備も含めて文献にあたる、手足を動かして街に触れるようなことを、会を実施するまでの過程に設計できるといいなと思いました。


2019年02月19日

本を読まなくても参加できる読書会をするわけは 

2月16日(土)10;00〜12:00
参加者:8名

本を読まなくても参加できる読書会、つんどくらぶ「内臓とこころ」でした。

この本で3回目!第3章、最終章を読みました。
3回もやったからこそ、この本が深く読めた、この本の中でたくさん出てくる言葉「内臓思考」「大脳思考」「遠」という意味もわかってくる、理解が積み上がり、最後まで読めたように思います。前回の振り返りとして、前回、前々回参加した人にどんなことが印象に残ってる?どんなことを話した?ということを聞いてお話ししてもらいました。

その中で、読んだのに「あーなんだか全然覚えてない〜アハハ〜」
というコメントもたくさんあったけど、「覚えてないアハハで」いいのではないかと、一番最後に一人で振り返って気づいた。

本を読んだのに何も覚えてないから、読んだ意味がないとか、本を読んだことを覚えているから身になっているとか、買ったのに身になってない・・と考える、損得で考えることがこの本で伝える「大脳思考」であり、面白いと感じる、その人自身の人生や生活につながる実感があり、楽しいという心の動きがあったらそれでいい。それが「内臓思考」
そして読んだこと、感じたことは自分の無意識の世界につながって、何かどこかで意識や視点や行動の変化となっている「かも」。

この本は講演録であり、急に話がぶっ飛んだりするところもあったりして、一人で読むとくじける本で、買ったけどつんどくしていた本だった。人と話しながらだから読めるんだなぁ。

毎回毎回、新しい人が参加してくること、本を読むことを気楽に楽しみ、気楽に話す。
その著者の信者のようになっている人たちの集まりでもなく、知識のある人が優位に立ち、ひけらかすような場でもなく、閉じた仲間のような集まりでもないから、新しい人も、普段本を読まない人も入れる場になっているのだなぁと思う。




なぜ「本を読まなくてもいい読書会」をしようと思ったのか

読書にはたくさんの「ねばならない」こと、本を読むことそのものが何か高尚で難しそうで、自分には縁遠いものと思わされているということが多いから。

読んでない、わかってないとバカにされるとか、話に入れない・・
読んでいる人や知識のある人の方が優位に立つ関係性がある・・。

それもこれも、本を読むことを「義務、苦しい、つまらない、こむつかしい」ことであるかのように刷り込まれててきたことだと思う。

本を最後まで読んでない、つんどくばかり・・それでいけないなんてことはない。
もしも読めなかったら、積ん読になったなら、また話しましょうね〜バイバイーと思っていいのではないかと思う。

「ねばならない」から読むのではなく、自分が楽しいから読む。そんな風に本と付き合えることを願って、つんどくらぶを続けてきたのです。

本を通した対話の場、これからも楽しく続けていきたいと思いました。

2019年02月17日

まちのたね図書館@長善寺

日時:2月9日(土)9:30〜17:30
会場:長善寺(名古屋市・西区)
運営協力:名古屋市山田図書館 参加者:10名

まちのたね図書館を企画したいきさつ

街歩きをした後、図書館の本や資料で調べる・ウィキペディアに記述する・・というウィキペディアタウンを、図書館主催で行うことのお手伝いを一昨年、昨年とさせていただきました。

街歩きを行う、図書館主催で行う大掛かりなウィキペディアタウン、これも楽しくてインパクトがあるけど、もっと小規模の参加者同士がじっくり学び合うようなこと、大掛かりではなくできるような形もやってみたいなぁとぼんやり思っていました。

今回ご協力いただきました山田図書館の司書さんと色々話す中で、
「小規模」
「図書館の主催ではない」
「ワンテーマ」

そんな形も実施できるねぇという話が出て、小規模・ワンテーマウィキペディアタウンをやってみようとなりました。

地域に存在する様々な街の宝物、街の種(地域資源)を一つ一つ拾って集めるようにしていきたいということで「まちのたね図書館」という風に名付けました。

今回の舞台は・・名古屋の西区の長善寺。


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長善寺さんは、にんげん図書館主宰の山本が個人で行うイベントの会場としてお借りしており、地域の人々のコミュニティとしての場をつくっていたり、お寺へのおそなえを、仏さまからのおさがりとして、子どもやひとり親家庭などを支援する団体につなげ、お菓子や果物をおすそわけする「おてらおやつクラブ」という社会貢献活動にも参加するなどの取り組みもしています。

そんな長善寺、私は、今まで歴史に目を向けたことがありませんでした。
1538年に心養坊として建立、その後1647年に長善寺に寺号を改めたということ・・ということは・・400年もの歴史あるお寺だったのですね・・。
そして、江戸時代の茶人の高田太郎庵のお墓や佐々成政との関係があること。

午前中はお寺について理解を深めるため、長善寺さんや、真宗についてのミニ勉強会と、山田図書館さんで集めていただいた資料を紹介してもらいました。

お昼ご飯は、この地域で活動されている、三ツ川タウンさんに、お弁当をつくっていただきました!お味噌汁までつけていただき、とっても美味しかった。


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午後は前住職・蒲池勢至さんにお話いただきました。

漫然とみていた本堂のご本尊や掛け軸の意味を改めて深く知る機会となりました。また、前住職さんは、民俗学の研究者でもあり、今回、資料の準備の過程でも前住職さんが執筆された資料や著書に多く出会いました。


長善寺の歴史を見ていった時、美濃路・起宿の林家とのつながりが見えたり、半田市の小栗家の方がお寺に弟子入りした際に寄進されたという掛け軸(十字名号)があり、地域への広がり、物語を感じ、自分ごととして楽しめる、自分とつながるという感覚を持ちました。


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午後は、調査と記述。
午前・午後の学びを踏まえ、どの項目を書きたい??ということを皆さんとシェア。
1538年に心養坊として建立、その後1647年に長善寺に寺号を改めたという経緯や、寺宝、江戸時代の茶人の高田太郎庵のお墓や佐々成政の菩提寺があること・・
役割分担をして、そんなことを中心に調べて、記述していきました。
太平洋戦争中に資料を消失しており、お寺で保有している資料ではなく、図書館の地域資料をもとに調べて記述しました。
開催場所も和室というのもあってか、とても落ち着く・・。


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記述したのはこちら。ウィキペディアの長善寺のページ



参加者同士のコミュニティづくりへの可能性や取り組みやすさからも、大掛かりなウイキペディアタウンに対しての一つのあり方としてまた実施していきたいなと思いました。小規模になればなるほど、参加者がじっくり学ぶ、ウィキペディアを書くことも習得する時間も余裕も生まれますが、図書館がどう関わるか・・というところは難しくなるようにも思います。
一つのやり方として、小規模なウィキペディアタウンをまた実施したいなと感じました。

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実施にあたってご協力いただいた長善寺や図書館の鈴木さん、実施の費用のカンパをいただいた方、ありがとうございました!

2018年12月23日

【イベントレポート】まちマップ道場@名古屋

日時:12月8日(土)13:15〜17:00
場所:八熊コミュニティセンター 参加者:9名

にんげん図書館では、3月の下旬に、オープンデータソンというイベントの実施を予定しています。オープンデータソンとは誰もが情報の担い手、書き手になり、発信に参加できるウィキペディアや、オープンストリートマップというインターネット上のツールを活用し、地域について知り、調べ、学んだことを参加型で編集するイベントです。

オープンデータ?オープンストリートマップ?ウィキペディア?
なんだか難しそう・・・よくわからない・・・。
そんなイメージを持たれるかもしれません。
そんなわけで、街歩きをして、誰もが編集に参加できる自由な地図、「オープンストリートマップ」の編集体験を行いました。

オープンストリートマップとは・・?
誰もが地図の書き手となり、道一本、街路樹一本から書いていく。フリーの地理情報データを作成することを目的としたプロジェクトです。この地図は、二次利用(チラシ等で掲載して使用することなど)もできます。ここに書いてある地図情報は、一人一人が少しずつ書いたものです。
オープンストリートマップの国内の情報共有サイト
オープンストリートマップ プロジェクト本体のサイト

講師には関西でオープンデータに関するイベントをされている坂ノ下勝幸さんをお招きしました。
今回歩いたエリアは、名古屋市・中川区「尾頭橋」尾頭橋は金山駅の隣の駅、徒歩で行けるところでもあります。

趣旨説明のあと、街歩き・・。
「地図に編集する」という視点で街を歩くので、普段こんなにじっくり見ない!というところまで見てメモメモ。神社の狛犬がここにある・・入り口はここにある・・公園のベンチはここにある・・参加者それぞれが気になる視点で見ていきます。
名古屋の遊郭といえば、中村区の中村遊郭や大須の旭遊郭を思い浮かべる方も多いですが、尾頭橋にもかつて遊郭がありました。そんな名残を感じる建物を発見しながらの街歩きでもありました。
かつては市電が走る街、映画館もあったということ。今は、尾頭橋は行ったことがないという方も多いような気がしますが、かつての姿を想像しながら歩く街歩きでした。

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12月初旬までは暖かったのにこの日はとっても寒い・・・!!
しかし、みんなで歩くから大丈夫に思えます。。


街歩きが終わったらいよいよ編集。
オープンストリートマップの画面に入り書いていきました。
参加者それぞれどんなところを書くかをシェアしていきましたが、その視点も人様々で面白い。

「建物の高さ」が気になって記録していたので、それを書きたいという方もいました。
どんなお店があるか、何があるかだけでなく、そんな視点で街を見てみるのも面白いですね。

オープンストリートマップの画面をみんなで同時編集するので、街の詳細な情報が次々と書き込まれていきます。インターネットの地図の世界が賑やかになっていくのを眺めるのも楽しいです。

特別な技術がいるのかな?と思っていましたが、ブログのようなツールを使っている方ならできると感じるものでした。

最後の振り返りの時間にはオープンストリートマップの活用の事例をお話ししていただき、皆さんで意見交換をして終了しました。

「地図」というのは、スマホでグーグルマップを見るように、普段与えられるものとして使っています。「自分たちの手でつくる」という関わり方ができるということが新鮮な体験でした。
つくる側の視点にたってみることで、見えてくるものがあります。
自分ではない誰かの視点があるからこそ地図の情報は豊かになります。

誰と、どんな場面で地図を使うのか・・そんな風に考えていくと楽しいことがたくさんできそうだな〜!わくわくする時間でした。

ご参加いただいたみなさま、講師の坂ノ下さんありがとうございました!

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2018年12月21日

【イベントレポート】12月1日 つんどくらぶ 内臓とこころ

12月1日(土)9:30〜12:30 お題本「内臓とこころ」
本を読まなくても参加できる読書会「つんどくらぶ」の第17回が行われました。

「読書会」というと、その本について詳しい人、専門的な人が参加するもの。
本をちゃんと読めてない、わからないこともたくさんある・・
こんな自分が参加しても楽しめないのではないか・・
どこかでみんながそう感じているように思います。

様々な暮らし、生き方をしていて、好きなことや見ている世界が違う人が集まるからこそ、その本に違う視点が与えられる。様々な人がいるから理解が進む。

多様性の中でこそ、新しい理解が生まれるような読書会がやりたいと思い、始めたのがつんどくらぶです。毎度毎度、あー面白かった!という気持ちになりますが、出てきた話が様々に広がり記録を書くのがとても難しいのがつんどくらぶ・・。

本の中の主要な部分を決めて、みんなで輪読。
その後、意見交換というシンプルなやり方です。

「声を出して輪読する」というのは、読書会の中では後半の対話のための付随的なことなのに、実はこれがとても心地よい時間でもあると感じます。小学校の国語の時間を思い出しますが、大人になると声に出して本を読むということはしなくなりますし、声に出してみて気づく、よく読むということもあるような気がします。

人それぞれのタイミングや声が様々。それらを感じながら共鳴する、共有する時間がいいなぁと思います。

お題本の「内臓とこころ」(三木成夫)の第2回目。
人は生きていて、「頭で考えること」が重要、原因と結果で結びつけられることが重要・・と思いがちかと思います。頭に対して、見えない部分の内臓の世界。
宇宙のリズム、内臓波動・・そんな得体がしれないものこそ大事。
生きることの根っこを支えているのは、感覚なのであるということを考える本です。

参加者の感想をご紹介します〜。
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●濃い! 時間短い! もっと語っていたい!!(笑)こんなにも気づきと発見がたくさん発掘されるとは・・・宇宙…地球…生命…リズム……ひとりで読書するのがもったいないと思いました。買ってヨカッタ〜(笑) 世間では電子書籍の時代だけど、わたしはやっぱり紙の本がいい! 積ん読(つんどく)することもでし、いっぱい線引けるし! あと、音読するあの心地好い空気がたまらなかったです。『内臓とこころ』ぜひまたみなさまで読みくだきたいです。
 
●人間の内臓が宇宙ならば、人がこうしたいと思った時にそれをして、そういうことにしたがって生きるしかないのだなと思いました。頭で考えることで行動するよりかは、自分の感覚に従って生きるしかないし、その方が病気にもならない。また、目に見えない何かってあるんだなと思いました。
 
●「遠」との共鳴が一部の科学者から発せられるようになってきた−−とありましたが、これは科学でも最後のところはわからないということの証明だと思うとすごく納得する。小宇宙を持つ人間は、どうしてこれだけ個性があるのか。それは遺伝子がそうなるように働いているからだというのは、実に面白い。
 
●『内臓とこころ』とても奥が深い本との出会いを与えて下さって有り難うございます。今日得たことは、「全てのものごとは星の影響をうけている」から文系ロマンチストは科学者と同じように大いばりでいてもいいんじゃないかということです。内臓第一、大脳は第二、神経を整えるのも大事だけど、血管のことを少しだけ優先してリラックスしてみようかなと思いました。皆さんとのお話がとても楽しく、音読もまた良い刺激です。またお邪魔します。有り難うございました。
 
●・ごちゃまぜであると、まよいがち。なんかはずかしい
  → 分ける あきらかにする
・内臓系も体壁系にもともに、入力と出力があり、血管、神経というそれぞれの間をとりもつ仲人がいる。要はバランスで、両方あって成り立つ。図に書いてより分かりたいと思った。
・芸大での話が面白い! 子どもの頃から脳は大人にふりまわされながら、どこか腸は分かっていたし、ガイドしてくれていた!?
・人間は、地球というモチをちぎったようなもの
・芸術は内臓感覚と近く、ガイドとしていいなと思いなおせた。自分フィルターを通した言葉にしたい。
 
●すべての問題は、「大脳思考←→内臓思考」と対比する考え方で分かることが多いなぁと思っている。こうした本質的なことを30年以上も前に出た本が伝えていたというのが新鮮。でも、内臓の感覚、生命のリズムを感じているなどと言うと、アヤシげで非科学的なことと思われてしまいがち。
見えるからいい、根拠があるからいいわけではなく、得体の知れない、見えないところにある真実もあるのだと思った。考える、言葉があるところに人間の苦しみがあるのかもしれないけれど、だからこそ文学や芸術が生まれたのだなとも思った。


2018年11月03日

【イベントレポート】図書館が地域とつくる物語(後半)

図書館が地域とつくる物語前半はこちらからご覧ください。

ゲストの平賀さん、北村さんのお話のあとは、フロアーの参加者同士意見交換。
意見交換は、この人とお話してみたいな〜、初めてお会いするという人同士でグループになっていただきました。

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グループ内で盛り上がった、キーワードになったことを白紙に書いていただき、それを見ながら、ゲスト2人とのトークセッション。




以下一部抜粋です。

・当事者性
地域に住んでいるから当事者性があるわけではない、地域に住んでいなくても当事者性を持つこともある。人として分かち合える、悲しみや喜びなどの感情、共感することも当事者性になる。

・ボランティア滅びて地域滅ぶ?!
人口の規模にもよるけど地域には一人10もの役割を持っている人がいる。
義務としてやらなければならない・・となっていることを一つ一つ棚卸して、整理整頓するお手伝いもしている。でも、どんなに非効率でもあることが大切と思っている思いも大切にしながら一つずつ、少しずつ。(北村さん)

・関わり方、引き出し方をどうつくるか

図書館が地域との関わりしろを考えていく。オープンな場所で、「楽しい」と思うことを切り口にする。「薪ストーブ」のある図書館を考えた時、それなら薪は地域の間伐材を使おう・・というところから地域の人々の持つ力を引き出して、場に編集していった。長野であれば薪ストーブではあるけど、何をネタにするのかは地域ごとのリソースがある。

図書館の中にコミュニティをどうつくる?
 市民が情報をもらうだけの場所から、市民も表現する場所になるには?


図書館員自身がどうしたらこのイベントが楽しくなるか??と考える、アンテナを張ることが大事。文化施設、市民活動センターなどの施設と図書館が一緒に入っているという形態の施設で、
下の階でマルシェなどをしていても、図書館と切り離されているところは多い。
図書館員自身が、これもっとこういう風にすると楽しくなる、こんな人とつなげると楽しくなるなぁ・・と気づく、考えることが大切。そのためには、図書館員がどんどん外に出ていくこと。
そして、出会った人たちと行い、その後、やるか、やらないかさえも決めてもらう。

本のイベントをしても人を集める難しさがある・・どうしたらいい?
 何か素敵、面白いと思えるようなデティールにこだわっていく。本がモノとしてただ存在するのではなく、その本の背景や物語、気持ちが見えると人の感情は動く。

・図書館は地域とどうつながるのか。
平賀さん)図書館は地域とアソシエーション(=その団体、人々が何のためにあるのか)的なことを接着点としてつながっていくことができる。
図書館=読書ではなく、地域の中間支援組織として地域課題の解決というところでつながっていけばいいとわかったがどうつながればいいのか・・(北村さん)
地域の主体の言語を知るのと同じで図書館の言語から入っていくといいかもしれない(平賀さん)

図書館が行ってきた様々な取り組み
これまでやってきたことのコピペはやめよう。(平賀さん)
「何のためにやっているのか」意味が本来のことから離れた取り組みはやめればいい。
「図書館が」ではなく、地域の一員として何ができるか?を考える。
図書館を「自分たちの場所」として取り戻す。


トークセッションのあとは、グラフィックレコーディングの前で自由に意見交換。
そして、単なる議事録としてのグラフィックではなく、集まる一人一人の視点、情報もこの紙の上に追加してみんなで作り上げる紙。ペンを持って、描き込みながら意見交換。

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こんなに描けるなんてすごい〜と眺めるだけでなく皆さんどんどん描き込んでくださいね〜!



図書館を利用しても、図書館にいる人とこんな風に意見をかわすという関わり方を多くの市民はしていないのではないでしょうか。また、図書館員同士は集まることはあっても、その中での議論、問題意識に留まることもあると思います。

図書館と街づくり、図書館と地域連携、図書館とビジネス支援・・大きな言葉でくくって考えるほど、取り組んでいくことは難しいこと、市民の実感から離れていくものなのかもしれません。

こうあらねばならないから離れて、様々な世界で生きている人と話して、考えて、つくっていくときに難しいと思えたことは気がついていたらできていた、難しいと思えたことは楽しかった・・
そんな風に対話から創造が生まれていくといいなと思います。

お越しいただいた平賀さん、北村さん、運営・設営にご協力いただいた皆さん、ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

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グラフィック


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グラフィック







2018年10月31日

イベントレポート:図書館が地域とつくる物語(前半)

10月28日 図書館が地域とつくる物語

にんげん図書館の新しいチャレンジとして、図書館と地域の連携を進める企画を行う
「図書館」×「地域」ラボを、今年の10月から来年10月まで取り組みます。

まずは図書館と地域がどんな風につながり、連携できるのかを考えるキックオフイベント。
ゲストとして、県立長野図書館長の平賀研也さんと、NPO法人せき・まちづくりNPOぶうめらん
代表理事の北村隆幸さんにお越しいただきました。

図書館について話そうとするとき、その方が「図書館」についてどんな風に関わっているのか
図書館で働いている、図書館の館長をしている、図書館のボランティア活動をしている
図書館って本を借りる場所、返せないから行かないなぁと思ってる人・・
図書館員の中でさえも考え方も様々。さらに図書館を取り巻く市民となると認識、
持っている情報も様々。

そのような人たちが同じテーブルについても、持っている認識や情報の格差から
フラットに対話をすることは難しいと感じてきました。

「図書館」のあるべき姿から話をスタートするのではなく、図書館員も市民もみんな
一人の生活者として、日々、生きる、働く、暮らしを営む中で出会う、楽しいこと
悲しいこと、つらいこと、わくわくする・・そんなときに出会う人や本や情報ってなんだろう。
個人、地域社会にとって、そうした場や機会はどんな場なんだろう。

みんなが分かち合えるところから対話をし、そしてそれを集まった人それぞれの
現場の中で生かしていくような場にしたいと思い、企画しました。
そんな切り口からの視点をいただける方としてゲストのお二人をお招きしました。

そして、今回のイベント全体で交わされる言葉を模造紙に記録していく、グラフィックレコーディングを脇田麻衣子さんにお願いしました!

最初はゲストお二人からのお話

平賀さんからのお話ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これからの図書館は・・と考えるとき、サードプレイスやら、シビックプライドやら、
ソーシャルキャピタルやら・・様々な言葉が飛び交う。

綺麗な言葉で表現されるほど、それはどんな場であるのかというのがわからないまま、
なんとなく納得してしまう。

ほんとにそれでいいの?それらは何を示しているのか。
人によって異なる受け取り方、意味をすり合わせていくような対話と共通の
体験が必要なのではないか。

今は昔と比べ、格段に情報についての環境、知るプロセスが変わった。
知りたい、学びたいと思ったら得られる環境はある。
情報と情報、情報と人、人と人をどうつないでいくのか。
たくさんの本や情報はあっても「なんにもない」と思う人もいる。

情報を自ら得る、市民が表現する場所として図書館には可能性がある。
「知る」プロセス、環境をみんながつくり、コミュニティとなっていく。
それこそが新しいパブリックではないか?


北村さんからのお話ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

NPO法人せき・まちづくりNPOぶうめらんは、地域のボランティア団体や地縁組織、
NPOを支援する中間支援組織、市民活動センターを運営している。

市民活動センターの役割は単なる場所貸し?印刷をするところ?
そんな風に捉えられていることもあるけど、本来は、地域の課題を地域の人たちが知り、
地域課題の解決と創造を支援する場所。

そんな取り組みの一つとして、地域の問題を地域の人が把握するため、定量的なデータ
(地域ごとの犯罪率など)を示し、地域住民が知る、当事者性を持ち、
どうしたらいいかを考えることをしている。

地域が何かに取り組むとき、現状を把握する問題が何かを把握することが大切なのに、
そこは見落とされがち。地域の課題の解決、支援という目的から、図書館とつながって
いけるのではないかと思う。

IMG_2965 (1).jpgみなさんがどんなところから見ているのかマッピングして、可視化。図書館、教育関係、NPO市民活動の方が多いですね〜。

IMG_2962 (1).jpgグラフィックレコーディング 平賀さん


IMG_2978.jpgグラフィックレコーディング 北村さん