2人ペアになってインタビューし合う「インタビューゲーム」という定番プログラムがあります。
このインタビューゲームを、持参した「本」を素材にインタビューし合うようアレンジして「ほんタビューゲーム」を考案しました。
当日の参加者は3人。
2人1組になって、持ってきた本について15分話す人と、インタビューする人、その様子を見ている人と、役割を決めて、行いました。
通常のインタビューゲームは、テーマは決めずに、その人についてのインタビューをしていきます。
いつものインタビューゲームでは、15分話し続けるというのが難しく、いつも沈黙してしまいがちなのです。今回の「本」について語るときには、15分が短く感じました。
インタビュー側は、「自分の話をしない」というルールがあるのですが、ついつい「そうそうそ、その本のさ・・・」なんて、自分も本の話を始めてしまいそうになりました。
それぞれが、15分ずつ本について話した後は、自分が話を聞いた人がどんな話をしたのか、紙にまとめました。「紙にまとめる」という作業があることで、より深く相手の話を理解できると思いました。話しっぱなし、聞きっぱなしになってしまいがちですが、ペンを動かし、紙に書くってとっても大事なことなのだと思います。
15分ずつ話した後は、感じたことを付箋に書いてシェアしました。
下記が観想です。
「たった1冊の本からでもその人の背景が見えて来る気がする」
「その人の人生と本のエピソードが結びつく瞬間が面白い」
「本が読んだ人に意味を持つものになるかどうかはタイミング次第」
「話す中で本の捉え方やポイントなどが整理されていく」
めいめいが持ってきた「本」について、語ってもらう中で、その人が人生のどんな場面で出会ったのか、どんなことを感じ、学んだのかということが見えてきました。
本について「話す」だけのプログラムはよくありますが、それをさらに「書く」ことで、自分の中に落とし込んでいくのが、いいところだな〜と思います。
ほんタビューゲーム、とっても面白いプログラムだと思いました。
2017年02月01日
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