日時:12月8日(土)13:15〜17:00
場所:八熊コミュニティセンター 参加者:9名
にんげん図書館では、3月の下旬に、オープンデータソンというイベントの実施を予定しています。オープンデータソンとは誰もが情報の担い手、書き手になり、発信に参加できるウィキペディアや、オープンストリートマップというインターネット上のツールを活用し、地域について知り、調べ、学んだことを参加型で編集するイベントです。
オープンデータ?オープンストリートマップ?ウィキペディア?
なんだか難しそう・・・よくわからない・・・。
そんなイメージを持たれるかもしれません。
そんなわけで、街歩きをして、誰もが編集に参加できる自由な地図、「オープンストリートマップ」の編集体験を行いました。
オープンストリートマップとは・・?
誰もが地図の書き手となり、道一本、街路樹一本から書いていく。フリーの地理情報データを作成することを目的としたプロジェクトです。この地図は、二次利用(チラシ等で掲載して使用することなど)もできます。ここに書いてある地図情報は、一人一人が少しずつ書いたものです。
オープンストリートマップの国内の情報共有サイト
オープンストリートマップ プロジェクト本体のサイト
講師には関西でオープンデータに関するイベントをされている坂ノ下勝幸さんをお招きしました。
今回歩いたエリアは、名古屋市・中川区「尾頭橋」尾頭橋は金山駅の隣の駅、徒歩で行けるところでもあります。
趣旨説明のあと、街歩き・・。
「地図に編集する」という視点で街を歩くので、普段こんなにじっくり見ない!というところまで見てメモメモ。神社の狛犬がここにある・・入り口はここにある・・公園のベンチはここにある・・参加者それぞれが気になる視点で見ていきます。
名古屋の遊郭といえば、中村区の中村遊郭や大須の旭遊郭を思い浮かべる方も多いですが、尾頭橋にもかつて遊郭がありました。そんな名残を感じる建物を発見しながらの街歩きでもありました。
かつては市電が走る街、映画館もあったということ。今は、尾頭橋は行ったことがないという方も多いような気がしますが、かつての姿を想像しながら歩く街歩きでした。
12月初旬までは暖かったのにこの日はとっても寒い・・・!!
しかし、みんなで歩くから大丈夫に思えます。。
街歩きが終わったらいよいよ編集。
オープンストリートマップの画面に入り書いていきました。
参加者それぞれどんなところを書くかをシェアしていきましたが、その視点も人様々で面白い。
「建物の高さ」が気になって記録していたので、それを書きたいという方もいました。
どんなお店があるか、何があるかだけでなく、そんな視点で街を見てみるのも面白いですね。
オープンストリートマップの画面をみんなで同時編集するので、街の詳細な情報が次々と書き込まれていきます。インターネットの地図の世界が賑やかになっていくのを眺めるのも楽しいです。
特別な技術がいるのかな?と思っていましたが、ブログのようなツールを使っている方ならできると感じるものでした。
最後の振り返りの時間にはオープンストリートマップの活用の事例をお話ししていただき、皆さんで意見交換をして終了しました。
「地図」というのは、スマホでグーグルマップを見るように、普段与えられるものとして使っています。「自分たちの手でつくる」という関わり方ができるということが新鮮な体験でした。
つくる側の視点にたってみることで、見えてくるものがあります。
自分ではない誰かの視点があるからこそ地図の情報は豊かになります。
誰と、どんな場面で地図を使うのか・・そんな風に考えていくと楽しいことがたくさんできそうだな〜!わくわくする時間でした。
ご参加いただいたみなさま、講師の坂ノ下さんありがとうございました!
2018年12月23日
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