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2016年12月7日、「教育機会確保法(不登校対策法)」が成立しました。[2016年12月08日(Thu)]
これまで「教育機会確保法案」について様々お伝えしてきましたが、昨日2016年12月7日(水)に参議院本会議で可決され成立しました。

「教育機会確保法案」は、法案の正式名称が長いので、関係者の間で略称として呼んでいた名称です。

正式名称は、「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案」です。

衆議院にこの法案が提出される前は、推進派・反対派の様々な思惑の中で、何度も条文が書き換わり、最終的に落ち着いたのが「不登校対策法案」とも言える内容です。

衆議院・参議院の委員会の中での質疑で議論が尽くされたとは言えないまま、大量の附帯決議がついて法案は可決、成立しました。

新聞等の報道では、この法律成立を歓迎したり、フリースクール等の学校外の教育の場への道が開かれたと受け取られる記事もありますが、実際の法律の条文には「フリースクール」という文字はありませんし、むしろこれまで各自治体の教育委員会が行ってきた不登校対策を強化するような内容になっています。

報道や一部のフリースクール関係者等の話を鵜呑みにせず、法律の条文・附帯決議・委員会議事録を直接読んで(委員会・本会議は動画でも見る事ができます)、これまで学校・教育委員会が何をしてきたのかに照らし合わせて、今後どのようにすればいいのかを考えていただきたいと思います。

特に、不登校の解決が学校復帰であると考えている学校・教育委員会は、ウソ・間違った情報を保護者や不登校をしているお子さんに提供している事があります。

また、不登校をしているお子さんを学校に戻すために、学校・教育委員会にとって都合の良いように法律等を解釈し、都合よく利用する事も珍しい話ではありません。

学校・教育委員会が正しい情報を発信しているか、情報が間違っていないかを見極めるためにも、保護者の皆様は一次情報を取得し見る必要があると思います。

以下に資料として、衆議院・参議院、法律等のリンク先・PDF等をまとめました。
ご活用ください。
(※ 2016年12月8日(木)現在の情報です。
  参議院議事録については、まだ公表されていません。
  衆議院については、PDF化されていません。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<参議院>
参議院議案情報HP画像その1.png
参議院議案情報HP画像その2.png
参議院議案情報HP画像その3.png


http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/192/meisai/m19205190034.htm

〇参議院本会議投票結果 第192回国会 2016年 12月 7日
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/192/meisai/m19205190034.htm
(採決方法 押しボタン)
投票総数 237   賛成票 217   反対票 20

参議院投票結果画像その1.png
参議院投票結果画像その2.png
参議院投票結果画像その3.png


義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案 要旨

義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案 要旨.pdf

義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案

義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案.pdf

義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案に対する附帯決議 (平成28年12月6日)

http://www.sangiin.go.jp/japanese/gianjoho/ketsugi/current/f068_120601.pdf

義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律 参 附帯決議.pdf

2016年12月6日参議院文教科学委員会 インターネット中継

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
(開会日で検索してください。)
参議院文教委員会2016年12月6日インターネット中継画像.png


2016年12月7日参議院本会議 インターネット中継

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
(開会日で検索してください。)
参議院本会議インターネット中継2016年12月7日.png


<衆議院>

議案審議経過情報
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1DC1322.htm
衆議院議案審議経過情報「教育機会確保法」2016年12月8日現在画像.png


衆議院 議案本文情報一覧
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g19001034.htm
提出回次:第190回
議案種類:衆法 34号
議案名:義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案
衆議院議案本文情報一覧「教育機会確保法」2016年12月8日現在画像.png


義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案要綱
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g19001034.htm

義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案要綱.pdf

衆議院 文部科学委員会の会議録議事情報一覧
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/0096_l.htm
衆議院議事録情報一覧第190回の号数一覧画像.png

国会会議録検索システム http://kokkai.ndl.go.jp/より

議事録 第192回国会 文部科学委員会 第6号 平成二十八年十一月十六日(水曜日)

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/192/0096/19211160096006a.html

議事録 第192回国会 文部科学委員会 第7号 平成二十八年十一月十八日(金曜日)

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/192/0096/19211180096007a.html

議事録 第192回国会 本会議 第13号 平成二十八年十一月二十二日(火曜日)

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/192/0001/19211220001013a.html

第192回国会11月18日文部科学委員会ニュース

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/html/rchome/News/Honbun/monka19220161118007.pdf/$File/monka19220161118007.pdf

第192回国会11月18日衆議院文部科学委員会ニュース.pdf

衆議院インターネット審議中継 http://www.shugiintv.go.jp/jp/

開会日 : 2016年11月16日 (水)
会議名 : 文部科学委員会 (4時間13分)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=46198&media_type=

開会日 : 2016年11月18日 (金)
会議名 : 文部科学委員会 (2時間05分)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=46211&media_type=

開会日 : 2016年11月22日 (火)
会議名 : 本会議 (12分)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=46217&media_type=

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参議院投票結果は、ぜひ今後の参考にしましょう。

さて、この法律の成立を待ちわびていた方々は、法律を作れば不登校を悪い事だと考えている学校・教育委員会や地域の人たちの考えが変わると思っているのかもしれません。

しかし、法律ができたからといって不登校を悪く考える価値観というものは、そう簡単には変わらないと思います。

この法律ができた事によって、不登校をしている子どもさん本人はもちろん保護者の方にとっては、しなくてはいけない事が増えてむしろハードルが上がったと言えます。

不登校を理解できずひたすら不登校の子どもさんを学校に戻そうとしている学校・教育委員会や各種支援員・相談員の方々が、この法律を読んだ時、どのように解釈するのか…。

そこに、東京や大阪を中心としたこれまでの経緯は全く通用しませんし、何も関係ありません。

この法律が出てきた経緯、成立に至る経緯を全く知らない学校・教育委員会等の行政機関や各種支援員・相談員の方々が、法律の条文に書いてある事やその後に国から来る文書を読んで、粛々と法律に沿って不登校対策をしていきます。

子どもの法廷代理人である保護者の皆様は、子どもにとって不利益になりそうな事・不利益になる事をされた時、しっかり学校・教育委員会等の行政機関に訴えていく事が必要です。

言わなければ、学校・教育委員会は何も問題が無いと勘違いします。

当事者の話は、勝手に第三者が代わりに訴えるという事ができません。

一人で悩まず、信頼できる個人・団体に相談しつつ、子どもさんの最善の利益のために行動していただきたいと思っています。

尚、新しい法律とセットで活用する事になる2016年9月14日付け文科省通知「不登校の支援について」は、こちらをご覧ください。→https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/485

法律に関する質疑の中にも出ていましたが、「児童生徒理解・教育支援シート」は、2016年9月14日文科省の通知の中にあります。

これは不登校している子どもたちの個人情報を集めて記録するものです。

名称は違っても、2003年度から沖縄県内の小中高校で作成されていた「子ども理解のための『指導・支援カルテ』」を思い出させる内容です。

様々な多くの情報がある中で、どの情報を信じていいかわからないという事もあるかもしれません。

もし、行き詰ったら、お子さんが笑顔で過ごせているかどうか見てください。

「子どもの笑顔が失われるような事は、しない」というシンプルな判断基準でもいいと思います。
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沖縄県民の皆様へ 沖縄県内では、「不登校」の事を「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言う人がいます。 学校や教育委員会などの行政職員や相談員など、公の立場にいる人が言っていたりするので、多くの人がその話を正しいと思って信じてきたようですが、 「不登校には心因性と遊び・非行型がある」という話は、うそです。 以下の記事やその他の記事をぜひお読みいただき、今すぐ、間違った考え方を捨ててください。 ↓ 沖縄県内で言われている「不登校は心因性と遊び・非行型がある」という話はウソでした。[2012年08月08日(Wed)] https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/344 尚、現在でも「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言っている人がいる場合、その人は「不登校」の事を知らない・理解していない人です。 それが、たとえ教育委員会の人でも、大学教員でも、その人の話は信用しないようにしましょう。
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