<学校・教育委員会の不登校対策が厳しくなった?!>平成26年度が始まり、1ヶ月半が過ぎました。
今まで学校に行っていたお子さんも、5月の連休明けから、或いは新学期が始まってから学校に行き渋っている・不登校しているというご家庭もあると思います。
それまでの学年で頑張って頑張ってエネルギーが尽きてしまって、もう学校に行けないという場合もありますし、新しい学年になって担任やクラスとなじめないなど理由は様々です。
いまだに不登校を問題視して、学校に行きたくないと言っている子どもさんを一生懸命学校に戻そうとしている親御さんもいらっしゃると思います。
一方、子どもの気持ちを尊重し大事にしたいと思い、子どもの不登校を受けとめようとしている親御さんもおられると思います。
学校に子どもを行かせる事がいい事だと思って一生懸命努力されている親御さんに対して、学校・教育委員会は優しい言葉で励ましてくれている事でしょう。
しかし、どうやっても子どもさんは学校に行こうとしない。
そうこうしているうちに、子どもさんがだんだん元気がなくなったり身体症状が出ている状態を見て、「もう学校に戻す事はやめよう。家でゆっくり過ごすことにしよう」と親御さんが考え直し、「もう学校に無理に戻す事はしません。しばらく家でゆっくりさせます」と学校・教育委員会に伝えたら、どんな言葉が返ってくるでしょうか。
実は、「うちの子どもは家でゆっくり過ごさせます」と不登校宣言をした途端に、手のひらを返したようにそれまで優しかった学校・教育委員会が急に冷たくなるという話は珍しい事ではありません。
来ていたプリントが来なくなった。
他には学校からのお知らせが来ているのに、うちだけ来なくなった。
学校で会っても挨拶してくれない。無視される。
等々があると、それまで優しくしてもらっていただけに、その対応の豹変ぶりに親御さんがびっくりされるのは当然です。
そして、不登校をそっとしておいてほしいのに、学校・教育委員会から電話がかかってきたり、学校・教育委員会の教職員や派遣された支援員等様々な人が入れ替わり立ち替わり家庭訪問してきたり、親戚や職場に不登校をしている事を知らせて周りから「子どもを学校に行かせるようにしなさい」とプレッシャーをかけさせるような事をしたり、全然そっとしておいてくれない、という事も実は意外とよくある話です。
これは沖縄県外の方にとっては信じられない話かもしれませんが、実際の話です。
悪気がある人は、自分が悪い事をしているとわかっていますので、「やめてください」と言われたらやめる事ができますし、事の次第によっては警察を呼ぶ事もできます。
しかし、学校・教育委員会や地域・親戚等の「不登校は悪い事だ。早く学校に行かせなければいけない」と思い込んでいる人は、自分たちはいい事をしていると思っているので、親御さんが断っても断っても、電話や家庭訪問等の声かけをやめてくれないという事もよくあります。
「嫌だ」と言っても「やめてください」と断っても、わかってくれない・やめてくれない人たちに対してどうすればいいかという事を悩んでいらっしゃる方も多いかもしれません。
<学校・教育委員会への対応はどこに相談したらいい?不登校の事をメールで相談できたらいいのに…>学校・教育委員会からの不登校対応について、どこに相談したらいいのかという事ですが、相談先は選びましょう。
学校・教育委員会の味方をするような所だと、相談する事で逆に疲れてしまいます。
この不登校を考える親と市民の会・沖縄では、これまで月1回開いていた例会に参加された方や、直接お電話をいただいた方には、その都度情報提供し、どのように対応したらいいのかをお伝えしてきました。
(※例会は、2014年4月まで終了しました。2014年5月以降は例会は開きません。
2014年5月・6月・7月は勉強会を開きます。)
例会や勉強会に参加する時間や電話をする時間が無いという方は、この「ブログ上に学校・教育委員会等への対応の仕方を載せてもらいたい」と思われていらっしゃるかもしれません。
また、「メールで相談できたらいいのに」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
<不登校を考える親と市民の会・沖縄の不登校相談についての方針>不登校を考える親と市民の会・沖縄は、初めての方のメール相談は受けていません。
ブログでは、どなたにも共通する話を載せています。
それには次のような理由があります。
1、学校・教育委員会の不登校の対応については、自治体によっても学校によっても違うので、個別に対応を考える必要があります。また様々な状況を考えつつ、何がいいか考えます。
そのため、メールでは情報量が少なく、適切な情報提供ができません。
直接会ったり、電話で話しても、話を聞く方は相談者の方の全ての状況を知る事ができませんので、最終的な判断は相談された方ご本人になりますが、それでも直接お話しをさせていただいた方がメールよりも多くの情報をもとにお話ができるので助かります。
ブログも同様です。
様々な状況の方々が同時に見るものですから、あまりに個人的な話になってしまうとそれはブログとしては趣旨が違ってきます。
多くの方に共通している事は、できるだけブログに書きますが、個別の話はやっぱり直接個人的にやりとりしながらお話させていただく方がいいと思います。
また、多くの方に共通しているような事でも、一人ひとりの状況を考えると、当てはまらない事もありますので、あくまでも目安として考えていただきたいと思います。
2、もう一つの理由は、このブログは誰でも見る事ができるという事です。つまり、相談者が困っている対象者つまり学校・教育委員会の教職員・職員も見る事ができるという事です。
今までの事例から、学校・教育委員会の教職員・職員の方々は、うそをついてでも不登校の子どもたちを学校に戻そうとする傾向があると当会では考えています。
うその事例
うそ事例1→「親は子どもを学校に行かせる義務があるんですよ」
↑
これはうそです。
【解説】
親は子どもが義務教育年齢になると、学校に行けるように就学の手続きをとり準備をする義務がありますが、子どもには教育を受ける権利があり、もし子どもが学校に行きたくないと言って学校に行かなかったら、それは親の就学義務違反になりません。
この場合が、不登校と言われるのですが、当然教育委員会は「出席督促」を出す事もしません。
不登校は出席督促の対象でありません。
しかし、学校・教育委員会は「親には義務があるのだ」と思わせるような事を言います。
そして、「出席督促」を教育委員会から出して「法律違反をしている」と親御さんに思わせるような事をする事もあります。
うそ事例2→「(義務教育範囲内のお子さんについて)進級・卒業判定会議に出なければ、お子さんは進級・卒業できませんよ。」
↑
これはうそです。
【解説】
進級・卒業判定会議に出ても出なくても、義務教育期間であれば、進級・卒業できます。
学校や教育委員会が会議で進級・卒業させないと決める事はできません。
進級・卒業判定会議には、法的根拠はありません。
どうしても会議に出るように言われたりしたら、文書で説明をしてもらいましょう。
うそ事例3→「不登校になったら、不登校の子どもが行く場所があるんですよ。そこに行ってください。」 ↑
これはうそです。
【解説】
小中高校に在籍している子どもが不登校になった時に、その学校の代わりに行かなくてはならない場所というものはありません。
特別支援学級は、なんらかの障害を持っているお子さんが個別の支援を受けるために設けられているクラスです。
不登校だからといってそこに入らなければいけないという事はありません。
適応指導教室は、子ども本人や親の希望によって入るところですから、子ども本人が行きたくないと思えば行く必要はありませんし、通っていて途中で行きたくなければやめてもいい所です。
つまり、拒否してかまわない所です。
特別支援学級や適応指導教室等どこかに入る場合等、学校・教育委員会から書類にサインをするように求められたら、その場でサインをせず、一旦その日はその文書を持ち帰りましょう。
そして、その文書を後で信頼できる個人・団体に見せるなどして何が書いてあるのか確認しましょう。
もし文書を持ち帰らせてくれないようでしたら、その文書はサインしてはいけない文書だったと理解しましょう。
子どもさんに利益になるような話であれば、学校・教育委員会は親御さんにきちんと説明をするはずですから、学校・教育委員会が文書で説明し、また文書を渡すのは当然です。
以上のように、言われるままに従うととんでもない事になったり、余計な事で悩まなければいけなくなったりしますので、うそか本当か見極める事が必要になってきます。
そして、学校・教育委員会に対してどのように言っていいか、どう対応するのかという話になってきます。
そこで、対応の仕方等をこのブログに書いてしまうと、その学校・教育委員会の教職員・職員も見る事ができるので、次の新たなやり方で不登校対策をされてしまう可能性が出てきます。
学校・教育委員会が新たな対応をしてくれば、その対応に対してまた親御さんも対策しなければならなくなるので、いたちごっこのようになり、ますます親御さんが疲労するという事になってしまうかもしれません。
そのような可能性もありますので、このブログでは個別の対応の仕方や学校・教育委員会との対応について書く事ができません。
できるだけ直接お話しできる方法でご相談いただけたらと思います。