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「不登校」は減らす事が良いというメッセージは、子どもの命を脅かすもの。子どもの命が大切ですか?それとも学校が大切ですか?[2013年06月17日(Mon)]
6月例会が終わりました。

これまで、2月〜6月くらいは例会に参加される方が少なく、7月・8月くらいから増えるという感じでした。

2月・3月は学校・教育委員会からの圧力が強くなり、親の方も一生懸命子どもを学校に戻す努力をされるので、親の会に足が向かなかったのだろうと思います。

4月・5月は、学年が変わったら学校に行けるのではないかと思う親御さんも多いので、これまた親の会に足が向かない。

でも、だいたい夏休み前あたりから、どうも子どもが学校に行かないという事で親の会に足が向くというのが、これまでの流れでした。

しかし、今年はちょっと様子が違う感じです。

学校に行って欲しいと思う親御さんと子どもの気持ちを尊重したいという親御さんが情報を求めて親の会に参加されるような感じです。

相変わらず沖縄県内では不登校は否定されるのですが、その中でも着実に変化しているように思います。

教育委員会は不登校を減らすために一生懸命ですが、親の会に参加される方の話を聞いていると、どうも不登校は減るどころか増えているような感じがします。

不登校からひきこもりになるから、早期発見早期対応が必要と言われます。

しかし、「不登校からひきこもりになる」の本当の意味は、「不登校をしている事を否定し、子どもの尊厳を傷つけ、ひたすら学校に行くように、親・家族・教育委員会・周りの大人たちが圧力をかけ続けた結果、中学・高校卒業後にひきこもらざるを得なかった。」ということです。

つまり、ひきこもるには理由があり、ひきこもる必要があるから、ひきこもるのです。

ひきこもったからと更に追い詰めるような事を親や周りの大人たちがしてしまうと、更に外に出れないのは当たり前です。

ひきこもる時間を大切に、ひきこもることもまた肯定していただきたいです。

例会の中で、那覇市内のある校区の話が出ました。

その校区では、「うちの学校には不登校はありません」と言っているそうです。

確かにその校区の中学校では、不登校がなくなったという話を聞いた事があり、複数の関係者からの話だと、確かに不登校はゼロになったようです。

その中学校でなぜ不登校がゼロになったのか、例会の中で簡単に説明をしました。

そして、その中学校では今年の4月から校長が変わったので、また不登校は増えるだろうということも、例会の中で話しました。

どこかの学校や自治体で不登校が減った・ゼロになったという話が出ると、他の教育委員会がこぞってそのやり方を真似します。

これは不登校に限らない話ですが、教育委員会が新規事業をする時は、必ずモデルになる他県市町村教育委員会の事業があり、ただそれを真似して取り入れている事がほとんどです。

不登校は特に成功例というものに飛びつきやすいので、すぐに真似をします。

那覇市内の不登校がゼロになった中学のやり方を、他の学校が真似をしてもうまくいきません。

でも、真似をするでしょう。

そして、もし真似をしたときには、きっと最悪な状態になるだろう、というのが漠然とした懸念でした。

で、その懸念が見事的中したようで、2013年6月15日の琉球新報に「那覇市立小中校 不登校が大幅減 12年度、26%減」という記事が載りました。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-208031-storytopic-7.html
2013年6月15日琉球新報那覇市不登校減記事.jpg

「那覇市不登校減」続き2013年6月15日琉球新報記事.jpg

那覇市教育委員会教育相談課の不登校対策は、非常に酷いと思っています。

それは、不登校対策に関する事業等の情報公開を求めた時の職員の態度にも表れています。

情報を隠蔽するのは、珍しい事ではなく、誤魔化したりすることがこれまで何度もありました。

これまで、沖縄県や県内市町村の教育委員会の方々と話をする機会がありました。

「不登校」について理解できていなかったり、とんでもない事を言ったりする指導主事は珍しくありませんが、それでも一生懸命理解しようという気持ちや子どもにとって良い事をしようという気持ちが伝わってきます。

ところが、那覇市教育委員会(特に教育相談課)の職員に限っては、子どもの事よりも学校・組織の方が大切であるという事がひしひしと伝わってくるような態度を取られます。

どんな人に対しても誠実な対応ができる教育委員会の職員の方に対しては、こちらから情報提供し、場合によっては応援したいと思ってこれまで活動してきました。

しかし、那覇市教育委員会の職員の態度は誠実ではない。

ということは、子どもたちにはもっと誠実な対応をしていないだろうと想像がつきます。

そんな教育委員会が「不登校が大幅に減った」と発表するのは、ものすごく子どもたちの事が心配になってくるのです。

那覇市立小中学校では、いじめは日常茶飯事に起きていると認識した方がいいです。

そして、学校の先生はそのいじめにきちんと対応できていない。

那覇市立小中学校は、体罰も多い。

そんな学校だからこそ、子どもたちは学校に行きたくないと思うのであり、行けなくなるのです。

不登校が減った事を新聞が大々的に取り上げ、さもいい事かのように大人たちが話したら、子どもたちはいじめや体罰を受けて悩み苦しんでいても、学校に行き続けるしかありません。

簡単に学校を休む事ができません。

いじめや体罰に耐え続けて学校に行き続けて、我慢の限界に来た時、学校を休む事ができなかったら、後はこの世の中から自分を消したいと思ってしまう可能性が大きくなります。

大人の皆さんは、この事をよく考えていただきたいと思います。

「いじめや体罰を受けている時だけ学校を休んでいい」と言う事もやめてください。

学校を休んだら、いじめを受けている事が知られるので、子どもたちはますます学校を休む事ができません。

どんな些細な理由でも、理由が無くても、いつでも学校を休めるように、不登校を否定しないで、肯定してください。

誰でも、どんな状態でも休める学校であれば、子どもたちの命を失う事を防げる可能性があります。

子どもの皆さんは、善悪の区別のわからない学校の先生や大人たちに付き合う必要はありません。

どうか自分を守るために、学校に行かない事も選んでください。

学校に行かない・不登校することは「負け」ではありません。

「逃げるが勝ち」という言葉もあります。

そして、親御さんへ

あなたはお子さんの命が大切ですか?
それとも学校が大切ですか?
2013年不登校を考える親と市民の会・沖縄6月例会のお知らせ。今月は6月15日(土)です。[2013年06月12日(Wed)]
沖縄の6月は梅雨と言ってももう夏のような暑さです。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

皆様は「不登校」をどのようなイメージで考えていらっしゃるでしょうか。

お立場や経験、テレビ・新聞からの情報等によって、「不登校」のイメージは様々だと思います。

そのイメージがしばしば大きく違い過ぎるので、「不登校」を差別・偏見の目で見てしまう方は少なくありません。

自分の子どもが不登校をしていない時、よそ様のお子さんが不登校をしている様子を見てどのように思われていたでしょうか。

いざ自分の子どもが不登校になってみて、いかがですか?

実は「不登校」について否定的な考えを持っている方ほど、不登校をしているお子さんを責めるような言動をしてしまい、親子関係が悪くなっていくという事は珍しい事ではありません。

親子関係が悪くなればさらに子どもさんは追い詰められ、また別の行動をとる。
その行動がまた親御さんにとって理解できない・嫌なものであれば、更に衝突してまたまた更に親子関係が悪化する。

そんな状況に、もしなっていたとしたら、ちょっと目線を変えてみませんか?

子どもたちの行動は、言葉で表現できないものを表しています。

その行動に耳を傾けて、これまでの何がまずかったのか、ちょっと振り返ってみるのはいかがでしょう。

不登校を考える親と市民の会・沖縄の例会では、参加者同士が様々な情報を共有しながら、どうしたらいいか一緒に考えます。

一人で考えるよりも、経験をした人・今経験中の方の話を聞きながら話しながらの方が、気持ちや考えが整理できて、気持ちを切り替えながらお子さんと向き合えるのではないかと思います。

「不登校」を理解するためには、今まで持っている自分の価値観を見直す事が必要です。

それは一回誰かの話を聞いたからすぐできるというものではありませんので、継続して例会に参加していただけたらと思います。

6月例会は

不登校を考える親と市民の会・沖縄 6月例会

  日時:6月15日(土)13:30〜16:30 

  場所:沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」 
          4階 研修室3


※ 掲示板には借用時間の「13:00〜」が書いてありますが、例会の開始時間は
   13:30です。

※ 参加費:500円です。(ご家族で参加の場合は、一家族につき500円)
   (※2013年5月から、変更になりました。ご了承ください。)
 
※ 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」は公共施設ですので、十分な
  駐車場がありません。
  地下駐車場が満車の場合は、近隣の有料駐車場に停めてください。

※ 不登校・ひきこもり当事者の方、そのご家族の方を対象にしています。
  参加の際の、事前申し込みは必要ありません。

※ 不登校・ひきこもりを支援するお立場の方の、例会参加は現在ご遠慮いただいています。
  ただし、支援する立場ではあるけれども、自分の子どもが不登校・ひきこもりを
  しているという方は、どうぞ例会にご参加ください。

その他、「不登校の電話相談」を始めました。
   ↓
実施時間は、毎週木曜日、13時〜16時まで。

電話番号は、098-860-8035。

主催:不登校を考える親と市民の会・沖縄。


不登校に関する内容であれば、どんな事でもご相談ください。

子ども・大人、誰でも電話をかける事ができます。

相談内容の秘密は守ります。

名前を言わなくても、相談できます。

相談は無料ですが、電話料金は電話をかける側の負担となりますので、ご了承ください。

電話相談に関するご要望・問い合わせなどは、メールでご連絡ください。

メール連絡については
  ↓
https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/162

※メールでのご相談は、受けていません。
不登校している子ども本人のやりたい事がしっかりやれるように親はサポートしていこう!![2013年06月05日(Wed)]
不登校・ひきこもりと言えば、「早く学校に行ってほしい」「とにかく外に出てほしい」という親御さんの願いが強いと思うが、最近はそれに加えて「就職できるだろうか」という心配が加わっているかもしれない。

学校に行けるように支援してくれる機関ではなく、就労支援をしてくれる機関に相談に行くという事もされているかもしれない。

現在、大学を卒業しても就職ができないという事が起きているため、よい就職先を見つけるために更にスキルアップをしなくてはいけないというプレッシャーが強くなっているように思う。

そんな中、「学校にも行っていないのに、就職できるわけがない」とか「学校に行かなくては、就職は無理」だとか言ってしまっていないだろうか。

学校に行けば就職できる、大学に行けばよい会社に就職できるという時代は終わった。
まだそんな幻想を持っているとしたら、早くその幻想は捨てた方がいい。

会社自体もブラック企業という若者を使い捨てにする企業だってある。

昔の価値観は通用しない社会になっていることを、親は知る必要がある。

現代社会には、これまで考えられなかったような厳しい現実がある。

しかし、不登校をしたら就職できないと思っていたとしたらそれは間違いだ。

不登校をしていた若者たちの中には、働いている若者はたくさんいる。

不登校をしている間に自分のやりたい事を追及し、様々な経験をしながら就職に結びつけている。

それは、家や学校外の場所で、学校の教科書通りの学びではなく、自分のしたい学びをしてきたからだ。

子ども時代をどこでどのように過ごしていたかに関係なく、その子のやりたい事をしっかりやれるように周りがサポートしていたら、いくらでも可能性は広がっていく。

(ただし、追い詰めるような言動は逆効果)

厳しい状況があるからこそ、様々な知恵が湧いてくるようなしたたかさを身につけられるように、子ども本人のやりたい事を尊重していこう。

学校に行かなくては将来が無いということでは全然無い。

むしろ早い段階で学校に見切りをつけた方がいい場合もある。

学校にこだわらず、その子の力を信じて、傍らに笑顔で寄り添い、サポートする事が親にとっての役目だと思う。
「子どもの多様な学びの機会を保障する法(案)」を考えるブログ開設しました。[2013年06月03日(Mon)]
“「子どもの多様な学びの機会を保障する法(案)」を考える”ブログを開設しました。
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https://blog.canpan.info/tayounamanabino/

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沖縄県民の皆様へ 沖縄県内では、「不登校」の事を「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言う人がいます。 学校や教育委員会などの行政職員や相談員など、公の立場にいる人が言っていたりするので、多くの人がその話を正しいと思って信じてきたようですが、 「不登校には心因性と遊び・非行型がある」という話は、うそです。 以下の記事やその他の記事をぜひお読みいただき、今すぐ、間違った考え方を捨ててください。 ↓ 沖縄県内で言われている「不登校は心因性と遊び・非行型がある」という話はウソでした。[2012年08月08日(Wed)] https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/344 尚、現在でも「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言っている人がいる場合、その人は「不登校」の事を知らない・理解していない人です。 それが、たとえ教育委員会の人でも、大学教員でも、その人の話は信用しないようにしましょう。
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