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那覇市支援記録簿導入検討会議の資料の校長名・専門家氏名不開示決定に対する異議申立てについての答申。[2013年01月31日(Thu)]
那覇市情報公開・個人情報保護審査会が、公文書非開示決定処分に対する異議申し立てについて、平成25年1月25日に、答申第7号を出しました。

この公文書というのは、那覇市が県教育庁義務教育課より依頼されて作っていた「指導・支援カルテ」が違法であるとの審査会の答申を受けて、カルテの替わりになる児童・生徒の個人情報の記録「支援記録簿」を作成する検討会議の会議資料と会議録です。

この会議資料と当日資料を開示請求したところ、会議で意見を聞いた相手の校長名と専門家の氏名が黒塗りで非開示となっていたため、異議申し立てをし、那覇市教育委員会が審査会に諮問したのち、審査会の答申が出たということです。

那覇市教育委員会が校長名と専門家指名を非開示にするのは、那覇市内の公立小中学校の児童・生徒の個人情報を記録するという大事な記録を作成・導入する課程を市民には見せたくないという意図が見えます。

非開示の理由が、校長は公務ではない、専門家は私人であるというものでした。

那覇市立小中学校の児童・生徒やこれから入学する子どもたち・生まれてくる子どもたち全ての個人情報に関わる話をしているのに、校長は公務ではない・専門家は私人なので氏名は開示しなくてもいいという話は、理解できません。

審査会は、このばかばかしい話をまじめに審査して、「公文書部分開示決定については、本件処分を取り消し、全面公開すべきである。」と結論を出しました。

当然すぎる結論ですが、市民の税金の無駄遣いをするような審査会の開催を招いた那覇市教育委員会がいかに隠ぺい体質・情報公開制度に対する理解の無さがわかる一例です。

詳しい事は、答申書の全文をご覧ください。
  ↓
那覇市情報公開審査会答申第7号平成25年1月25日公文書非公開決定処分に対する異議申立.pdf

那覇市教育委員会の「支援記録簿」ついては、那覇市教育委員会ホームページをご覧ください。
  ↓
 「児童生徒の支援の充実をめざして「支援記録簿」を導入します」
http://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/kyouikusoudan/sienkirokubo/index.html
テレビ・新聞の情報は、正しいかどうか確認する事をお勧めします。[2013年01月28日(Mon)]
テレビ・新聞の情報は、日々の生活の中で新しい発見をさせてくれるものでした。

しかし、インターネットの普及と同時に、どうもテレビ・新聞の情報が正しいとは限らない事がわかってきました。

当会では、新聞記事の裏を取るなど、記事の検証をすることがありますが、その中で正しく書かれている記事に出会った事がありません。
(全ての記事を検証することは不可能なので、当会が「これは酷い」と特に思った記事を選んでいます。)

「不登校・ひきこもり」をテーマにすると、大概「克服した」とか「乗り越えた」とか不登校を否定するような内容の事だったりします。

当事者としては、さらに「このままではだめだ」というメッセージを受け取り、ますます精神的に追い詰められることになります。

現在不登校している子どもさんの親御さんも、「このままではいけない。頑張って学校に戻さなくてはいけない」と思ってしまい、子どもに登校圧力をかけて親子関係がこじれるという事も考えられます。

不登校している子どもたちが、自分の道を見つけるためには、周りが焦らず、不登校を否定しない事が必要です。

しかし、親御さんが一生懸命焦らないようにしようと思っても、学校・教育委員会から圧力がかかったり、とんでもない新聞記事・テレビ番組を見た親戚・実家・地域・友人から圧力がかかったりと、なかなか大変な状況です。

せめて新聞・テレビの記者がもう少し勉強して、最新情報を入手するなり、何が問題の本質なのかを日々情報収集してから記事を書く・番組を制作するようにしてもらいたいのですが、どうも記者には「裏を取る」・「最新情報を取る」という事がないようです。

ですので、後は、各自で(グループで手分けをするのもいいですよ)情報を確認する・最新情報入手するという事が必要です。

新聞・テレビに出る団体が「NPO法人だから大丈夫と」思ってはいけません。

NPO法人は、書類さえそろえば作る事ができ、中には悪質な団体もあります。

肩書きに惑わされず、表面上の言葉に惑わされず、真に「子どもの最善の利益」のために活動をしているかどうかを見極めましょう。

不登校で悩んでいる親御さんを狙っての不登校ビジネスもあります。

不登校は、子ども本人や家庭に原因があると言ったり、子どもや親にカウンセリングを受けさせたりする団体・施設は不登校ビジネスです。

学校の問題を追及しない団体・施設は、不登校ビジネスと言ってもいいでしょう。

(最大の不登校ビジネスは、教育委員会ですが(>_<))

不登校は、学校にいじめや体罰などの問題があるから子どもたちが学校に行かない現象です。

不登校している事を悪く言って、人格を否定するような事を言い続けたら、当然子どもは外に出る事ができません。

そうして、学齢期を過ぎて「ひきこもり」の状態になります。

つまり、「不登校を放置しているからひきこもりになる」のではなく、「不登校を周り(学校・教育委員会・地域・家族・社会一般)が否定し、子どもに虐待行為(心理的虐待・身体的虐待・ネグレクト)をする事によって、不登校していた子どもがひきこもりになる」のです。

だから、不登校している子どもさんのありのままを受けとめて、「あなたは悪くない」と言っていただきたいです。

「自分はこれでいいんだ」と思う事によって、やりたい事がでてきたり、やりたい事が見つかるのです。

「不登校が問題」なのではなく、「不登校を問題視することが問題」です。

文科省が毎年5月に行っている「学校基本調査」では、家庭や親が原因で年間30日以上の長期欠席をした場合は、「不登校」ではなく「その他」にカウントします。

長期欠席の理由が、2つ以上あってどれかわからない時も「その他」にカウントします。

この「学校基本調査」は学校が調査票に記入し、それを教育委員会→文科省に提出します。

その学校が調査票に記入する際に、
学校が、不登校している本人やその保護者に
「学校基本調査という調査があります。あなたの(あなたのお子さんの)長期欠席の理由を教えてください」
とは聞きません。

もし聞かれた事がある方がいらっしゃいましたら、その学校は当たり前の事をしているだけですので、別にほめる必要はありません。

ほとんどの方が、直接聞かれることもなく、学校の先生の主観で「この子は不登校だ」・「この子は病気にしておこう」と記入した数字を文科省に送るので、数字は実態を反映したものとは言えません。

「学校基本調査」とセットで行われる「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」では、不登校についてさらに詳しい内容を調査しています。

この「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」も直接子ども本人や保護者に聞いていません。

その調査の中で、不登校の状態として「遊ぶために非行グループに入る」という意味で「遊び・非行」があります。

沖縄県内の教職員は、不登校は怠けであると考えている人が多いため、必然的に不登校の状態を「遊び・非行型」とカウントする事が多くなり、統計上沖縄県では「遊び・非行型」の不登校が多い事になっています。

しかし、実態は違っており、そもそも不登校を「遊び・非行型」と決めつける必要はありません。

先入観を持たずに、子どもの話をじっくり聞いて欲しいです。

「子どもが学校に行く事」が最終目的のような言い方をするのは、不登校をしている状態を否定している事です。

学校に行きたい子どもは学校に行ったらいいし、行きたくない子どもはずっと不登校でもいいのです。

「支援者」と称する方が、「不登校の子どもが学校に戻れた事」をほめていたら、その「支援者」は不登校をしている子どもの支援者ではありません。

「誰の支援なのか」も情報を見極めるポイントです。

以下、参考資料

「学校基本調査」→文科省 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm

「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」
  → 文科省
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/shidou/1267646.htm

不登校・長期欠席を減らそうとしている教育委員会に役立つ施策に関するQ&A 平成24年6月.pdf
那覇市小中一貫教育基本構想(案)に対する意見を出しました。[2012年12月28日(Fri)]の記事に追加しました。[2013年01月23日(Wed)]
那覇市小中一貫教育基本構想(案)に対する意見を出しました。[2012年12月28日(Fri)]」の記事に、以下の通り情報を追加しました。

追加した内容は

「※(参照:那覇市ホームページ 「民意見提出制度について」「これまでの案件一覧」
http://www.city.naha.okinawa.jp/collabo/iken/ankenitiran.html
那覇市教育委員会学校教育課のページから「小中一貫教育基本構想」は削除されています。)」

以上です。
2013年1月例会は終了しました。次回2月は、2月23日(土)です。[2013年01月23日(Wed)]
2013年1月例会が終了しました。

そもそも「不登校」をどのように考えるか・・・。

それは「不登校」の原因を何に求めるかで大きく違ってきます。

学校に行きたくないのだから、素直に考えれば学校に原因があると考えればいいのです。

しかし、学校には問題が無いということにされ、原因は全て家庭や子ども本人に求める考えが強く、間違った対応をされてしまうのが現実です。

「不登校を治す」とか「不登校を克服する」とか、いまだに思っている方がいるとしたら、すぐに考えを改めてください。

「不登校」は子どもたちが学校に行きたくないという意思を言葉や体で伝えている状態の事です。

「治す」とか「克服する」という考えは、子どもたちの意思を無視して、大人の考えを押し付けていることです。

親や学校の先生・相談員など子どもに直接接する大人の皆さん、あなたは子どもの気持ちを支配し、コントロールしていませんか?

今、大阪市では、市立高校での体罰を巡っていろいろな話が出ています。

的が外れた議論になっている感じもします。

忘れていけないのが、体罰などの暴力は、相手の気持ちを支配しコントロールする行為だということです。

暴力を受け続けていると、被害者は暴力をふるう相手の顔色をうかがい、相手が望むような事を言うようになります。

暴力は身体的なものだけとは限りません。

言葉による暴力も、子どもの心に大きく傷をつけます。

子どもの人格を否定するような言葉を言い続けると、子どもは無気力になったり、様々な症状を出すようになります。

それを「精神疾患になった」と誤解すると、ますます間違った対応をとることになります。

今目の前にいるお子さんが自由に発言できているか、気持ちを表現できているか、考えましょう。

もし、気になる言動がある場合は、子どもの事をあれこれ言う前に、親や先生などの大人一人ひとりが、子どもを傷つけていないかどうか自分の事をふりかえってみる事が必要だと思います。

さて、次回2月の例会は、2月23日(土)です。

活動をさらに充実させるために、2013年4月からは例会を開きません。

ですので、月1回開いていた例会は、あと2月と3月の2回のみになります。

例会の替わりに別の集まりを皆様にご紹介する事にしていますが、詳細はまだ決まっていません。

詳細が決まり次第このブログでご案内します。

よろしくお願いいたします。
広島市安佐北区、2013年1月15日「不登校を叱られ」高校二年男子が祖父母を殺害した事件について。[2013年01月17日(Thu)]
2013年1月15日午後10時頃、広島市安佐北区で、高校二年男子生徒が同居している祖父母を殺害したというニュースが飛び込んできました。

「「祖父母殺した」高2男子逮捕  不登校怒られ口論」2013/01/16 09:49 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013011601000646.html

「高2少年“不登校しかられ腹立った”」MHK 1月16日 6時58分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130116/k10014824481000.html

「殺害の高2が「言うこと聞かず」 祖母、不登校を相談」大阪日日新聞 2013年1月17日11:53
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/130117/20130117008.html

「広島市で「祖父母を殺害した」と警察署に自首 17歳少年を逮捕」
(01/16 11:03 テレビ新広島)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00238714.html

詳しい状況についてはこれから調べが進むと思いますが、一つ気がかりな事があります。
それは、祖父母殺害の動機が「祖母から不登校について怒られ、衝動的にやった」という報道です。

少年が祖父母を殺害した行為自体は、許されるものではありません。

しかし、この報道によって、誤解が生じたり、今後ますます不登校をしている子どもたちが精神的に追い詰められることのないように、現時点の情報で考えられる事をお伝えしたいと思います。

確かにこの少年は高校を休んでいたようですし、警察に「不登校の事を怒られたから」と話しているようですから、「不登校」に関係した事件と思われます。

しかし、ここで安易な発想をしてしまうと、今後もこのような事件は防ぐ事はできないと思いますので、しっかり事実を見て正確な情報を基に話をしていただきたいと思います。

不登校をしている子どもたちが事件を起こすということでもなく、不登校をただちになくすようにしなければいけないという話ではありません。

分析を間違うとさらに別の事件が起きかねないので、学校・教育委員会・文科省の方々は事実を見誤らないようにお願いします。

そして、「不登校」について差別・偏見を持っている方は、何かと無責任に話をしがちです。

話す方も・聞いている方も、「不登校」についてしっかり学んでから話すようにお願いします。

子どもが不登校をしているという事で、これまで子どもが親から殺されるという事件も起きています。

「不登校」を問題にしている学校・教育委員会・地域などの周りからのプレッシャーや親・家族自身の無理解によって、しばしば不登校をしている子どもたちやその親たちは、精神的に追い詰められていきます。

その中で、子どもを殺す・親を殺す・家族を殺すという事件は起きています。

「不登校は悪いことではないという認識を持つ」
「不登校しているありのままを受けとめる」
「子どもを無条件に愛す」

以上の事ができない場合に、殺し(自殺も含む)・殺されるという取り返しのつかない状態になります。

不登校をしている子どもたちの支援と称する事をしている方に、常々「子どもの命がかかっています。」と話してきました。

しかし、恐らく何のことかわからないという反応だったと思います。

「子どもの命がかかっています」は、まさに今回のような事件が起きる可能性があるという意味も含め、子どもの命が亡くなる事態も考えられるので、慎重にやってほしいという意味で言っています。

現在、不登校をしているお子さんから暴力を受けている親御さんもいらっしゃるでしょう。

誤解しないでください。

不登校をすると暴力的になると勘違いしないでください。

親御さんや周りの大人たちが、不登校をしている事で子どもの尊厳を傷つけているから、暴力が起こるのです。

反省するべきは、大人の言動の方です。

あなたは、子どもの命と世間体・自分自身のブライドのどちらが大切ですか?
2013年1月の例会のお知らせ。今月の例会は1月19日(土)です。[2013年01月16日(Wed)]
新しい年になり、今年こそは幸せなニュースがあってほしいなぁと思っていましたが、大阪では大阪市立高校での体罰による高校生の自殺があり、次々と事件が起きてなんだかなぁと思っているところです。

教員による体罰によって1人の高校生の人生が終わってしまったのに、「体罰は是か非か」「必要な体罰もある」「体罰と暴力の線引きは」など、体罰を肯定するような話が相変わらず出ている事が残念でもあり、怒りも覚えます。

教員による体罰によって不登校になる子どもたちも決して少なくないので、他人事ではありません。

教員による体罰は暴力であり、犯罪です。

この大阪の体罰事件をきっかけに、沖縄県の教職員も体罰を止めるようにしてほしいです。

さて、今月1月の例会は
  ↓
不登校を考える親と市民の会・沖縄 1月例会

  日時:1月19日(土)13:30〜16:30 

  場所:沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」 
          4階 研修室3

※ 掲示板には借用時間の「13:00〜」が書いてありますが、例会の開始時間は
   13:30です。

※ 参加費:300円です。(ご家族で参加の場合は、一家族につき300円)

※ 事前の申し込みは必要ありません。
 
※ 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」は公共施設ですので、十分な
  駐車場がありません。
  地下駐車場が満車の場合は、近隣の有料駐車場に停めてください。

※  例会にご参加される前に、このブログの過去の記事をいくつかお読みい
   ただくことをお薦めします。
   当会の趣旨・考え方・不登校についての情報など知っていただいた上で
   ご参加いただいた方が、例会での時間が有効に使えると思います。
   尚、時間がなくて読めないという場合でも、お気軽にご参加ください。

※ 「例会」の参加対象は、不登校・ひきこもり本人とその保護者・親・家族の方に
  限定していますので、不登校支援の方、不登校について学びたい方は、個別に会
  までご連絡いただければ幸いです。
子どもの最善の利益はどこへ? スクールソーシャルワーク実習生が家庭訪問 に同行。[2013年01月09日(Wed)]
<スクールソーシャルワーカーとは?>

「スクールソーシャルワーカー」という名前を聞いた方も多くなっていると思います。

「スクールソーシャルワーカー」という資格があるわけではありません。

「私はスクールソーシャルワーカーです」と名乗れば誰でも名乗れる、いわば自称です。

2008年度に文科省が「スクールソーシャルワーカー配置事業(のちの活用事業)」を始め、にわかにスクールソーシャルワーカーもどきが全国に誕生しました。

スクールソーシャルワークの本来の意味は違いますが、文科省の事業では、スクールソーシャルワーカーは「不登校の子どもたちを学校に戻すため」のものとしてスタートしました。

沖縄県も例外ではなく、不登校対策としてのスクールソーシャルワーク活用になっています。

スクールソーシャルワーカーは家庭訪問が大きな仕事になっており、その家庭訪問が不登校をしている子どもたちにどのような影響をもたらすかについて、このブログでも記事を書いてきました。

実際の家庭訪問がどのように行われているかはわからないため、定期的にスクールソーシャルワーカー(以下SSWr)事業の報告書を開示請求し、その情報から状況を確認するという作業を続けています。

2012年度分の公文書の宜野湾市教育委員会のSSWrの報告書を見ていたら、実習生がケース会議に参加しているという文言が見つかり、更に家庭訪問に同行している事がわかりました。

そもそも子どもが不登校をしているという時に、必要なのは十分休む事と十分休んだ後に子ども本人が学ぶ環境作りであり、そこに教育委員会から派遣された人の介入は必要ありません。

必要ないどころかむしろ邪魔であり、介入されることによりさらに親子関係が悪化する事も考えられます。

それなのに家庭訪問に実習生が同行しているというのは、子どもたちの事をあまりにも軽く考えているのではないかと思います。

そのようなわけで、いったい実習生とはどういうもので、何が起きているのかを調べましたので、現在わかっている情報をこのブログに書きたいと思います。

経過がわかりやすいように、時系列に箇条書きにします。

<宜野湾市教育委員会でのSSWrに関する公文書開示>

2012年12月4日 宜野湾市役所内にて、公文書の開示を受ける

 請求文書  宜野湾市教育委員会が所有する公文書で、
       SSWに関する文書(市独自予算のもの・沖縄県予算のもの全て)

 開示文書  平成24年度青少年サポートセンター職員配置表
       スクールソーシャルワーカー活用事業の平成24年度実施計画説明資料
       平成24年度業務報告書及び活動状況報告書
       平成24年度活動状況報告書(県派遣)
       平成24年度相談指導員の種類・配置先・任務等について

「平成24年度活動状況報告書(県派遣)」の記述の中に「実習生」という文字を見つける。

教育委員会担当者(課長・青少年サポートセンター所長)に「実習生」に関する文書を見せて欲しいと言う。

課長・所長は「実習生については知らない」との返事。

しかし、実習生を受け入れているのであれば、文書があるはずなので探してもらうことに。

文書を探した結果、「宜野湾市教委宛 平成24年度スクールソーシャルワーク実習生受け入れについて(ご依頼) 沖縄国際大学」のA4サイズ文書1枚が出てくる。

この依頼文書の中に実際に実習をする学生の氏名が書いてあるが、その氏名が黒塗りになっていた。

実習生の氏名が黒塗りの理由は、「私人」であるからとのこと。

(実習生はケース会議にも参加している。
その際、知り得た個人情報については外部に口外しないことの念書は取っているとのこと)

家庭訪問に同行しているということは、公的機関として行っているはずで、「私人」が家庭訪問に同行するのはおかしいのではないかと伝える。

こちらの意見に対して宜野湾市情報公開窓口と相談の結果、氏名黒塗りは撤回され、氏名は公表された。

実習生が私人扱いであれば、家庭訪問に同行させることはおかしい。

しかし、宜野湾市では実習生の存在そのものを知らなかったため、実習生をどのように扱うかは、今後の検討課題であるということで、この日は話が終わった。

<社団法人日本社会福祉士養成校協会>

2012年12月7日 社団法人日本社会福祉士養成校協会に電話する。

スクールソーシャルワーカー養成について、ネットで調べているうちに社団法人日本社会福祉士養成校協会がスクールソーシャルワーカー養成をする大学を認定し、シラバスを作成している事が分かった。

社団法人日本社会福祉士養成校協会
  ↓
http://www.jascsw.jp/

認定校について
  ↓
http://www.jascsw.jp/ssw/index.html

スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程認定に関する規程第6条第4項に規定する
科目の教育内容、教員要件、スクール(学校)ソーシャルワーク実習の指定施設、実習指
導者の要件及び認定審査申請等の諸様式等の改正について(通知)
   ↓
http://www.jascsw.jp/ssw/ssw_tsuuchi20110901.pdf

スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程認定に関する規定平成23年11月28日.pdf

沖縄県で養成校として認定されているのは、沖縄大学と沖縄国際大学の2校。

そこで、今回の実習生の件について聞いてみることにし、協会に電話をかけた。

こちらが聞きたかった事と、社団法人の回答は次の通り。

  ・実習生が家庭訪問に同行する事について、法的根拠はあるか?

  ・協会事務局の回答

     法的根拠は無い。
     SSWr自体が国家資格ではなく、社会福祉士がSSWrをやっているので。
     受け入れるSSWr側の判断による。

  ・家庭訪問をする際に何か決めているものは?

  ・協会事務局の回答

     子どもの同意を必ず取る。
     同意書が無ければ家庭訪問はできない。

電話をしたことに対して、事務局の方から「大変貴重なご指摘をいただいてありがとうございます。いただいた電話の内容をこちらで検討したいと思います。」という内容の返事をいただく。

<宜野湾市教育委員会へ電話>

2012年12月7日 協会事務局の人との電話を切ったあとに、宜野湾市教育委員会に電話する。

 実習生家庭訪問同行の際に、同意書を取っているか聞く。

 担当SSWrに聞いたところ、
「口頭で説明した。同意は取っているが、文書では取っていない」とのこと。 

 教育委員会担当者の方は、
「やはり今後は文書で同意を取るよう実習生の担当大学教員に伝えておく」
 と言って電話をきる。

<沖縄県教育庁義務教育課の公文書開示>

2012年12月28日 沖縄県教育庁義務教育課SSWに関する文書の開示

SSWr実習生についての文書を沖縄県教育庁義務教育課に開示請求し、文書で確認する。

開示された文書は次の通り

沖縄県義務教育課宛平成24年度SSW実習生受け入れについて依頼文沖縄国際大学平成24年2月23日.pdf

SSW実習に関する委託契約書(雛形)(沖縄国際大学).pdf    

沖縄国際大学宛平成24年度SSW実習生受け入れ(回答)沖縄県教育庁義務教育課平成24年3月6日.pdf  

関係市町村教育委員会教育長宛平成24年度SSW実習生受け入れについて依頼平成24年3月6日.pdf 

沖縄大学に関する文書は無し。

(但し、沖縄大学が実習生受け入れを教育委員会に依頼していないわけではなく、2011年度は別の市で沖縄大学から実習生を受け入れているとのこと)

 沖縄県教育庁義務教育課担当者は、「実習生は私人である」といい、「私人だから氏名を開示しなくてもいい」と言った。

こちらからは、「私人であれば、家庭訪問に同行させることはするべきではない」と伝えた。

さらに義務教育課担当者は、「同意は口頭で十分であり、文書で取り交わす必要は無い」とも言う。

情報提供として「社団法人日本社会福祉士養成校協会」の事を伝え、ホームページでスクールソーシャルワーカー養成の認定校の事やシラバスについて確認してもらうようお願いして帰る。

<社団法人日本社会福祉士養成校協会の対応>

2013年1月8日 社団法人日本社会福祉士養成校協会へ再度確認のために電話をする。
 
 実習生が私人であるならば、家庭訪問に同行する事自体問題である。

 更に、法的根拠もなく家庭訪問に同行するということは、実習生の家庭訪問を断っても構わないという事だが、その「断ってもいい」という事を子ども本人に説明しているのかどうかがわからない。

 口頭で説明を受けた時に、どういうことかあまりわからないけども「いいですよ」と言ってしまうことはあるし、何か肩書がある人から「いいですか?」と聞かれて「いやです」とはなかなか言いづらい。

子どもから大人に対してはっきり「いやです」と言えない状況が多い中で、口頭での同意が有効かどうか疑問。

以上の懸念があるので、ブログで「断ってもいい」という事を書きたいが、その前にもう一度協会に確認してからと思い再度協会に電話をすることにした。

前回電話で話した担当者の人に、「子どもに家庭訪問に実習生が同行することについての同意を取る事が必要だと言われたが、その同意の取り方は具体的にどのようにするのか」を聞いた。

協会の担当者は、「具体的にどのように同意を取るのかはこちらでは決めていない。現場でどのようにしているのかはわからない」と答える。

前回話した時の内容と明らかに違う事を言い始めたので、「同意を取るのは誰に対してとるのですか」と聞く。

協会担当者は、「相手先教育委員会です」と言い始める。

つまり実習生が家庭訪問に同行してもいいかどうかの同意は、教育委員会がすることで、親でも子どもでもないという話に変わっていた。

前回電話で話した時は、子どもの最善の利益を優先させたら当然子ども自身に対して同意を取るのだと受け取っていたが、再度確認のため「子どもには同意を取らないということなので、子どもの最善の利益は優先しないという事ですか」と聞く。

すると、それまで話していた担当者は返答に困り上司という人が電話を代わった。

非常に丁寧な言葉で対応されたが、中身を要約すると次の通り。

  ・いったいあなたは何がいいたいのか?
  ・実習生については現場のSSWrに任せている。
  ・個々の現場の事には関与していないし、SSWrを縛るものでもない。
  ・こちらは全国の養成校を認定しているだけであり、こちらは相談機関でも
   ないので、こちらに言われても困る。
  ・地方など状況が異なることについて把握をした上でシラバスを作成している
   わけではない。あくまでも理想のものを提示しているだけ。
  ・個々の問題については該当する教育委員会と建設的に話してほしい。
   こちらは関係ない。

「貴重なご意見をいただきありがとうございました。」は社交辞令。

とてもきれいな言葉で言われたけれど、要するに「こちらは関係ない。だからよそに言ってくれ」ということだと受け取った。

この電話のやりとりと似たような感覚が、「これが問題です」と行政機関に言った時に「あなたは何がしたいのか」と門前払いされる時と同じだったことに後で苦笑した。

別に協会に苦情を言ってどうにかしてもらいたいと思って電話をしたわけではなく、ただ確認しようと思っただけなのだが、協会側からするとめんどくさい電話だと思ったのだろう。

すっかり「子どもの最善の利益を優先する」という事が、どこかに飛んで行ってしまった。

今回の話の内容を文章にすることに関して、電話で対応した協会事務局上司の方の了解済み。

あくまでもこちらが受け取った事をそのまま書くのは構わないとの事だった。

<考察>

以上の事から、SSWr家庭訪問に実習生が同行することについて、嫌だったら断ってもいい。

何か問題があっても、養成校を認定している社団法人日本社会福祉士養成校協会は関係ないので、責任を取らないし取れない。

もちろん学校・教育委員会・担当大学教員も責任は取れないし取らないだろう。

子どもが不登校になっていると、親は学校や教育委員会から誰かが来る事を歓迎することは多いが、果たしてその事が子どもにとってプラスになっていることなのかをしっかり考える必要がある。

子どもの立場から、大人に対して「いやだ」と拒否をする事自体がしにくいことであるという事を意識して、説明する事が必要。

学校・教育委員会からの支援を受けた結果を引き受けるのは、親自身であり、学校や教育委員会は何も責任は取れないし取らない。

だからこそ、しっかり親が情報を収集し、断るべきものは断る事が必要。

参考資料として平成24年度のSC・SSWr等委嘱状交付式での講話のレジュメは次の通り。

平成24年度SC等委嘱状交付式及び連絡協議会の開催要項平成24年4月6日.pdf

平成24年度SC等委嘱状交付式及び連絡協議会講話レジュメ 比嘉昌哉(沖縄国際大学).pdf


このレジュメによるとスクールソーシャルワーカーは教師の手に負えない保護者の対応もするそうです。

こんな失礼な事を堂々と言えるという事は、スクールソーシャルワーカーは学校・教育委員会のために働く人だという事を証明しているようなものです。

スクールソーシャルワーカーが誰のためのものになっているのか、しっかり見極めて利用するようにしましょう。
新しい年になりました。「不登校」は良い・悪いの時代から、あって当たり前の時代へ。[2013年01月07日(Mon)]
新しい年になりました。

今年はどのような年になるでしょうか。

昨年末に政権が変わって、なんだか雲行きがあやしくなってきました。

憲法改正や生活保護費削減・国防軍などなど、おめでたくない話題がたくさん出ています。

子どもたちの人権・権利にかかわる重要な憲法は改悪ということにならないよう願っています。

沖縄県内では、日本への復帰後40年の間に「不登校は心因性と遊び・非行型がある」という間違った話を思い込んできました。

ようやくその間違いに気づいたのが昨年でした。

(詳しくは→沖縄県内で言われている「不登校は心因性と遊び・非行型がある」という話はウソでした。[2012年08月08日(Wed)]

https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/344

今年は、もう不登校の事を「心因性」とか言えませんね。

2012年度の事業報告等に「心因性」の文字が入っている教育委員会は、勉強不足ということですから、その自治体の方は注意してください。

さて、不登校についてこれまで様々な事を指摘してきましたが、もはや「不登校」は良い・悪いという話ではなく、不登校はあって当たり前、子どもたちが学校に行きたくないと思う感情はごくごく自然な事であるという認識の時代に入っています。

子どもたちが学校に行かなくなるのは、学校に問題があるのであって、その問題を解決しようとしない学校は当然次々と子どもたちから避けられていきます。

これからは、子どもたちに選ばれる学校づくりに資金を投入していただきたいと思います。

未だに「不登校」は子どもや家庭に問題があるからと思い込んでいる教職員や各種相談員の方は、勉強不足です。

20年前・30年前のやり方を続けている方は、勉強し直すかただちに仕事を辞めてください。

社会は常に変わっています。

当然子どもたちも変わっています。(良い意味で)

それなのに20前・30年前のやり方を続けているとしたら、迷惑なだけです。

教育委員会の指導主事の皆さんも、現実に向き合い、子どもたちが行きたくなるような学校づくりを考えてください。

学校が全てではありません。

学校の他にも学ぶところ・方法はいくらでもあります。

義務教育を保障する役目も持っている教育委員会は、子どもの最善の利益を考え、事業を見直してください。

不登校・ひきこもりをしている子ども・若者たちの親御さんへ、不登校を悪い事・学校に戻す事がいい事と思う時代は終わりました。

学校がどのようなところなのか、現実を知りましょう。

安全な場所ですか?

子どもの成長を阻害するような事は起きていませんか?

安全ではない場所に無理やり連れて行く事は、安全配慮義務違反や身体的虐待にもつながります。

子どもの声に耳を傾けましょう。

子どもが話してくれない場合は、それなりの理由があります。

話してくれるようになるまで、おいしい食事と温かい飲み物を用意して待ちましょう。

みんなと同じ事をする方が楽かもしれません。

でも、その中で人と違う事ができるというのは、強味です。

これからの時代は、国や地方自治体に頼る事ができないかもしません。

行政が必ずしも正しい情報を出すとは限りません。

自分の頭で考え、自分で判断する力を持っていると、情報に振り回されず、安全に暮らしていけると思います。

学校に行かないこと、すなわち不登校をするということは、本能的に危険を察知できる力であるともいえます。

どうかその素晴しい能力を子どもたちが失わないように周りの方のサポートをよろしくお願いします。
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沖縄県民の皆様へ 沖縄県内では、「不登校」の事を「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言う人がいます。 学校や教育委員会などの行政職員や相談員など、公の立場にいる人が言っていたりするので、多くの人がその話を正しいと思って信じてきたようですが、 「不登校には心因性と遊び・非行型がある」という話は、うそです。 以下の記事やその他の記事をぜひお読みいただき、今すぐ、間違った考え方を捨ててください。 ↓ 沖縄県内で言われている「不登校は心因性と遊び・非行型がある」という話はウソでした。[2012年08月08日(Wed)] https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/344 尚、現在でも「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言っている人がいる場合、その人は「不登校」の事を知らない・理解していない人です。 それが、たとえ教育委員会の人でも、大学教員でも、その人の話は信用しないようにしましょう。
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※ブログ記事中の画像の上で、「クリック」または「タップ」すると画像が拡大します。 「不登校を考える親と市民の会・沖縄」の勉強会は、2015年9月で終了します。 ブログは継続致しますので、今後もよろしくお願いします。
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