沖縄県教育委員会会議の傍聴・・・、高校編成整備実施計画・フューチャースクール。[2012年03月28日(Wed)]
3月の例会が終わりました。
毎年3月は例会の参加者が少ないのですが、今年はいつもより多い参加でした。
今回の例会の主なテーマは、4月以降の学校との対応について、他もろもろです。
「不登校」を理解してくれない学校の教職員の熱心さが当事者にとっては一番迷惑なのですが、それがなかなか先生たちには伝わらない。
先生たちの言動は善意からくるものであることはわかるのですが、その善意がかえってあだになっているようです。
さて、いよいよ年度末、3月も残りわずかです。
この年度末のさなか2012年3月28日に沖縄県教育委員会会議が開かれることを思いだし、急遽会議を傍聴に行ってきました。
今年の1月に沖縄県立高校の編成整備実施計画についてのパブリックコメントの募集がありましたが、その結果はどうだっただろうと思い出し、沖縄県のホームページを見ましたが、まだ載っていませんでした。
教育委員会会議でこの高校編成整備実施計画が議題に上がるだろうと思ったので、とりあえず傍聴できるのであれば行こうと思ったのでした。
沖縄県立高校編成整備実施計画については
↓
http://www-edu.pref.okinawa.jp/somu/ko-seibi/new_ko-seibi/index.html#newplan
沖縄県教育委員会会議については
↓
http://www-edu.pref.okinawa.jp/iinkai/giketsu/index.html
不登校を考える親と市民の会・沖縄からの意見
↓
https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/325
今日傍聴した沖縄県教育委員会会議当日配布資料 P.1 より
↓
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平成24年第5回県教育委員会会議(定例会)日程(案) 平成24年3月28日(水)
会議の順序
1 開会
2 議事日程の決定
3 平成24年第4回会議録の承認
4 今回会議録署名人の決定
5 教育長報告
6 議事
7 閉会
教育長報告事項
課名 番号 事項名 ページ
総務課 1 東日本大震災における教育委員会の対応状況について 2 - 3
義務教育課 2 人重山地区の教科書採択問題について 4
義務教育課 3 会計実地検査結果について 5
審議事項
課名 番号 議題 ページ
総務課 1 県立高等学校編成整備実施計画(平成24年度宇平成33年度)について 6 - 9
総務課 2 県立特別支援学校編成整備実施計画(平成24年度〜平成33年度)について 10 -12
総務課 3 沖縄県教育委員会の権限に属する事務の処理の特例に関する条例
に基づき市町村が処理する事務の範囲を定める規則について 13- 16
総務課 4 沖縄県教育委員会会議規則の一部を改正する規則について 17 - 20
総務課 5 教育長専決規程の下部を改正する訓令について 21 -24
総務課 6 沖縄県教育委員会公印規程及び職員服務規程の一部を改正する訓令について 25 - 38
財務課 7 東日本大震災の被災者等に係る沖縄県立高等学校等の
入学考査料及び入学料の免除に関する特例を定める規則について 39- 42
生涯学習振興課 8 沖縄県立図書館協議会規則の一部を改正する規則について 43- 46
県立学校教育課 9 県立学校職員の人事について (非公開) 47- 49
PDFファイル → 2012年3月28日沖縄県教育委員会会議日程.PDF
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議案 第1号
↓
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県立高等学校編成整備実施計画(平成24年度〜平成33年度)について
1 件名
県立高等学校編成整備実施計画(平成24年度〜平成33年度)
2策定の必要性
(1)現行の編成整備計画は、単位制やコース制の導入、専門学科の増設、総合学科の設置等、新しいタイプの学校の再編等の推進を図ってきた。
次期計画では、少子化等への対応や多様な学習スタイルや学び直しを必要とする者に十分対応できる教育環境の充実を図るため、平成24年度からの整備に向けて新たな計画を策定する必要がある。
(2)「編成整備の基本方向」を策定した後に「編成整備実施計画」を策定し、あわせて「編成整備計画」とする。
3策定の経緯
(1)調査、ヒアリング、保護者く地域住民等との意見交換等を踏まえ、編成整備実施計画【素案】を作成(平成23年6月〜平成23年11月)
(2)外部有識者を交えた「県立高等学校編成整備に関する懇話会」を5回開催し、【素案】に対し193件の意見を聴取(11月〜 12月)
(3)懇話会の意見を踏まえ5項目を修正して【案】とし、県民意見の募集及び関係団体意見の照会。
県民意見121件、関係団体44の意見を受け付け(1月〜 2月)
(4)県民意見及び関係団体意見を踏まえて【案】の5項目を修正
4 内容の概要
T 本県県立高等学校編成整備実施計画の策定について
1 基本事項
「基本方向」で示した編成整備の基本事項を元に計画を策定する。
2 計画実施時期
・前期計画(平成24年度から平成29年度)
,中期計画(平成26年度から平成31年度)
・後期計画(平成28年度から平成33年度)
・長期的な計画(平成24年度から平成33年度の10年間を通して行う計画)
・編成整備計画全体としては、計画そのものの検証・見直し期間を平成24年度から平成30年度とし、次期 計画の策定時期を平成30年度から平成33年度とする。
U 前期計画
1 北部地区高等学校再編計画
(1)名護高等学校に理数科等大学進学に特化した学科の設置
B名護高等学校に理数科等大学進学に特化した学科を設置する
2 南部工業高等学校と沖縄水産高等学校の統合
・南部工業高校を沖縄水産高校に統合する
V 中期計画
1 北部地区高等学校再編計画
(1)辺土名高等学校を名護高等学校の分校化
・辺土名高校が両科の定員を満たした場合は計画を再検討する
(2)本部高等学校と北山高等学校の統合
・実施計画までに本部高校が定員3クラスを満たした場合は、計画を再検討す
る
。北山高校理数科が今後定員の過半数割れが2年連続して生じた場合は3年目
から理数科の募集停止を行う
2 久米島高等学校(園芸科)の廃科
・普通科に園芸コースを設置する
・園芸科が定員を満たした場合は計画を再検討する
3 新しいタイプの学校
(1)フューチャースクール
中部フューチャースクール(仮称)
・中部地区の高校を一校再編する
南部フューチャースクール(仮称)
・南部工業高校跡地に設置する
(2)定時制課程再編
那覇工業高等学校定時制課程
・那覇工業高校定時制課程を三部制に再編する
中学生支援センター(仮称)
'那覇工業高校定時制夜問部に中学生支援センター(仮称)を設置する
以下、省略
PDFファイル → 2012年3月28日沖縄県教育委員会会議議案第1号.PDF
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以上が配布資料からの抜粋です。
マスコミが数社来ていましたので、すでにテレビのニュースで流れているかもしれません。
新聞は、3月29日の朝刊に載るでしょうか。
今回の会議の内容で不登校に関係することに絞って感想を書きたいと思います。
注目しているのは、不登校の生徒と発達障害の生徒を対象にしているフューチャースクールと、不登校の生徒を集める中学生支援センターの2つです。
フューチャースクールの方は心因性の不登校が対象で、中学生支援センターの方は遊び・非行型の不登校が対象とのことです。
この振り分け方をしている時点で、「何よそれ〜。」と突っ込みを入れたくなります。
不登校を「心因性」と「遊び・非行型」に短絡的に分けるのはおかしいことで、これは昨年10月に文科省の担当者の方と確認済みです。
発達障害についても、学校現場で語られる場合は医学的根拠に基づかない教職員の主観によるものであり、発達障害とレッテルを貼ることは生徒にとってプラスにならないどころかマイナスです。
以上のことはパブリックコメントにも書きましたので、今回の沖縄県教育委員会会議でどのように話し合われるのかを聞きたいと思いました。
担当の総務課の人の説明の後に、教育委員からの質問があり、またそれに担当者が説明するという流れでした。
委員から、「フューチャースクールという名称から、どのようなものなのかわかりにくい。地域の人たちへ理解しやすいように説明してほしい」という要望が出されました。
これに対して担当者は「フューチャースクールというのは、あくまでも仮称ですから、これから理解していただけるようにしていきます」との答えでした。
ここまではよかったのですが、別の委員が半笑いしながら話し始め、要領がつかめない内容でしたが、要するに「フューチャースクールについてしっかりやってほしい」というふうに聞こえました。
しかし、この委員から「問題児を」という言葉が聞こえてきて、子どもたち1人1人を大切にするということではなく、問題児を集めて教育をしっかりやってほしいという矯正とか更生の意味で言っているように聞こえ(あくまでも私の主観ですが)、「ちょっとそれどういうことよ」と心の中でつぶやきました。
笑いながら話すのもちょっと人をバカにしているように感じました。
で、あっさり議案は決定となり次の議題に移っていきました。
え、ちょっと待って!!
せっかくパブリックコメントがたくさん来ているのに、その意見は教育委員の方に紹介しないのですか〜!!
そうなんです。
パブリックコメントにどのような意見があったかなんて、詳細は一切教育委員の人に説明しないし、配布資料の中にも入っていない。
つまりパブリックコメントは、よくある「市民の意見を聞きましたよ」というアリバイ作りでしかないということですね。
今回の会議の傍聴の目的は、このパブリックコメントが会議に生かされるかどうかを確認することでした。
結論として、パブリックコメントにどのような意見を出したとしても、担当者は会議の場で自分たちに都合のよいように教育委員に説明して、議題は決定という流れになるということだろうと思いました。
教育委員会会議で決めるといいながら、実際は各課が主導権を握っていて、議案は無事決定で終わるのでしょう。
以前、教育委員会会議を傍聴して、こんなんだったらあほらしいから二度と傍聴には行くまいと思っていたのですが、やっぱり傍聴して実際どのように審議されるのか聞く必要があると思いました。
とりあえず非公開議案以外は、会議を傍聴し、廊下に出たら、ばったり県立学校教育課の人に会い、そこでフューチャースクールや中学生支援センターについて、立ち話しをしました。
県立高校の話ですから、現場と一番つながっている県立学校教育課の人がよく知っていると思ったら、現在のところ県立学校教育課は全くタッチしていなくて、総務課が話を進めているとのことでした。
当然学校現場からフューチャースクールや中学支援センターを作ってほしいと要望が出されたわけではなく、誰が言い出したのか不明です。
フューチャースクールや中学生支援センターは、授業をどうするのかなどの具体的な内容は全く決められていません。
県立学校教育課の人と立ち話をしながら思ったのは、よくある行政の「まずは箱物を作って、中身は後から考える」の典型的なパターンだろうということです。
子どもたちの教育・学びという重要な話だから、まずは内容を決めてそれから教員の人数や専門性・設備を考えるというのが筋だと思いますが、順番が全く逆です。
何か予算が降ってきて、使わなきゃいけないということなんでしょうかねぇ。
それとも誰かが別の思惑で作ろうと言い出したんでしょうか。
いずれにしても、結論が決まっていて、誰がなんといおうと実行する気なんだろうと思います。
さて、そんな大騒ぎしなくてもと思われた方もいらっしゃるかもしれません。
フューチャースクールや中学生支援センターが出来て子どもたちの利益にならなくても、害にならないのであればいいのです。
しかし、害になるようなことにならないかと心配しているので、いろいろ突っ込みを入れてみました。
「不登校の生徒のため」、「発達障害の生徒のため」と言うと耳障りはいいですが、実際は「不登校だから」「発達障害だから」と子どもたちにレッテルを貼ることで、進路選択ではなく、中学の進路指導で教師によって振り分けられ、結果として生徒本人にとって不本意な進路選択になってしまわないかということが心配です。
そして、高校に入ってやり直すというよりは、中学の時に感じていた自分を肯定できない感情を引きずってしまい、学ぶ意欲が出てこないんじゃないかということも予想されます。
不登校の生徒・発達障害の生徒に対して、様々な配慮をするためには、教職員を増やす必要がありますし、それなりの専門性も求められます。
教職員の数はそのままで、現場の教職員の人たちの努力でなんとかするというものであれば、教職員自身も学校は辛い場所になり、そんな学校に赴任したくないと思うのではないかと思います。
教職員が生き生きと授業ができない学校になれば、当然生徒も学ぶ意欲が落ちていくと思います。
もしそうなって、また生徒たちが不登校になったら、次はどうするんでしょう。
くどいようですが、不登校や発達障害の生徒を一箇所に集める方法自体が間違っていると思います。
毎年3月は例会の参加者が少ないのですが、今年はいつもより多い参加でした。
今回の例会の主なテーマは、4月以降の学校との対応について、他もろもろです。
「不登校」を理解してくれない学校の教職員の熱心さが当事者にとっては一番迷惑なのですが、それがなかなか先生たちには伝わらない。
先生たちの言動は善意からくるものであることはわかるのですが、その善意がかえってあだになっているようです。
さて、いよいよ年度末、3月も残りわずかです。
この年度末のさなか2012年3月28日に沖縄県教育委員会会議が開かれることを思いだし、急遽会議を傍聴に行ってきました。
今年の1月に沖縄県立高校の編成整備実施計画についてのパブリックコメントの募集がありましたが、その結果はどうだっただろうと思い出し、沖縄県のホームページを見ましたが、まだ載っていませんでした。
教育委員会会議でこの高校編成整備実施計画が議題に上がるだろうと思ったので、とりあえず傍聴できるのであれば行こうと思ったのでした。
沖縄県立高校編成整備実施計画については
↓
http://www-edu.pref.okinawa.jp/somu/ko-seibi/new_ko-seibi/index.html#newplan
沖縄県教育委員会会議については
↓
http://www-edu.pref.okinawa.jp/iinkai/giketsu/index.html
不登校を考える親と市民の会・沖縄からの意見
↓
https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/325
今日傍聴した沖縄県教育委員会会議当日配布資料 P.1 より
↓
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平成24年第5回県教育委員会会議(定例会)日程(案) 平成24年3月28日(水)
会議の順序
1 開会
2 議事日程の決定
3 平成24年第4回会議録の承認
4 今回会議録署名人の決定
5 教育長報告
6 議事
7 閉会
教育長報告事項
課名 番号 事項名 ページ
総務課 1 東日本大震災における教育委員会の対応状況について 2 - 3
義務教育課 2 人重山地区の教科書採択問題について 4
義務教育課 3 会計実地検査結果について 5
審議事項
課名 番号 議題 ページ
総務課 1 県立高等学校編成整備実施計画(平成24年度宇平成33年度)について 6 - 9
総務課 2 県立特別支援学校編成整備実施計画(平成24年度〜平成33年度)について 10 -12
総務課 3 沖縄県教育委員会の権限に属する事務の処理の特例に関する条例
に基づき市町村が処理する事務の範囲を定める規則について 13- 16
総務課 4 沖縄県教育委員会会議規則の一部を改正する規則について 17 - 20
総務課 5 教育長専決規程の下部を改正する訓令について 21 -24
総務課 6 沖縄県教育委員会公印規程及び職員服務規程の一部を改正する訓令について 25 - 38
財務課 7 東日本大震災の被災者等に係る沖縄県立高等学校等の
入学考査料及び入学料の免除に関する特例を定める規則について 39- 42
生涯学習振興課 8 沖縄県立図書館協議会規則の一部を改正する規則について 43- 46
県立学校教育課 9 県立学校職員の人事について (非公開) 47- 49
PDFファイル → 2012年3月28日沖縄県教育委員会会議日程.PDF
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議案 第1号
↓
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県立高等学校編成整備実施計画(平成24年度〜平成33年度)について
1 件名
県立高等学校編成整備実施計画(平成24年度〜平成33年度)
2策定の必要性
(1)現行の編成整備計画は、単位制やコース制の導入、専門学科の増設、総合学科の設置等、新しいタイプの学校の再編等の推進を図ってきた。
次期計画では、少子化等への対応や多様な学習スタイルや学び直しを必要とする者に十分対応できる教育環境の充実を図るため、平成24年度からの整備に向けて新たな計画を策定する必要がある。
(2)「編成整備の基本方向」を策定した後に「編成整備実施計画」を策定し、あわせて「編成整備計画」とする。
3策定の経緯
(1)調査、ヒアリング、保護者く地域住民等との意見交換等を踏まえ、編成整備実施計画【素案】を作成(平成23年6月〜平成23年11月)
(2)外部有識者を交えた「県立高等学校編成整備に関する懇話会」を5回開催し、【素案】に対し193件の意見を聴取(11月〜 12月)
(3)懇話会の意見を踏まえ5項目を修正して【案】とし、県民意見の募集及び関係団体意見の照会。
県民意見121件、関係団体44の意見を受け付け(1月〜 2月)
(4)県民意見及び関係団体意見を踏まえて【案】の5項目を修正
4 内容の概要
T 本県県立高等学校編成整備実施計画の策定について
1 基本事項
「基本方向」で示した編成整備の基本事項を元に計画を策定する。
2 計画実施時期
・前期計画(平成24年度から平成29年度)
,中期計画(平成26年度から平成31年度)
・後期計画(平成28年度から平成33年度)
・長期的な計画(平成24年度から平成33年度の10年間を通して行う計画)
・編成整備計画全体としては、計画そのものの検証・見直し期間を平成24年度から平成30年度とし、次期 計画の策定時期を平成30年度から平成33年度とする。
U 前期計画
1 北部地区高等学校再編計画
(1)名護高等学校に理数科等大学進学に特化した学科の設置
B名護高等学校に理数科等大学進学に特化した学科を設置する
2 南部工業高等学校と沖縄水産高等学校の統合
・南部工業高校を沖縄水産高校に統合する
V 中期計画
1 北部地区高等学校再編計画
(1)辺土名高等学校を名護高等学校の分校化
・辺土名高校が両科の定員を満たした場合は計画を再検討する
(2)本部高等学校と北山高等学校の統合
・実施計画までに本部高校が定員3クラスを満たした場合は、計画を再検討す
る
。北山高校理数科が今後定員の過半数割れが2年連続して生じた場合は3年目
から理数科の募集停止を行う
2 久米島高等学校(園芸科)の廃科
・普通科に園芸コースを設置する
・園芸科が定員を満たした場合は計画を再検討する
3 新しいタイプの学校
(1)フューチャースクール
中部フューチャースクール(仮称)
・中部地区の高校を一校再編する
南部フューチャースクール(仮称)
・南部工業高校跡地に設置する
(2)定時制課程再編
那覇工業高等学校定時制課程
・那覇工業高校定時制課程を三部制に再編する
中学生支援センター(仮称)
'那覇工業高校定時制夜問部に中学生支援センター(仮称)を設置する
以下、省略
PDFファイル → 2012年3月28日沖縄県教育委員会会議議案第1号.PDF
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以上が配布資料からの抜粋です。
マスコミが数社来ていましたので、すでにテレビのニュースで流れているかもしれません。
新聞は、3月29日の朝刊に載るでしょうか。
今回の会議の内容で不登校に関係することに絞って感想を書きたいと思います。
注目しているのは、不登校の生徒と発達障害の生徒を対象にしているフューチャースクールと、不登校の生徒を集める中学生支援センターの2つです。
フューチャースクールの方は心因性の不登校が対象で、中学生支援センターの方は遊び・非行型の不登校が対象とのことです。
この振り分け方をしている時点で、「何よそれ〜。」と突っ込みを入れたくなります。
不登校を「心因性」と「遊び・非行型」に短絡的に分けるのはおかしいことで、これは昨年10月に文科省の担当者の方と確認済みです。
発達障害についても、学校現場で語られる場合は医学的根拠に基づかない教職員の主観によるものであり、発達障害とレッテルを貼ることは生徒にとってプラスにならないどころかマイナスです。
以上のことはパブリックコメントにも書きましたので、今回の沖縄県教育委員会会議でどのように話し合われるのかを聞きたいと思いました。
担当の総務課の人の説明の後に、教育委員からの質問があり、またそれに担当者が説明するという流れでした。
委員から、「フューチャースクールという名称から、どのようなものなのかわかりにくい。地域の人たちへ理解しやすいように説明してほしい」という要望が出されました。
これに対して担当者は「フューチャースクールというのは、あくまでも仮称ですから、これから理解していただけるようにしていきます」との答えでした。
ここまではよかったのですが、別の委員が半笑いしながら話し始め、要領がつかめない内容でしたが、要するに「フューチャースクールについてしっかりやってほしい」というふうに聞こえました。
しかし、この委員から「問題児を」という言葉が聞こえてきて、子どもたち1人1人を大切にするということではなく、問題児を集めて教育をしっかりやってほしいという矯正とか更生の意味で言っているように聞こえ(あくまでも私の主観ですが)、「ちょっとそれどういうことよ」と心の中でつぶやきました。
笑いながら話すのもちょっと人をバカにしているように感じました。
で、あっさり議案は決定となり次の議題に移っていきました。
え、ちょっと待って!!
せっかくパブリックコメントがたくさん来ているのに、その意見は教育委員の方に紹介しないのですか〜!!
そうなんです。
パブリックコメントにどのような意見があったかなんて、詳細は一切教育委員の人に説明しないし、配布資料の中にも入っていない。
つまりパブリックコメントは、よくある「市民の意見を聞きましたよ」というアリバイ作りでしかないということですね。
今回の会議の傍聴の目的は、このパブリックコメントが会議に生かされるかどうかを確認することでした。
結論として、パブリックコメントにどのような意見を出したとしても、担当者は会議の場で自分たちに都合のよいように教育委員に説明して、議題は決定という流れになるということだろうと思いました。
教育委員会会議で決めるといいながら、実際は各課が主導権を握っていて、議案は無事決定で終わるのでしょう。
以前、教育委員会会議を傍聴して、こんなんだったらあほらしいから二度と傍聴には行くまいと思っていたのですが、やっぱり傍聴して実際どのように審議されるのか聞く必要があると思いました。
とりあえず非公開議案以外は、会議を傍聴し、廊下に出たら、ばったり県立学校教育課の人に会い、そこでフューチャースクールや中学生支援センターについて、立ち話しをしました。
県立高校の話ですから、現場と一番つながっている県立学校教育課の人がよく知っていると思ったら、現在のところ県立学校教育課は全くタッチしていなくて、総務課が話を進めているとのことでした。
当然学校現場からフューチャースクールや中学支援センターを作ってほしいと要望が出されたわけではなく、誰が言い出したのか不明です。
フューチャースクールや中学生支援センターは、授業をどうするのかなどの具体的な内容は全く決められていません。
県立学校教育課の人と立ち話をしながら思ったのは、よくある行政の「まずは箱物を作って、中身は後から考える」の典型的なパターンだろうということです。
子どもたちの教育・学びという重要な話だから、まずは内容を決めてそれから教員の人数や専門性・設備を考えるというのが筋だと思いますが、順番が全く逆です。
何か予算が降ってきて、使わなきゃいけないということなんでしょうかねぇ。
それとも誰かが別の思惑で作ろうと言い出したんでしょうか。
いずれにしても、結論が決まっていて、誰がなんといおうと実行する気なんだろうと思います。
さて、そんな大騒ぎしなくてもと思われた方もいらっしゃるかもしれません。
フューチャースクールや中学生支援センターが出来て子どもたちの利益にならなくても、害にならないのであればいいのです。
しかし、害になるようなことにならないかと心配しているので、いろいろ突っ込みを入れてみました。
「不登校の生徒のため」、「発達障害の生徒のため」と言うと耳障りはいいですが、実際は「不登校だから」「発達障害だから」と子どもたちにレッテルを貼ることで、進路選択ではなく、中学の進路指導で教師によって振り分けられ、結果として生徒本人にとって不本意な進路選択になってしまわないかということが心配です。
そして、高校に入ってやり直すというよりは、中学の時に感じていた自分を肯定できない感情を引きずってしまい、学ぶ意欲が出てこないんじゃないかということも予想されます。
不登校の生徒・発達障害の生徒に対して、様々な配慮をするためには、教職員を増やす必要がありますし、それなりの専門性も求められます。
教職員の数はそのままで、現場の教職員の人たちの努力でなんとかするというものであれば、教職員自身も学校は辛い場所になり、そんな学校に赴任したくないと思うのではないかと思います。
教職員が生き生きと授業ができない学校になれば、当然生徒も学ぶ意欲が落ちていくと思います。
もしそうなって、また生徒たちが不登校になったら、次はどうするんでしょう。
くどいようですが、不登校や発達障害の生徒を一箇所に集める方法自体が間違っていると思います。



