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小沢牧子著『学校って何「不登校」から考える』。[2011年12月22日(Thu)]
2011年12月例会は→12月23日(金)13:30〜16:30
 
              詳細は⇒https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/315


久しぶりに小沢牧子さんの著書を読みました。

最近の子どもたちのこと、「不登校」をしている子どもたちのこと、原発のことなど、小沢牧子さんの鋭い指摘が随所に見られます。

なんとなくぼやっと思っていたことが、小沢牧子さんの指摘ではっきりしたような気がします。

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『学校って何 「不登校」から考える
  「どうして子どもは学校へ行くの?」 
     子どもの声は明るく、問いは深い』


  小沢牧子著 小澤昔ばなし研究所  

子どもと親の日常から現在の学校をとらえ書きおろした、エッセイ風の学校論です。

子どもたちが群れ遊びたむろする場所として大切な地域の学校の意味や、 不登校を通して浮かび上がる社会のしくみを見つめます。

子どもが学校に縛られる苦しさを「子ども制度」という角度から分析し、 おとなと子どもが暮らしを楽しめる未来を探ります。ご一緒に考えてみませんか?

季刊誌「子どもと昔話」で連載されてきたエッセイも、後半にまとめて収められています。

2011年11月20日発行 232頁 四六版 小澤昔ばなし研究所

定価 1470円 (本体1400円+税) ISBN 978-4-902875-44-7
昔ばなし研究所取り扱い 書店での注文も可

<目次>

第T部 学校って何

  群れ遊ぶことのちから

  学ぶという営み

  いじめと不登校

  子どもを分けるな

  世話人としての教師

  「子ども制度」と不登校

第U部 子どものいる場所

  子どもと遊び

  虫を殺す

  子どもと時間

  空気を読むな!

  子どもの居場所考

  ドイツで出会った三つの言葉

  たかが挨拶、されど挨拶

  母の孤独

  この原発災害と子ども

  原発災害と親子の未来

  手−だいじな友だち


  (小澤昔ばなし研究所ホームページ http://www.ozawa-folktale.com/ より)
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ちょっと違う角度から物事を考えてみるヒントが見つかるかもしれません。

不登校に興味のある方も無い方も、どうぞ。
「不登校・ひきこもりを生きる」高岡健さんの著書。[2011年06月07日(Tue)]
「不登校」に対する風当たりも強いですが、今は「不登校」以上に「ひきこもり」に対する風当たりが強いように感じます。

「不登校をそのままにしていたら、ひきこもりになるよ」と脅かされた時代から、今は「不登校をそのままにしていたら、ニートになるよ」と脅かされる時代に変わりました。

えっ、ニート?
「ニート対策を」と声高に叫んでいる方は、ニートという言葉がどのようにできたのか全くご存知ないか、あるいは知っていてあえて言っている方のどちらかだろうと思います。

不登校をするからひきこもりになるという単純な話ではありません。

大人たちが「不登校」を否定的に考え、子どもたちに否定的な言葉をかけ続けたり、登校圧力をかけ続けたりした結果、子どもが自分自身を否定的に考え、ますます心が傷ついてひきこもると考えられます。

「不登校」「ひきこもり」については、丁寧な説明が必要だなぁとつくづく思います。

さて、「不登校・ひきこもり」について学びたいと思う方へ、高岡健さんの新しい著書がお薦めです。

それは、次の書籍です。
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「不登校・ひきこもりを生きる」 高岡健著 2011年 3月20日発売 定価 1,600円+税

【ひきこもりを認めること】
不登校・ひきこもりの本質とはなにか。親はどうすればよいのか。
集団を拒否する不登校・ひきこもりは、一人で自分や空想の他者と対話し、再生していく貴重な体験。そのプロセスを保障することがなにより大切だと著者は主張する。
親や周囲がその状態を否定的に捉えて非難したり、外に無理やり引き出そうとすると、ひきこもりをいっそうこじらせたり、家庭内暴力などの悲劇を生む。
すぐれた精神科医が、世間一般の見方を転換し、さらに、対応の原則など100の疑問に答える。

著作者について
高岡 健

現在、岐阜大学医学部准教授。精神科医。日本児童青年精神医学会理事。1953年徳島県に生まれる。岐阜大学医学部卒業。岐阜赤十字病院精神科部長などを歴任。
主な著書『人格障害論の虚像』『新しいうつ病論』『別れの精神哲学』(以上、雲母書房)『引きこもりを恐れず』『時代病』(吉本隆明氏と共著)『こころ「真」論』(宮台真司氏らと共著)(以上、ウェイツ)『孤立を恐れるな!』『学校の崩壊』(以上、編著、批評社)『16歳からの〈こころ〉学』(青灯社)『精神鑑定とは何か』(明石書店)ほか

目次
第1部 不登校・ひきこもりを考えなおす
T 一人ぼっちという大切な時間
1 はじめに
2 第一のテーマ──中学生とはどんな年代だろうか
3 第二のテーマ──精神科の診察室から見える姿
4 第三のテーマ──一七歳の犯罪
5 おわりに
U 登校拒否・ひきこもりを生きる
1 登校拒否の数の推移から、その背景を考える
2 イギリスではどうか
3 イギリスのニートと二つの教育雇用政策の失敗
4 日本における“ニート”のとらえかた
5 個人問題化させたニート政策
6 人生の中で“ひきこもり”の時期は大切だ
7 “ひきこもり”“ニート”“登校拒否”をどう考えるか
8 必ず来る! “人生の幅を広げていく時期”が
V ライフステージとしての「ひきこもり」
1 十分に引きこもることが必ずプラスを産む
2 日の丸・君が代の発生と起源
3 不登校をめぐる考え方の変遷
4 ひきこもりは不登校と密接なつながりがある
5 自己責任
6 ネット自殺とオリバト
7 空想の中の他者
8 親は自分の人生を歩めばいい
W ひきこもりと若者の人権
1 ひきこもりの若者を拉致した裁判
2 ひきこもり青年の愛読書は漱石
3 斜めの関係
4 ひきこもりを保障する経済的基盤
5 個人を集団より無条件に優位に置くこと
第2部 高岡健さんへの100の質問
1 登校拒否・ひきこもりの本質と実態
Q1─登校拒否とは何か
Q2─ひきこもりとは何か
Q3─ひきこもりと不登校との関係
Q4─不登校のないひきこもり
Q5─ひきこもりの年齢・期間
Q6─ひきこもりは「出たいけど出られない」?
Q7─ひきこもりを楽しむ人とは
Q8─ひきこもりのこころには何が起きているのか
Q9─「往路、滞在期、帰路」について
Q10─ひきこもりと精神医学的疾患の関係
2 登校拒否・ひきこもりの要因
Q11─第三次産業と登校拒否増大の関係
Q12─登校拒否のきっかけ
●ひきこもりの家庭背景
Q13─家庭環境はひきこもりの要因になるか
Q14─育て方が悪かった?
Q15─親の虐待によるひきこもり
Q16─専業主婦をモデルにしている?
Q17─家庭内暴力は親や医師が不適切な関わりをしたから?
●なんで? といいたくなる登校拒否・ひきこもり
Q18─ちょっとしたことで登校拒否やひきこもりになる?
Q19─成人後に引きこもる場合
Q20─会社のストレスで引きこもるケース
Q21─「なんで引きこもったのかわからない」という人が多い?
Q22─優しさはキーワードになるか
Q23─ひきこもりは自信がないから?
Q24─ひきこもりと異性問題
Q25─ひきこもりと完全主義の関係
Q26─ひきこもりと高校中退者
3 登校拒否・ひきこもりへの対応の原則
●待つということ?
Q27─登校拒否の小学生・中学生への支援法
Q28─成人になって大学に行きたくなったら?
Q29─不登校生を転校させる意義
Q30─「待つ」ことによる効果
Q31─待つだけでは何年たっても出てこない?
Q32─「待つ」とは「本人より前に出て教え諭したりしないこと」?
Q33─親とのあいだの苦しい思い出
Q34─九、一〇歳は境目?
Q35─小さい時に大事にされなくても自分を変えることはできるか
Q36─物心ついてからの経験のほうが影響するのでは?
Q37─身体症状を意識化して解体していくことができるか
Q38─過食嘔吐がおさまったのは自分を追いつめなかったから?
Q39─吐くことは不自然でみじめだった
Q40─数日休むことを繰り返すのは怠けているから?
Q41─ひきこもりが保障されない場合
Q42─ひきこもりへの対応に男女差はあるか
●早期に介入するということ?
Q43─「なぜ学校に行かないの」と聞いてもらいたい?
Q44─親の働きかけは早いほどいいのか
Q45─大学での「回復プログラム」について
Q46─精神科医や訪問指導の介入は必要か?
Q47─「三五歳以上」「一〇年間以上」「小中の不登校から一〇年以上続くひきこもり」「退職歴あり」は回復しにくい?
●回復のゴールとは
Q48─回復のゴールとは
Q49─働くことは大切なのでは?
Q50─コミュニケーション力は必要か?
Q51─目標は「自分の飯の種は自分で稼ぐ」なのか?
Q52─罪悪感の問題
Q53─社会復帰した人がひきこもりを非難するのは罪悪感から?
Q54─ひきこもりを非難する元ひきこもりが多いが……
Q55─罪悪感を植えつけられずにひきこもりをやっていくのは難しい
Q56─読書や表現活動とは無縁な人はどうしたらいいか
Q57─「俺はひきこもりでいい」とは思えない
Q58─「ひきこもりは悪いことだ」という人の気持ちの変化について
●親はなにをする?
Q59─家族としてどのようにサポートしたらいいか
Q60─家族はどのように関わっていけばいいか
Q61─親はなにをすべきか
Q62─親自身のためになることをすると、どんな影響があるか
Q63─自己否定感を持つ子どもに対して
Q64─信じてくれる人(親)がいると安心感・安全感が生まれる?
Q65─「辛い経験」を聞くときは
Q66─インターネットによる関わりは?
Q67─人と会わないネットコミュニケーションを続けていると?
Q68─本人を「捨てない」愛情表現について
Q69─経済的な理由をあげる親が多いが……
Q70─親が低収入の状況で
Q71─親は態度を変えず謝らない 
Q72─親を観念的に殺すためには
Q73─親と心が切れたら金銭的なつながりは?
Q74─金銭面でルールを決める必要はあるか
Q75─ゲームソフトの要求に応えないと暴れます
Q76─経済支援ができなくなった場合
Q77─家庭内暴力からの避難
●ひきこもりと精神疾患について
Q78─ひきこもりについて精神科医に相談すべきか
Q79─過去の傷にこだわっている人には
Q80─ひきこもりに伴う二次症状の扱いについて
Q81─強迫性障害への対応
Q82─娘が長期間服薬を続けていいのか
Q83─アスペルガー症候群の場合、学校環境の整え方
Q84─軽度発達障害の場合
Q85─薬を飲んでいるが病名はつかない、と言われた
Q86─精神科医の選び方
Q87─高岡さんが児童精神科医になった理由は?
Q88─ひきこもりは薬を使わないと治らない?
Q89─本当は薬で解決するような問題ではないが……
Q90─入院させられる時に注射を打たれました
Q91─なぜ子どもだけが強制入院させられるのか
Q92─強制入院に「ちょっと待って」と言う
Q93─どういう社会政策があれば
●援助グループ・機関のこと
Q94─どんな援助機関が有効か
Q95─斜めの関係の作り方
Q96─斜めの関係のきっかけは?
Q97─ひきこもりは自立できない?
Q98─「自分はそんなに強くなれない」
●ひきこもりの回復
Q99─「待つ」ことで何%が回復するのか
Q100─ひきこもりの回復とは人格が成熟するとき?
あとがき

      青灯社ホームページより
 http://www.seitosha-p.com/2011/03/post_149.html

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ぜひお手元に置いてご活用ください。
在庫は、不登校を考える親と市民の会・沖縄にもあります。
購入ご希望の方は、お気軽にお声をおかけください。
不登校の子どもの権利宣言。[2011年04月17日(Sun)]
「不登校」に対する見方は、地方と東京ではかなり違う感じがします。
不登校をしている子どもたちは、地方も東京もなんら変わらず、同じように思います。

つまり子どもたちは全国共通でも、大人たちの「不登校」に対する視線がまるっきり違う。

地方と言ってもごくまれに「不登校」の子どもたちを学校に戻すことを第一に考えない自治体もあることはあるので、ひとくくりにはできませんが、沖縄県の大人たち(特に行政)は少なくとも「不登校もいいよ」とは言わない。

このギャップがなかなか分かってもらえないのですが、まあ先進的な取り組みを紹介しながら、理解を求めていくしかないのかなぁと思っています。

2009年8月、フリースクール全国ネットワーク主催の全国子ども交流合宿で「不登校の子どもの権利宣言」が出されました。

宣言の内容は
  ↓
http://www.freeschoolnetwork.jp/kenrisengen090823.pdf

フリースクール全国ネットワーク
  ↓
http://www.freeschoolnetwork.jp/seisaku.htm

2011年3月発行の子どもの権利条約ガイドブック 子どもの権利研究 第18号という冊子の中にも「不登校の子どもの権利宣言」が載っています。

詳しくは日本評論社ホームページ
   ↓
http://www.nippyo.co.jp/book/5515.html

先進的な取り組みを紹介した冊子ですが、問題は「子どもの権利」アレルギーを持っている大人たちが読んでくれるかなぁということです。

「権利」の前に「義務」を果たせと、すぐに言い出す学校の先生たちを前に「不登校の子どもの権利宣言」を理解してもらうのはかなりハードルが高いかも・・・。

いいえ、そんな弱気ではいけません。
新学期になって新しい担任・校長との面談の際には、ぜひこの「不登校の子どもの権利宣言」を紹介しましょう!!

どんな反応があるか観察するのも、今後の対応の参考になるかもしれません。

冊子と宣言については例会でも紹介しようと思っていますので、ぜひ例会にご参加ください。
「キレる子と叱りすぎる親」石川憲彦[2010年07月27日(Tue)]
毎日暑いです。

子どもが大人に反抗したり、抵抗したり、意見を言うと、大人はそのことを「問題行動」と言うようです。
子どもは成長過程で失敗したりそれまでできなかったことがでるようになったり、失敗と成功を繰り返して大人になっていくのだと思いますが、今の社会では子どもが失敗することが許されない社会になっているような気がします。

様々な環境の子どもたちが学校に集まってくることで、様々なトラブルが発生することは当たり前のことです。
大人の役目としてはトラブルが発生した時に、子どもたちだけで問題が解決できない時にサポートするということだと思います。

学校でいじめが起きた時は見て見ぬふりをする先生たちですが、子どもたちが感情をぶつけあったり、先生の言うことを聞かないときには、介入し過ぎるくらいに介入するようです。
そして、先生の言うことを聞かない子どもたちのことを先生たちは「発達障害」と呼ぶようです。

発達障害という言葉は医学的なものと教育的なものとで意味が違ってきます。
子どもたちが何か問題行動(あくまでも先生が問題だと思っている行動です。)を起こすと発達障害が疑われ、親に対して「病院に行ってください。」と言われたりします。

学校の中で、先生が子どもに体罰をしたりいじめをしたりという暴力を行うことは問題行動と言われず、子どもの行動ばかりが問題にされますが、本当に子どもたちの行動は問題とされなければいけないことなのか、疑問が残ります。

そんな中、石川憲彦さんの新しい書籍をたまたま本屋さんで見つけました。
読んでみると、「う〜ん、納得!!なるほどそうだったのか〜。」

それは次の書籍です。
     ↓
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キレる子と叱りすぎる親 −自由に感情を表現する方法(創成社新書) [新書]

   石川憲彦著    価格: ¥ 840

目次

  第1章 子どもたちはキレやすくなっている?

  第2章 精神医学はキレることをどうみてきたのか?

  第3章 キレる子どもと発達障害

     人間の精神をペット化しはじめた近代社会
     発達障害を犯罪と結びつける大人たち
     社会問題にされた「ADHD」
     「ADHD」子どもの心理と大人の逆ギレ
     10歳になると消失する多動性
     教育が多動をつくる
      「MBD」−脳の傷か?機能不全か?
     大混乱のあとに
     1990年代のアメリカとイギリスで
     覚せい剤の効果、そして「リタリン」
     2000年代、障害個性説の登場
     自閉的?それともADHD?
      社会性・コミュニケーション・想像力に障害?
     自閉症の子がキレるとき?
     SF的な解説になりますが・・・
     新しい脳の使い方
     子どものサインが受け止められない時代
     LD(学習障害)−否定される自分を防御するために
     
  第4章 民間で行われているさまざまな対処方法

  第5章 うまくキレる人になって,子どものキレを守る

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いかがですか?

目次だけを読んでもなかなか興味深い文字が並んでいます。

「発達障害」について書かれている新聞記事だけを信じていらっしゃる方にはぜひ読んでいただきたい1冊です。
「発達障害」の子どもたちにかかわっている様々な職種の方にも、読んでもらいたいです。
冷房の効いた涼しいお部屋で読むとたくさん新しい発見があるかもしれません。
「行動が問題になる子どもたち」ドクトル川端の外来診察室。[2009年10月08日(Thu)]
先週、日本児童青年精神医学会総会に参加するために京都に行きました。
その学会の1日目の夜は、「第7回 子どもの人権と精神医療を考える市民の会・学習会」があり、「医療と薬について」という題で児童精神科医の川端利彦さんのお話を聞きました。

初めてお話を聞いたのですが、ご高齢でしかも児童精神科医という肩書きからは想像ができないくらい、おだやかで暖かく皆さんを見守っている感じがする方でした。
自分が自分がと話す場面はなく、その場にいる方に「どうぞ、ぞうぞ」とマイクを譲られる様子は、まさに人の話を聞くことができる人だなぁと思いました。

「くすりは患者のためにあるのではなくて、医者のためにあるものだ」というお言葉が非常に印象的でした。
くすりは、もっともっと話したいと思っている患者を早く病院から帰すための道具に過ぎないという話は、やたらとくすりが出されている現状を考えると、「そうだったのか〜」と納得です。

川端さんの横で石川憲彦さんもくすりについて話されました。
精神科特に子どもを対象にする精神科のお医者さんたちの内部事情的なものを聞いて、「くすりって本当にいらないものなんだ」という確認ができました。

会場で、川端さんの著書が売られていたので買って帰りました。
           ↓
「行動が問題になる子どもたち」ドクトル川端の外来診察室 障害者問題資料センターりぼん社発行(http://www.hi-ho.ne.jp/soyokaze/index.htm
この本は1998年に書かれたもので、これだけ科学が進歩した時代では10年前のものは古いと思われるかもしれませんが、全然内容は古くありません。
むしろ、今だからこそ読んでもらいたいことがたくさん書いてあります。

不登校やひきこもりが問題とされ、それに発達障害の概念まで持ち出され、ますます子どもたちの気持ちや声は聞いてもらえません。
大人たちの困り度よりも子どもたちの困り度の方を心配して最優先にしてほしい。
大人の許容範囲がせまくなることで、子どもたちの行動が問題視されるのは勘弁して欲しいです。

「行動が問題になる子どもたち」は子どもたちに関わるお仕事をされている方におすすめの本です。
「引きこもり狩り アイ・メンタルスクール寮生死亡事件/長田塾裁判」[2007年09月24日(Mon)]
 「引きこもり狩り」というタイトルの書籍があります。
そのタイトルはかなり衝撃的なものですが、実際起こった事件の内容について書かれています。

この「引きこもり狩り」は愛知県でのアイ・メンタルスクール寮生死亡事件と長田塾裁判についての話をもとに引きこもりの支援とはどういうことか、何が問題なのかについて、4名の方の話を芹沢俊介さんがまとめられています。

その帯にはこう書かれています。

疑うべきは善意の「支援」そのものだ

支援者、家族を激しく揺さぶった死亡事件を引きこもり問題に関わりの深い論者たちが徹底検証。煽り立てるメディアの責任、拡大する支援の産業化、善意という動機のはらむ暴力性など、根深く絡みあった問題の全貌を明るみに出す!!

     引きこもりにかかわるすべての人へ

アイ・メンタルスクール寮生死亡事件

2006年4月、東京都世田谷区の男性が、母親から依頼を受けた名古屋の引きこもり支援施設アイ・メンタルスクール代表・杉浦昌子らにより夜中に寮へ「拉致」され、4日後、外傷性ショックで死亡した。同施設では支援の名のもとに入寮者に対する日常的な暴力行為があり、また鎖や手錠を用いて拘束するなどしていたことも判明し話題となった。

長田塾裁判

2005年7月、テレビや雑誌などで引きこもりや不登校を2時間で直すなどとうたい脚光を浴びた更生施設代表・長田百合子が、かつての入寮者であった青年から損害賠償請求の民事裁判を提起された。アイ・メンタルスクール同様、入寮者を脅迫するなどして「拉致」する手法をとっていた。


事件・事故になったものは別物という意識があるかもしれませんが、今現実に様々な「支援」という名のものが行われており、その根っこの部分ではアイ・メンタルスクールや長田塾とつながっていると思います。

悪意のあるものは、「やめてほしい」と言えばやめてくれやすい。
でも善意でされているものは「やめてほしい」と言ってもなかなかやめてくれない。
いいことだと思い込んでいる人に、問題提起をすることは難しいことだと日々感じながら活動しています。

○「引きこもり狩り アイ・メンタルスクール寮生死亡事件/長田塾裁判」
      芹沢俊介編、高岡健(精神科医)・多田元(弁護士)・山田孝明(情報センターISIS)・
      川北稔(愛知教育大)・梅林秀行(情報センターISIS)
                 雲母書房(きららしょぼう) 2007年1月発行
おすすめ本のタイトルは?[2007年09月14日(Fri)]
 「不登校・ひきこもり」といえば、マイナスイメージで語られることが多いかもしれませんが、視点を変えて「不登校・ひきこもり」を肯定的にみてみませんか?

 会からいくつかおすすめの書籍をご紹介します。

○ 「不登校という生き方 教育の多様化と子どもの権利」 
      奥地圭子著 NHKブックス 2005年発行

   ヒヨコ 生き方の一つとして不登校を生きる。様々な学びの方法が用意されていたら、子どもたちは教育を受ける権利を存分に行使することができます。教育の多様化とはどういうことか、子どもの権利とは、「不登校」入門書としておすすめの一品です。

○ 「子どもは家庭でじゅうぶん育つ 不登校、ホームエデュケーションと出会う」
      NPO法人東京シューレ編 東京シューレ出版

    カエル 学校に行かなくても、子どもたちは家で過ごしてじゅうぶん育ちます。社会性もじゅうぶん身につきます。家庭で学ぶ方法とは?ホームエデュケーションとは?などの疑問に答えてくれる新しい学び方入門書です。

○ 「不登校は文化の森の入口」 渡辺位著 東京シューレ出版 2006年発行

    ウサギ 子どもの話を聞くということはどういうことなのか、子どもたちの今をどうとらえるか、目からウロコのお話しがいっぱい詰まっています。

○ 「引きこもりを恐れず」 高岡健著 ウエイツ発行 2003年

   ニワトリ 「不登校・ひきこもり」は十分したらいいと著者は言います。ひきこもることを恐れないということはどういうことなのか、わかりやすい言葉で書かれています。

本を読む時間がなかなか取れない方も、そばに置いてタイトルだけながめてもいいですよ〜。

ご購入希望の方は、会に在庫がありますので、ご連絡ください。
「子どもは家庭でじゅうぶん育つ」[2007年08月07日(Tue)]
学校以外の学び方の一つにホームエデュケーションがあります。

家にばかりいると、「社会性が身につかない」とか「勉強ができない」などなど周りから言われたり、親自身が不安になったりします。
でも、家でもじゅうぶん育つことができるんです。

海外ではホームエデュケーションという方法が法律で認められていたり社会的にも認知されています。
日本でも、ホームエデュケーションやホームスクールという名称で実践されているご家族がいます。

詳しくは
     「子どもは家庭でじゅうぶん育つ」
         NPO法人東京シューレ編 東京シューレ出版 2006年発行 をご覧ください。
     
東京シューレ出版のホームページは http://mediashure.com/ です。
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沖縄県民の皆様へ 沖縄県内では、「不登校」の事を「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言う人がいます。 学校や教育委員会などの行政職員や相談員など、公の立場にいる人が言っていたりするので、多くの人がその話を正しいと思って信じてきたようですが、 「不登校には心因性と遊び・非行型がある」という話は、うそです。 以下の記事やその他の記事をぜひお読みいただき、今すぐ、間違った考え方を捨ててください。 ↓ 沖縄県内で言われている「不登校は心因性と遊び・非行型がある」という話はウソでした。[2012年08月08日(Wed)] https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/344 尚、現在でも「不登校には心因性と遊び・非行型がある」と言っている人がいる場合、その人は「不登校」の事を知らない・理解していない人です。 それが、たとえ教育委員会の人でも、大学教員でも、その人の話は信用しないようにしましょう。
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