「沖縄県子ども・若者支援地域協議会」の資料をもらってきました。[2013年07月09日(Tue)]
法律ができることによって、子ども・若者たちが楽になるのかどうか、大人はよく考えなければいけないと思います。
法律は、国民一人一人を規制するものです。
それは、もともと誰でも幸せに生活できるようにするために作られ始めたものだろうと思います。
しかし、最近の法律の作られ方・改正のされ方を見ると、国民の利益よりも国の利益の方が優先されているのではないかと思えるような感じがします。
その中で不登校に関係して注意しなければいけないものに、「子ども・若者育成支援推進法」というものがあります。
以前、このブログで、“「子ども・若者育成支援推進法」でどのような事が行われるか情報公開法や情報公開条例にしたがって文書の開示請求をした時に、果たして文書は開示されるのでしょうか?”と、書いた事があります。
(過去の記事は→https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/383)
そこで、思い切ってこの法律に関係する公文書を開示請求してみることにしました。
明らかに情報公開条例を読んでなさそうな担当者とのやりとりの末、全開示できるとの事で、今日開示され文書をもらって来ました。
開示されたのは、今年平成25年1月25日(金)に行われた「沖縄県子ども・若者支援地域協議会設立会議の事前配布資料・当日配布資料・議事録です。
↓
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※沖縄県ホームページより
沖縄県子ども・若者支援地域協議会の設置について(公示)
http://www.pref.okinawa.jp/site/fukushi/shonenjido/seishonen/kodomo_wakamono_shientiikikyougikai.html
沖縄県子ども・若者支援地域協議会設置要綱
↓
沖縄県子ども・若者支援地域協議会設置要綱.pdf
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「子ども・若者育成支援推進法」の条文には「不登校」や「ひきこもり」の文字の記載はありません。
しかし、今日もらった文書の中には、頻繁に「不登校」や「ひきこもり」の文字が書いてあります。
沖縄県青少年・児童家庭課の担当者の方と少し話しましたが、いろいろと勉強不足なのか内閣府からの資料にそう書いてあるのか、教育委員会から教わったのか、「不登校」の定義を30日以上の長期欠席の事だと単純に思っていたようです。
文科省は学校基本調査の中で年間30日以上の長期欠席者のうち病気・経済的理由を除いたものを不登校と定義しています。
今日もらった資料の中には、「不登校・ひきこもり」の支援が書いてあり、病気や経済的理由で長期欠席している子どもの支援に重きが置かれている感じがしませんでした。
本当に支援が必要なのは、病気や経済的理由で長期欠席している子どもたちの方ではないのかと思います。
(ただし、経済的理由で長期欠席をしている子どもは学校基本調査の中でもほとんどいないし、もしいたらその自治体の児童福祉の担当者の職務怠慢ということなので、結局経済的理由で長期欠席というのはおかしな話なんですが。)
しかし、不登校をしているというだけで支援が必要だと思ってしまう方たちが集まって会議を開けば、当然学校に行けるように、外に出れるように支援をしようと言う事になるでしょうから、今日もらった文書の中身については、いろいろと突っ込みどころ満載というところです。
担当者の方から、「不登校はどうしたら無くす事ができますか」と聞かれたので、「それは学校の中から教師の体罰をなくすことと、教師がいじめを見て見ぬふりをしない事です。その二つだけでもかなり不登校は減ると思いますよ。一番必要なのは教師の教育ではないでしょうか」と伝えました。
これに対する担当者の返事は、「教師は教育委員会の管轄で、こちらは違うので、別の事をする事になります」との事。
そして、担当者から、「先日新聞に「那覇市の不登校が減った」という記事が載っていましたが」と言われたので、こちらからは「自治体単位で不登校をゼロにすることは不可能です。ただし、学校単位でゼロにすることは可能です。それは校長先生が子どもたちが学校に行きやすくなるように学校を変えた場合です。しかし、それも校長が変われば学校も変わるので、不登校ゼロは長続きしないでしょう。不登校ゼロにした学校のやり方を他の学校がまねしてもうまくいきません」と伝えました。
それから、親からの相談に基づいて子ども・若者を支援するという話になっていることにも、誰も何も疑問を持たないようですが、親の思いと子どもの思いは同じではありません。
親は子どもを学校に行かせたい・外に出したいと思って行政に相談した場合、そのニーズに応えようとすれば、子どもを精神的に追い詰める事になります。
担当者は「最初は家族との信頼関係を築く事からですよね」といい、「そこから次の支援にはいる」と図に書いて説明をされたのですが、もうそもそものところからが間違っています。
まずは、支援者は親・家族の話を聞くのではなく、子ども・若者の話を聞くところからスタートする必要があります。
そのために、どう信頼関係を築いていくのかという支援の在り方を議論しなければいけません。
こちらから「支援が必要と言う前に何を目標にして、何を支援するのかですよね」、と伝えました。
そのあたりの話を児童家庭課の担当者にしたところ、おそらくこちらが言っている意味がわからなかったのではないでしょうか。
その後の話がかみ合わず、これ以上話しても仕方が無いという空気が漂ったので、こちらも話す気がなくなり、帰ることにしました。
(時間も結構過ぎていたので、ここで切り上げたという事もあります)
いろいろな点でよくある間違いをされていると思いますが、間違いを指摘するには、前提となる知識・情報の確認作業が必要です。
それをするには、時間が必要であり、児童家庭課の担当者と情報共有するには、かなり困難な感じがしました。
結局、不登校支援は学校に戻す事・不登校を出さない事と思っている人に、「不登校は問題ではない」と伝える事はかなり難しいという話です。
今不登校・ひきこもりをしている子ども・若者の皆さんへ、しょうもない大人たちの言う事を鵜呑みにせず自分の頭で考え、自分を守りながらしたたかに生きていってほしいと思います。
法律は、国民一人一人を規制するものです。
それは、もともと誰でも幸せに生活できるようにするために作られ始めたものだろうと思います。
しかし、最近の法律の作られ方・改正のされ方を見ると、国民の利益よりも国の利益の方が優先されているのではないかと思えるような感じがします。
その中で不登校に関係して注意しなければいけないものに、「子ども・若者育成支援推進法」というものがあります。
以前、このブログで、“「子ども・若者育成支援推進法」でどのような事が行われるか情報公開法や情報公開条例にしたがって文書の開示請求をした時に、果たして文書は開示されるのでしょうか?”と、書いた事があります。
(過去の記事は→https://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/383)
そこで、思い切ってこの法律に関係する公文書を開示請求してみることにしました。
明らかに情報公開条例を読んでなさそうな担当者とのやりとりの末、全開示できるとの事で、今日開示され文書をもらって来ました。
開示されたのは、今年平成25年1月25日(金)に行われた「沖縄県子ども・若者支援地域協議会設立会議の事前配布資料・当日配布資料・議事録です。
↓
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※沖縄県ホームページより
沖縄県子ども・若者支援地域協議会の設置について(公示)
http://www.pref.okinawa.jp/site/fukushi/shonenjido/seishonen/kodomo_wakamono_shientiikikyougikai.html
沖縄県子ども・若者支援地域協議会設置要綱
↓
沖縄県子ども・若者支援地域協議会設置要綱.pdf
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「子ども・若者育成支援推進法」の条文には「不登校」や「ひきこもり」の文字の記載はありません。
しかし、今日もらった文書の中には、頻繁に「不登校」や「ひきこもり」の文字が書いてあります。
沖縄県青少年・児童家庭課の担当者の方と少し話しましたが、いろいろと勉強不足なのか内閣府からの資料にそう書いてあるのか、教育委員会から教わったのか、「不登校」の定義を30日以上の長期欠席の事だと単純に思っていたようです。
文科省は学校基本調査の中で年間30日以上の長期欠席者のうち病気・経済的理由を除いたものを不登校と定義しています。
今日もらった資料の中には、「不登校・ひきこもり」の支援が書いてあり、病気や経済的理由で長期欠席している子どもの支援に重きが置かれている感じがしませんでした。
本当に支援が必要なのは、病気や経済的理由で長期欠席している子どもたちの方ではないのかと思います。
(ただし、経済的理由で長期欠席をしている子どもは学校基本調査の中でもほとんどいないし、もしいたらその自治体の児童福祉の担当者の職務怠慢ということなので、結局経済的理由で長期欠席というのはおかしな話なんですが。)
しかし、不登校をしているというだけで支援が必要だと思ってしまう方たちが集まって会議を開けば、当然学校に行けるように、外に出れるように支援をしようと言う事になるでしょうから、今日もらった文書の中身については、いろいろと突っ込みどころ満載というところです。
担当者の方から、「不登校はどうしたら無くす事ができますか」と聞かれたので、「それは学校の中から教師の体罰をなくすことと、教師がいじめを見て見ぬふりをしない事です。その二つだけでもかなり不登校は減ると思いますよ。一番必要なのは教師の教育ではないでしょうか」と伝えました。
これに対する担当者の返事は、「教師は教育委員会の管轄で、こちらは違うので、別の事をする事になります」との事。
そして、担当者から、「先日新聞に「那覇市の不登校が減った」という記事が載っていましたが」と言われたので、こちらからは「自治体単位で不登校をゼロにすることは不可能です。ただし、学校単位でゼロにすることは可能です。それは校長先生が子どもたちが学校に行きやすくなるように学校を変えた場合です。しかし、それも校長が変われば学校も変わるので、不登校ゼロは長続きしないでしょう。不登校ゼロにした学校のやり方を他の学校がまねしてもうまくいきません」と伝えました。
それから、親からの相談に基づいて子ども・若者を支援するという話になっていることにも、誰も何も疑問を持たないようですが、親の思いと子どもの思いは同じではありません。
親は子どもを学校に行かせたい・外に出したいと思って行政に相談した場合、そのニーズに応えようとすれば、子どもを精神的に追い詰める事になります。
担当者は「最初は家族との信頼関係を築く事からですよね」といい、「そこから次の支援にはいる」と図に書いて説明をされたのですが、もうそもそものところからが間違っています。
まずは、支援者は親・家族の話を聞くのではなく、子ども・若者の話を聞くところからスタートする必要があります。
そのために、どう信頼関係を築いていくのかという支援の在り方を議論しなければいけません。
こちらから「支援が必要と言う前に何を目標にして、何を支援するのかですよね」、と伝えました。
そのあたりの話を児童家庭課の担当者にしたところ、おそらくこちらが言っている意味がわからなかったのではないでしょうか。
その後の話がかみ合わず、これ以上話しても仕方が無いという空気が漂ったので、こちらも話す気がなくなり、帰ることにしました。
(時間も結構過ぎていたので、ここで切り上げたという事もあります)
いろいろな点でよくある間違いをされていると思いますが、間違いを指摘するには、前提となる知識・情報の確認作業が必要です。
それをするには、時間が必要であり、児童家庭課の担当者と情報共有するには、かなり困難な感じがしました。
結局、不登校支援は学校に戻す事・不登校を出さない事と思っている人に、「不登校は問題ではない」と伝える事はかなり難しいという話です。
今不登校・ひきこもりをしている子ども・若者の皆さんへ、しょうもない大人たちの言う事を鵜呑みにせず自分の頭で考え、自分を守りながらしたたかに生きていってほしいと思います。



