“愛しき西の方”からやってきた人々 [2011年06月07日(Tue)]
地域人材支援センターが掲げるテーマの中でも特に重要な
課題である「震災体験学習」。 本日は、愛知県愛西市立 佐織西中学校さんの受け入れを 行いました。 3年生2クラス、総勢なんと74名という大所帯! 私たちスタッフ一同、そして地域の語り部さん共々、 数週間かけて練りに練ったプログラムを成功させるべく、 朝から万全の準備をもって受け入れさせて頂きました。 まずは、阪神淡路大震災当時の記録写真をスライド上映 しながら行う震災講義。 そして、お昼は炊き出し体験。 ここでは、生徒のみなさんが手作りカレーに挑戦! また、「災害時にはまともな食材がない!便利な皿などない! お皿を洗う水さえない!さぁどうする!?」という想定の元、今回は 「サバイバルクッキング」として “1枚の紙があれば手軽に作れる &使い捨てなので水洗いの必要なし”の手作り紙皿、そして “数種のお野菜とビニール袋だけで簡単調理”の乾物サラダに 併せて挑戦してもらいました。 お腹もこなれたところで、午後からはセンターとしても初の試みとなる 避難所体験(居場所づくり)を実施。 かつての大震災時、実際の避難所として使われた(センターの 前身である)旧二葉小学校の講堂。生徒のみんなには “突然の災害に遭遇して避難してきた私たち”という設定で、 センターが事前に用意した段ボール、毛布、ゴザなどをグループ 単位で活用しながら、生活空間の確保に取り組んでもらいました。 朝から夕方まで、内容たっぷりに詰め込んだプログラムは、 生徒のみなさんにとっては多少面喰らう場面があったかもしれません。 すべてを消化するには、いくらか時間の猶予が必要かもしれません。 でも、今日目にしたみんなの笑顔は、私たちスタッフに大きな元気を 与えてくれました。それだけで感謝です。 そして、佐織西中A組、B組のみんなには、今日というこの日の記憶を、 いつの日か頭の中に、胸の内に蘇らせてもらえれば、 これほど嬉しいことはありません。 今日は、1日お疲れ様でした&ありがとうございました。 スライド講習の風景 カレー調理は、まず具材切りから! 8グループに分かれて避難所体験 語り部さんの体験談は時代の貴重な証言でもあります 最後に記念写真。みんなイイ顔してます! |