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こちらは、東京・新宿にある乳児院と保育園を中心に調布、小平に児童養護施設、保育園を持つ社会福祉法人二葉保育園のいまを伝えるブログです。創業110年以上(創業1900年)の歴史を持つ草分け的な子ども福祉一筋の二葉。この二葉のいま、そしてこれからを余すところなく、たのしくお伝えしていきます!
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平成25年度第4回理事会・評議員会を終えて [2014年02月13日(Thu)]
1月27日(月)に平成25年度第4回理事会と理事会の前に開催する今年度3回目の評議員会を二葉乳児院2階の地域子育て支援センター二葉のホールで行いました。社会福祉法人にとって、その運営や基盤整備のための組織内の最高決定機関がこの理事会です。そして、理事会の決定について多角的な見地から諮問する機関が評議員会であり、二葉では年4回(慣例では、毎年度5月、10月、1月、3月)の会を開催することになっています。このほかにも特別な審議事項を協議する理事会や評議員会も開催されます。国や地方自治体からの措置費や補助金などが運営費の大半を占める社会福祉法人にとって、社会福祉法や児童福祉法などの関連諸法に沿って運営していくのは当然のことですが、その判断をしていく指針が定款(ていかん)になります。定款以外にも、より細かな手続きを定めた定款細則や諸規程(たとえば就業規則や経理規程)があり、職員の勤務や経理事務の徹底をはかっています。こうした規程の改定を承認するのも理事会や評議員会の役割です。公金を用いてどのように地域的課題に効果的に取り組むのか、それを常に考えて運営していく必要性が求められています。

評議員会写真.JPG


日々、二葉の現場で子どもやその家族にかかわる職員にとって、自分が働いている場所のさまざまな取り組みやルール、そして予算がどこで決められているのかを想像することはほとんどないと思います。一日、ずっと子どもの世話をし、子どもの世界に触れながら子どもたちの喜怒哀楽に寄り添うことと、施設運営や法人運営をすることを同じ人がすることは、それは無理なことだと思います。子どもが好きで子どもが育つ場で働きたいとか、措置されてくる子どもたちの背景にある家庭の貧困や虐待、親が背負う問題を何とかしたいという想いから児童養護施設や乳児院で働くことを望む人たちもあります。これまではそういう想いのもとに、息長く仕事をして、子どもが育つ場また帰ってくる場であることでよかったのかもしれません。しかし、時代が移ろうなかで制度も代わり、特に保育の分野では規制緩和がなされて保育の量やサービスが問われる時代になってきした。その中でどんな保育園を作るのかという課題と共に、どのように法人全体のことを整備していくのか、資金繰りをどうするのか、どんなことをしたら展望を持って二葉で働き続けられるのか、そういうことを考えていくために、園長という管理職の立場ではない一職員が、今後は評議員会へ参加することがあってもよいのかもしれないと、個人的には感じています。

南元の今.JPG


最後におかげさまで基礎工事が完了しつつある二葉南元保育園の改築工事写真を掲載いたします。この保育園の改築には1億円超えの借入をし、補助金をもらいながら皆様お一人おひとりに寄附金を呼びかけてお願いをしています。一人でも多くの保育を必要としている子どもたちが、新宿のこの地域で安全に安心できる保育環境のなかで過ごすことができるように、新宿区からの定員増要請を受けて改築するに至りました。そこに必要なのはこれから新しい園でゆたかな保育を切り開いていこうという職員一人ひとりの志であるようにも感じます。法人本部もこの建物が立ち上がるまで、全力をかけて支えていきたいと思っています。
Posted by 社会福祉法人二葉保育園 at 17:03
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