私は何故歩くのだろうか…。
歩きながら考えている自分がいる。
私の場合は山のてっぺんを目指す登山ではない。
歴史の道を歩いている。
何故、歴史の道を歩くのだろう。
歩いていると、これが人間本来の姿だ!と思う時がある。
昔は歩くのが移動手段だったからだ。
私は熊野古道をよりよく知って集客に繋げたい!との思いから歩き始めたんだな。
どうしたら集客につながるだろうか?。
私が楽しいと思ったところを伝えたい!と考えてはいる。
ただ最近は自分自身のために歩いているのではと気付かされる。
そう、残された寿命はだんだん少なくなっている。タイミング的に死への恐怖を感じる年頃になったと言うことだ。
そんな自分を受け入れるために何かを見つけたい、悟りたいとの気持ちもある。
と言っても足が痛い〜腰が痛い〜早く飲みた〜いと思って歩いているのがほとんどだ。
歴史街道では、たくさんの庶民の想いに馳せて歩ける。
そう、ここを歩いた昔の人は皆亡くなっている。
遠い昔の人達だが、その時その時に今!があったはずだ。
どんな人生だったのだろう?。考えると計りしれないが、私の場合は熊野古道が後世につながるよう歩いている。
うん。歩こう!。
夜露びしょびしょのテントを素早く畳み8時には歩き出せたのは何よりだった。
橋を渡り道標からここは左折とわかった。
すぐにこんな場所が。
どっかの家に行くような道で笑えた。これが歴史の道の醍醐味の一つだな。
車道を何度か横断しながらこんな道を歩いて行くと。
きれいな紅葉やん〜とテンション上がる。
車の行き交う音を感じていたのでR311が近いと思っていた。
道の駅中辺路に到着〜で、なんと朝から食堂がやっていたのにはビックリで、朝食無しの私はすぐさま山菜うどんを注文した。
そう朝早く出発できたのは朝食をしていなかったから(笑)。
実は前日もここで食べていた。山菜ソバだ。具にちょっと入っているとろろ昆布と山菜の絶妙な旨味を感じていたんだ。
なので、朝だから山菜うどんにした。とろろ昆布を楽しみに食べていると、おじさんがお兄ちゃん一緒のシャツや!と話しかけてきた。私もビックリ、同じシャツですね〜mont-bellですねと。
おじさんは見るからに熊野古道の語り部。とてもよくしゃべる。私もつられつしゃべりながら食べていたら、とろろ昆布がどっか行ってしまった。溶けてしまったのか?。あかんしゃべりながら食べるのは …と悔しがった私だった。
外でそんなおじさんと記念撮影。シャツだけね(笑)。有名な語り部さんだろう。
和歌山凄いよ。ここでも観光バスが何台か入ってきた。語り部さんもたくさん。
まあ土曜日と言うことだからとしても凄いよ!。
かれこれ熊野古道関係で出会った観光客は300名ぐらいはいただろう。
とろろ昆布が残念だったが先を急いだ私だった。
でもこの後、今回のコースをなめていたのがわかった。
つづく〜(⌒0⌒)/~~
by理事長