先日、海の熊野 地名研究会が便ノ山地区でありました。
便ノ山の玉津充さんが、『便ノ山地区のいわれ』と題し、この地区の地名のこと、便ノ山地区に伝わる歴史、歴史上の人物(真田伝説・種まき権兵衛)などの話がありました。
便ノ山は銚子川が流れる地区。
銚子川の各ポイントの地名のいわれや、銚子川流域での時代の流れ、水害の歴史などなど、初めて聞く事も多く勉強になりました。
午後からはフィールドワーク。
こちら便ノ山神社。
キャンプinn海山では大晦日の除夜の鐘つきのあと初詣に行ってます。
また、お正月2日には神楽舞の奉納が行なわれるので、そのときも出かけている神社です。
鳥居が新しく立派になっていてビックリ!
これまでは木の鳥居で、20年に一度取り替えて来ていたそうですが、痛みが激しく地元建設会社さんの寄付で半永久的な立派な鳥居となったそうです。
種まき権兵衛さんの菩提寺である宝泉寺。
権兵衛さんを祀る事になったときに、建物の右部分を増築しつなげたのではないかとのこと。
権兵衛さんいわれの品々をみせていただきました。
火縄銃、鹿笛、ずんべら石などなど。
食い入るように見るみなさん。
そうそう、宝泉寺はキャンプinn海山の大晦日イベント 除夜の鐘つきをさせていただくお寺です。
写真はありませんが、ここの鐘は幸運の鐘と呼ばれているという話しもありました。
また、宝の泉の寺というありがたい名前の寺で、お参りすると宝くじがあたる!という人もあり、良い運を引き寄せられそうなパワースポットなのです。
はい。こちらは石工さんの親方が住んでいた大正時代の古民家。
便ノ山は歴史的にみても石工さんが多い村だったそうで、熊野古道馬越峠の石畳道も便ノ山地区の石工さんの技術の高さがあっての世界遺産なのだということをあらためて感じます。
この古民家、ずいぶん前には私たちふるさと企画舎もお借りして、囲炉裏に火をくべてお正月遊びのイベントをさせてもらったこともありました。懐かしいなあ〜・・・。
魚飛渓にも足をのばしました。
奇岩巨岩など、名前のついた形状石も多数ある魚飛渓。
ジオパークの研究をされている語り部さんのお話も聞けてとても興味深かったです。
奥深い便ノ山地区・銚子川を知る事ができた有意義な研修会でした。
by もりまり