夜は寒かった。これを教訓にダウンパンツを後日買ったボクだった。
朝、二切れ残していたさちこさんのパンを一つ食べた。残るはあと一つ!で。
そして早くから歩き出した途端、またもギョッとする。

ここはどこなんだ?。北アルプスが見えた。

蜃気楼か!?なんてマジで思った。
昨日の夕焼けも始めは夕焼けだと思ってのだが、下るにつれ赤さがピークに達したのだろう。マジで火事か!と思ったんだ。同じ方向だな。
和歌山本当に面白い。タイミングが合っただけなのだろうが、なんか導かれてる感を感じていたな。
自分の歩く自由方便さがたまたまそのタイミングに合ったんだろうが、歩く旅の醍醐味を感じていた。
本当は心細くどうしようもないんだけどね。
すると、橋がねえ(無い)。

遠回りしたな。損をした気分になっていたか(笑)。
う〜ん。和歌山はこんな建物をよく見かけるな。
素晴らしい土地利用なんだけど、壁の厚みを考えると押し入れにもならんやろ!と思うのは私だけだろうか?。以前、下三栖辺りででかいアパートもこんな雰囲気のがあったし。とにかく今回もこれで三軒目ぐらい見かけたような気がしてた。
まあ心配は余計なお世話だな。

切目王子に着いた。

ここにも素晴らしいトイレがあった。
まだできたばかりのようだったが、トイレが素晴らしいとホッとする。別に私のような歩く人の為に作ってはないとしても素晴らしいウェルカム感と和歌山の力を見せつけられてるようにも思える。どこにこんな予算あるんやろ?と貧乏性の私は思ってしまうが、やればできるんだよ!だな。
観光地には大切なトイレだ。観光の大切さを知っている和歌山県だ。素晴らしいね。
王子社を巡る旅もあるし、地域の人(和歌山県も含め)が今も王子社を大切にしているからこそなんだろうな。

農道?もコース。歩いた。

熊野古道かどうかはわからないが、一瞬だけタイムスリップする。
こんな距離にいた。まずはこの道標がもっとたくさんほしいと思っていた。

寄るのをためらった。

いや、ヨッコラセーノヨイヨイと寄った(笑)。

熊野古道館のさちこさんから、九十九王子、九十九王子と聞いていたから、寄るとなんか良い事あるんかいなぁ?と思ってたからだ。
うん。こんな素晴らしい歩く旅をできているな!。王子にお礼を言うボクだった。
旧道に入った。

すると、こんな物が。

これは確か精米機だね。私がまだ小さい時も精米屋さんでこれを見た覚えがあるな。懐かしい。あんたいつの時代の人やねん!?か(笑)。
来た来た来たー!。道中日記から調べたい地だ。印南の町だ。
調べたいものって、はてさてなんやろ!?で。

つづく〜(^∇^)
by 理事長