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大辺路第4弾 パート10 [2024年11月02日(Sat)]
私がこれまで熊野古道を歩いて来て1番印象深いのはある意味、道標だと気付く。
私は一人だ。そんな私には歩く意味はたくさんあるが、歩いている時は大した事は考えていない。

まずストレスなく歩くには文明よりも道標が要所要所にあるかどうかだ。そして付け手の気持ちを汲み取るのが、歩く上での楽しみとなっている。

なので私は紀伊路を歩き終えた後は伊勢路の道標を見直し充実させる事に力を注ぎたいと思っている。

一人でコツコツ赤白目印を付けていくか!と。老後の生き甲斐に(笑)。

道標は熊野古道の本質だよ。悟った。

いつの時代も通過点の地域では巡礼を支えるのは道標だな。そして迎え入れる地域の人の気持ちが大切だ。

私の自宅もそんな場所にある。
出勤する時熊野古道ハイカーと出会うと、必ずボクは熊野古道ですか、頑張って、気をつけて、いってらっしゃい!と挨拶させてもらう。
これからは良い旅を!と声掛けしたいな。
テンション上がるだろう。
広く大きくボクも捉えたい。巡礼の旅だと言う事を。
英語も覚えないとね(笑)。




はい。強者さんを見送り。
ボクもさあ進むじょ!と。
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寄りはしなかったが諏訪神社だ。熊野古道として当時の風情を感じた。凄い巨木だ。杉の木だろう。
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太田川を渡り。当時は舟で渡っていたのだろうか。穏やかな川であった。
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すぐ、左折だ。ここからだな。
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太田神社を横目で見ながら。
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この風景をここから見るのは最初で最後だろうか?。青いバスの道は高速だ。高速で紀伊半島に来た人ならわかると思う。高速はここまでの場所。突き当たりの終点地だ。熊野古道を歩くでもしない限りここに来る事はないだろう。
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市屋峠の入り口には素敵なトイレ、東屋がある。
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うん?。ライオンではなくキリンがいた(笑)。
手前キリンの頭の右側にご注目。
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これだ。
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キリンで3メートル近くあると思う。
水害を経験してる私には胸を刺す。

すぐ峠だった。
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左側中腹に地蔵様がボクを見下ろしていた。
昔からこの位置なのか?なんて考えていたか。
これで、3つの峠を越えた。3つ目楽勝じゃん!と喜ぶボクがいた(笑)。

山中の熊野古道では、山の作業道が交差する事がよくある。どちらも道なので石畳でない限り区別が難しい。
この道標もそんな場所に。矢印が一つ落ちてしまっていた。
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ボク間違ってないかい?と。山の作業道みたいだった。
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いや〜ん。なんちゅう橋やねん!と。
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このような橋どっかで見たことあるじょ!と。そう、銚子川奥山のトロッコ道の橋だ。コンクリートでできてるのだが、真ん中は空洞なのだ。コンクリートを運んでくるのが大変なのでトロッコ線路として必要な部分だけのコンクリート橋だったのか?と。

するとこんな場所に。高速道路だ。
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右側のトンネル。
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左側のトンネル。
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ここは動物もよく通るやろな!と。
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倒木等退けながらくぐると。熊野古道はここからだ。
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少しいくと、なんやろここ?と。
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はじめは、野宿地に最高やん!と思ったのだが。公園だったのか?。手入れはされてるから素敵なんだけど。

滝のある池から水路にはなんとブラックバスがいてショックだった。
気分的なものだが、早くこの場から立ち去りたい感情が湧き上がる。
波長が合わないと言うか。やっぱり自然の中での人工的なものは怖い感覚におちいるね。焦点が合わなくなった。怖い。
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さっと上がって行くと貯水池があった。
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さっきの滝は貯水池からの落とし水だったんだなと理解できた。水の色が物語っていたから。山の上の貯水池にブラックバスを入れてしまうと繋がっている河川にブラックバスが流れ繁殖する。釣り目的でバスを放流するのだろうが、日本古来の生き物の悲鳴が聞こえないのか?。釣りができない場所ですらバスが繁殖するのだ。小さな小川で仲良く暮らしてきたメダカやハヤたちがいなくなるんだ。
もっと自分たちのこの国を大切にしてほしい。
海山メダカの学校長

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貯水池の
周りを歩いて行くような道だった。
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すると。
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バンガローもあった。キャンプ場だったのか?。
朽ちかけていた。
やっぱり怖い。波長合わない。
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お地蔵様が。
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やっぱり熊野古道だと言える。
以前はこの一帯は何かのリゾート施設だったのかと。ともかく、人が居た空間がひっそり取り残されている場所は気持ちよいものではないな。

やっと熊野古道に突入だ。
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なんかやたらと広い道。以前は未舗装車道だろう。
拍子抜けだった。

すぐに車道に出て、こんな道標が。右側はハイキングコースだろう。
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うぉー!海が見えて来た。
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そんな場所から熊野古道が。また山中だろうか。
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うん。小さな峠だな!と。
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しかし、この峠でボクは大失敗をおこしてしまう。
かなり時間と体力を使ってしまう事に。
ショックでパニックにもなりで。

はてさてどうなる事やら。







つづく〜( T_T)

by理事長
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