朝だ!。
やっぱり浜辺は良いね。マットいらんぐらい寝心地よく。
サクサクとテントをたたみ歩き出す。もうテントもリュックも身体の一部みたいに思えてた。
昨日の防波堤が右向こうに見える。
橋向こうの国道まで戻る。
今日は砂浜歩こうと。
清水健太郎さん、こんなところにおったんかい〜と(笑)。
尾鷲さんだ。ボクには不思議な感覚?
ここまで来た。田原湿原の入り口だ。
堂道の道標地蔵と言うらしい。
右、左が読み取れる。
ちょっとごめんい〜と。
右ハくまのみち
左ハさいごみち
と読めた。さいごくの間違いちゃうか?とボク。
ちょっと調べてみたいなと思った。
うん!前川とな?と喜ぶボクがいた(笑)。
国道をくぐる。
ほう、こんな所にこんな道があったんか?とびっくり。国道を走るだけではわからない。JRからも見えない。なんのために作ったのかも知らない。熊野古道としての利用のためとは考えにくいが、歩道の無い国道を歩くよりはよっぽど風情あるのだが。
なんか異国のよう。ライオンおるんちゃうか?と。
いや、クマ出そう!で。スプレーを手にした。国道端とは言えクマはいないとは言えないんだ。
まあ湿地だからクマは歩かないと思う。クマだって歩きやすい所を歩く。と言う事はこの道だろうと。前からクマが来るような気分で歩いてたな。
うん?道が無くなった。
怖い。
ロケット基地の一つだね。確か打ち上げ前だった。
この地点の国道は危なく歩きたくないので線路側の林道を歩いて近道をさがしてみた。
すると、とんでもないものに出くわした。写真は撮ったがここでは見せれない。臭覚の悪い私でも異様な匂いに気付いていた。もしや行き倒れか!?と不安がよぎる。いや電車に動物がはねられてるか?と。違った、動物のたくさんの白骨群だ。重機で穴を掘り動物をぶん投げたんだな。おそらく害獣として罠に掛かったシカ、イノシシだろうか?。いや、この敷地に意味があるようには思った。
白骨からこんな事を思い出していた。
伊勢路八鬼山での昔むかしの事だ。歴史家の資料から。
行き倒れの人を熊野古道沿いで埋めたんだね。そこを墓場としたのだろう。するとやっぱり動物が掘り起こすんだね。その怖い場面を旅人達が見てしまうんだ。そんな道中日記を思い出してしまった。
熊野古道、巡礼とはそんな世界でもあるんやなぁとやるせなくなる。
しかし、こんな場所でのこの所業には理解に苦しむ。
気分を取り直しここまで来た。やっと国道から解放される。清水峠だ。
この峠道の看板、道標が楽しく。笑いながら感心しながら歩いた。
つづく〜٩( 'ω' )و
by理事長