伊勢路には伊勢路の魅力があり、中辺路に中辺路の魅力があり、大辺路には大辺路の魅力があった。
奥駆け、小辺路は山岳的だろう。
次は紀伊路だ。前にも伝えたが、私が野宿バックパッカーで歩けるのも紀伊半島だからだ。ちょいちょいと行って下見できるからね。下見と言っても全体的なイメージをつかむためで、隅々まで調べない。調べてしまったら面白くないから。また、歩いた人や関係者から情報は仕入れない。
もし私が四国お遍路をするとしたら下見なんかできないから野宿も無理に近い。まあ万が一のために野宿のパッキングはするだろうが。
なのでもし、大辺路をこれから歩こうか?なんて考えていたら、このへんてこりんなブログでちょっとイメージ的なものをつかめると思うが、どんな場所かわかってしまうから注意必要かな(笑)。
紀伊路‥‥。
以前大阪に行った時、和歌山市は下道、紀伊路を通った。その時の和歌山市がデカくびっくりしたかな。
なので紀伊路はデカい街に向けて歩いて行くと言う緊張感みたいなものがボクにはあるんだ。
ちょっと調べてみた。
和歌山県は三重県より人口こそ少ないが、和歌山市は三重県で一番人口の多い四日市市よりも人口が多い。びっくりだね。30万人以上だ。
さすが徳川御三家紀州藩だ。
はい。キャンプで〜伊勢茶〜♪だ。いや違う、野宿で伊勢茶〜だな(笑)。
以前、伊勢茶の宣伝でFM三重のあつさんとお会いできた。
特にバックパッカーでは水が基本なのでお茶がほしい時にこれなら飲める。本当美味しいお茶で。
お茶にはこれやろ!と最後の一つのアンパンを食べることにした(笑)。
ラジオが孤独を癒してくれる。もちろん動物避けだ。
本当素敵な場所。申し訳ありませんが一晩場所をお借りします!と。
夜、夜景を撮った。
こんな夜景見たら怖さも吹き飛んだ。
大辺路の海、伊勢路にはない空間を感じる。
リアス式海岸も魅力たが、そこは私にはいつも見てるからね。
私の勝手な見解だが、山は隠るイメージ。海は命を感じる。中辺路の魅力は隠るだ。神秘的な世界が中辺路にはある。そして古くからの王子社の存在が道と人を今でもつないでいる。素晴らしい事だ。峠を越えると集落が嬉しい。しかし、その集落は小さい。それが中辺路の魅力だと思う。
伊勢路は時代背景が江戸時代だ。そこの所は私は切り離して考えている。伊勢神宮と言う日本の神から熊野の神と繋がっている道である事は確かだ。しかし、江戸時代伊勢路を歩いた目的は那智の一番札所を目指してたのが大半だろう。那智が札所でなければ、こんな場所を好んで歩く人はほぼ居なかっただろう。
よって私は世界遺産熊野古道に感謝しているんだ。時代背景なんかはそこではどうでもよい。偶然なのか何なのかはわからないが、世界遺産となった今、感謝し大切にしなけれはならないと痛感している。そしてこの熊野古道が現代人にとって導きや悟りとなるよう願っている私なんだ。歩く事によりだ。アーメン‥‥。
伊勢路は明るい。なんか弥次喜多道中記のように思えてしまう。伊勢と言う繁華街からどんどん田舎に向かう訳だが、出会う集落は比較的大きい。そしてリアス式な海へと変化がとてもある。
大辺路は海との繋がりを感じる。変な言い方だが、大辺路は当時の巡礼としての道の意味から掛け離れていると思う。ちょっと遠回りの物見遊覧的な道なんだろう。紀伊半島最南端と言う海の世界に歩く意味が何かあるな!と感じた。
海からの文化だ。ガンダーラか。
朝になり下山する。こんな位置。
立派な石塔があったが手を合わすだけだった。
ボクにはこれだけは見落とせないじょ!と言う物がこの先にあるのはマップから知っていた。
この分岐点。トンネル方面でなく左だ。
ここを何気なく直進した。
すると道がわけわからんようになり戻る。
マップがイケてないな。それよりこの分岐点には必ず現代の道標必要やり!だ。もし私の見落しならごめんなさいだが。
直進した場所にあったものはこれだ!。これを探してたんだ。
つづく〜(^∇^)
by理事長