熊野古道大辺路! [2024年01月21日(Sun)]
火曜日の大辺路への出発に向けてソワソワ準備してます。
![]() 最近バックパッカーのギアとなった。メルカリでの年代物古着アシックスタラスブルバ登山ウエア(笑)。 ![]() こんな時代遅れの私ですので、いまだに携帯はガラケイ。今回はもちろん一人だし、老いも進んでいるところで、いろいろ心配しスマホに変えて出発としたかったのでしたが、かなわず(笑)。 たとえスマホを持ったとしても私は紙媒体で歩きますね。熊野古道を考える上である意味それが私の使命感。 ともかく、歩く旅に向けての準備で一番厄介なのは気分を高めること。そして出発までその気持ちを維持することがなかなか大変なのです(笑)。 大辺路。紀伊半島の海回りですね。私が知るところでは大辺路コースは巡礼道はもちろんですが物見遊山的なコースでもあったのだろうと。先を急ぐ旅ではない。と言うことは様々な理由の旅人が歩いたのだろう。 文人はもちろん事情持つ様々な人ね。 伊勢路は伊勢神宮を出発し、ここ紀北町から海沿いになり那智より本宮を目指すため山に突入しますが、突入しないで那智から大辺路に繋げますと紀伊半島の海繋りとなるので、今回それも考えたのでしたが、方向性は田辺より那智だと聞いたのでそうすることにした次第。ともかく和歌山県の海岸の風情、人を感じるのが今回の私使命であると。 そう、江戸時代の旅人の前川善太郎を追いかけるいつもの旅ではないのです。前川善太郎らは大辺路は歩いてない。そこのところ私には物足りないのですが、まずは大辺路。次は大阪奈良。それが終われば西国三十三寺観音巡りを車でまわる。そして私は前川善太郎の故郷、九州は伊万里には行きたいね。 何故これほど前川善太郎が私を惹き付けるのかは私にもわからない(笑)。 小辺路も考えたい。まあ小辺路は山岳の雰囲気かな。大峰は弥山に登れただけで充分。あそこは修験の道。私みたいなアホタンが容易に近づいてよい場所ではない。 昨日は雨、夜はどしゃ降り。気分的にテンション下がる(笑)。 そこで昨日は最終の道具の点検をば。 ![]() なんやろこれ。 ![]() こうなりまして。 ![]() こうなります。(今回はこのコッヘルはやめ小さな方にした) ![]() コンロの風防を利用した自作のテーブルですが、パッキング時をもっとシンプルにしたいと、今回最小にするため半分に切ったのでした。こんな事しないでも何かしらよい物があるのだろうけどね。 私はパッキングは誰に教えてもらわずの自己流です。 アホタンやな〜と思われて大歓迎なので聞いてくださいませ(笑)。 先に涸沢に行ったときに考えて直した一面。そう特に山岳テントの場合。テント前室が使えないぐらい外が嵐の場合。テント中で湯沸しとなりますね。 ガス缶は倒れないぐらい接地面の固さがあればよいのですが、自然の中ではなかなか平なものがない。そんな場合はコッヘル持って湯を沸す。さらに問題は湯沸したコッヘルは熱いのでテント内どこにも置けません。中身が空になっていたらとりあえず外の前室に置いたらよいのではありますが、テント中での作業では全てに緊張が走ります。テント中で沸騰したお湯なんかぶちまけたら大変です。 狭いテントだから危険いっぱい。 一度外の前室で沸騰したお湯をぶちまけた私。ちょっとコッヘルに当たってしまったのでした。でも運がよく歩く時の革手袋をしてたので、難を逃れることができたのでした。 なので湯沸時はピリピリした精神状態になります。 テーブルはどうしても持ちたいので、ギリギリのサイズにした次第。お粗末でした(笑)。 ともかく何があっても一人だと言うこと。 はい。こんなブログを書いていること自体精神状態が変になってるのです(笑)。テンションキープです。 申し訳ない。 熊野古道バックパッカー時の一番の癒しがこれ。 ![]() 最近は飲むのはかなり控えてる私。でもバックパッカー時は飲まずにいられない。 そして寝る時は、手元に眼鏡はもちろん、ライト、クマスプレー、ナイフ(テントを割く場合のため)、そして頭の中には般若心経(笑)。 そしてこれ。 ![]() ![]() 37年物のラジオ。 これはいやになるぐらい重くてかさばるのだけどねぇ…。必ず持つ。青春ラジオだな(笑)。 こう書くとなんも楽しく思わんよね。なんで歩くん?なんでそんなことせんなんの?と自分でも思ってしまうこと度々(笑)。 なんでかな。自分にもわからん。前川善太郎が残した道中日記には感謝してる。また文筆家福元ひろこさんの「歩く旅の本」から「歩く人が増えたら世界が平和になる」と言う私には原点になったフレーズ。そして熊野古道がたくさんの人の癒しになってもらいたいとの使命感かな。 要約しますと「当時様々な事情があった旅人がいたことは心の片隅に置いて、現代では弥次喜多道中記のように泣き笑いして巡礼の熊野古道を楽しんでもらいたい。その出会いが心の豊かさにつながり地元も世界も平和になっていく」と。 まったく面倒くさいヤツだな。 アーメン…。 by理事長 |