はい。私のカメラを持つカメラマンまっちゃんです。
前に熊野古道関連で紹介したまっちゃんとは違うまっちゃんです。
まっちゃんは「田上君いくつになった〜?」と。今年60やで〜と言うと、まっちゃんはビックリ!。私がまっちゃんと一緒にカメラマンを始めたのはまだ30にはなってなかったかと。
ともかく、まっちゃんと私は無謀なカメラマンをしてたかな(笑)。
それは、正月に大台ヶ原に登り雪景色の写真を撮ること。
前夜に車で林道を走り車中泊。日の出とともに約二時間ぐらい歩いて大台ヶ原のてっぺんの日出ケ岳(1695m)に。
時には腰近くまで雪の吹き溜りがあるような登山道を歩く。
アイゼンなし。さらに私のズボンは今も変わらずメンパン。メンパンはひざの雪が溶けて凍りよくコブになったものだ。
そうひざは曲がるので温度が高いから雪が溶けるんだね。それがまた凍るからコブになるんだ(笑)。
今も私はナイロンは好きではない。ナイロンは性能はよいけどね。
雪山は雪がある時とない時では風景が一転する。道がわからなくなって焦ったこともあった。
ともかく無謀。今考えなくても無謀。無謀へっちゃらだったあの頃。
ちょっと間違ったら死んでる。確か携帯電話なんて無かったし。
なので、無謀の怖さを知ってるから、今無謀にはうるさい私なのだ。まあ無謀の楽しさ?も知ってるけどね。
私が無謀でも、大先輩のまっちゃんがついていたからこそ無謀なこともできたんだ。まっちゃんは無謀なアホタンの私を心配しつつも笑って見守っててたんだ。
感謝感謝。
まっちゃんは御年なんと75歳にもなっていて私の方がビックリした。
変わらず元気元気若い若いでしたが。
はい。今回まっちゃんからもらった写真。
この時は三人で行った時やね。
はい。まっちゃんから危ないぞ〜とどやされながらも大蛇ぐら展望の凍りついた岩の下のクサリ場に行こう!と。
若いって素晴らしくアホタン(笑)。
下のそのクサリ場にしがみつき雪景色の大蛇倉を撮る。足が鋼管に掛からなかったらどうするんやねん!で。
まっちゃんの声のトーンで危険を判断してた一面ある。この時は本当緊張した。
秋もよく行った。
昨今はこんなタバコの吸いかたはできないね(笑)。
いや〜まっちゃんといるといつもワクワクハラハラ楽しかった。
そこがあるから、また昔のように二人カメラマンで山に行けるんちゃうか〜と思って今回装備をしてみた私でしたが…。
お互い歳を取ってることを忘れて(笑)。
はい。写真て素晴らしいく難しく魅力ある世界。
一枚の写真で人の心をつかまないとならない。
だから私はカメラマンに憧れるのだ。
この写真に私の原点がある気がする。
厳冬の父なる大台ヶ原から見おろした私らの地域。
本当、私はこの地が好きなんだね。
ちなみに、キャンプイン海山コテージに掛けてある写真の何枚かはその当時撮影した私の写真だ。
by 理事長