前回、紀伊路を歩いてから2度目は暖かくなってからか!と考えいたところで予定が早くなったと言うか早くした。
そう、紀伊路をもう少し早く歩いておきたい事情が私にはあったのだ。熊野古道の会議だね。
今回も前泊したおかげで、続きの道成寺を出発できたのは10時であった。紀伊路は大辺路と違い、三重県からはどんどん遠くなる。
今回は前泊含め2泊3日の約23キロの旅。
しかしそこには未知の峠があったのだ。だからこそ無理をせず湯浅駅までの距離とした。
道成寺懐かしい?。あの時はパニックだったな(笑)。

前回道成寺までの道でマップを落とし運良く探せたマップが1の方。ボクは反対から歩いているので本来なら2が1になるんだな。落書きは反省点なんだな。

ともかく、前回思い出すのも疲れる事をここに記録しておくべきで、和歌山県に伝えなくてはならない事だと判断した。
この写真を見てほしい。

道成寺駅から道成寺までのルート。ボクの手書きで駅から鉛筆で書いてある。これは帰宅してから書いた。そう、駅の改札口に道が示されてないのだ。あの日マップを見つけて駅までのルートを確認したボクは改札口の無い方に走って行ったんだ。近くなった地点で駅裏だと気付く。慌てて戻る途中で踏み切りを渡らず線路づたいに行こうかと頭過ったんだけどやめた。見られたら捕まりそうで(笑)。いや、笑ってる場合ではない。本当間に合って良かったんだ。
うん。ボクは怒りを通り越して悲しくなっていた。電車がどっちのホームにくるかもわからないボク。スマホもまともに扱えないボク。こんなボクになんちゅー仕打ち!と。うん。紀伊路マップ、まともに考えてたらえらいめにあう。かなり適当。
塩屋王子から岩内王子の辺り、野口新橋、御坊駅と悩めるルートだったな。思い出すだけで疲れる。さらにとどめが道成寺駅と(笑)。中辺路や大辺路の真剣さが紀伊路には無え!!。

はい。確か道成寺駅にはトイレが無かった。しかし近くに素晴らしいトイレがあった。これが和歌山県の素晴らしいところ。

デリカは道成寺の参道の土産物屋の駐車場にお願いした。駐車場管理者のオヤジさんが親切な人でね。安心して気持ち良く歩き出せた。
はい。ここからだ。マップ地蔵様に頭下げ右側へと進む。

すると道標が。

右は紀三井寺と書いてあるのだろう。

いつの時代の物かはわからないが、善太郎に会ったよ〜と言う声が聞こえそうだった。
そう、この道標こそボクの進む方向を導いてくれてるのだ。なんか皮肉なもんだな(笑)。
和歌山城の手前に紀三井寺はある。紀三井寺を示している事から西国三十三所観音巡礼のための物だろうと。紀三井寺は西国巡礼の那智に次ぐ二番札所だ。まずボクはそこを目指すんだ。
愛徳山王子。

どこにあるかわからなかったが、探してたらこんな道を見つけた。

これぞまさしく旧道の旧道で熊野古道だな!と。
こんな分岐点が。

左側には広い車道がある。コースは真っ直ぐ細い道へ。要注意場所と認識していた。
天気は曇り。今日は雨になるな!と進む。
つづく〜( ̄^ ̄)ゞ
by理事長