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二式飛行艇(11型H8K1)が昭和17年2月5日に制式採用

日本の航空・造船などのあらゆる技術を結集して設計・開発された大型飛行艇「二式飛行艇」は、最初の試作機「十三試大型飛行艇」が昭和15(1940)年12月31日に完成すると、3ヶ月にわたる試験・改修が行われ、昭和16(1941)年3月26日に旧日本海軍に領収、昭和17(1942)年2月5日に11型(H8K1)として制式採用されました。

制式採用された昭和17年は皇紀2602年だったことから、末尾の「2」を用いて「二式飛行艇」という制式名称が与えられました。「二式大艇」の呼び名は、本艇が巨大だったことから愛称としてつけられています。
略符号「H8K1」のHは飛行艇、8は8番目、Kは川西航空機での製造を示しています。

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写真「飛行中の二式飛行艇11型」
所蔵:船の科学館

ところで、「十三試大型飛行艇」は、11型原型の試作1号機から17号機まで造られています。
制式採用後、試作1号機は、垂直尾翼の改修や発動機を換装してテストが続けられ、続く2号機から5号機は増加試作機として性能の基礎を確立し、6号機から17号機は生産型として、実践に向けた改良が進められました。

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写真「十三試大型飛行艇の離水滑走試験」
所蔵:船の科学館

なかでも、増加試作4号機は、外観は11型と全く同じでしたが、内部構造の一部が応急的輸送型に改造され、後に横須賀鎮守府の第74号機(横鎮74)「敷島」として使用されました。

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写真「二式飛行艇11型(増加試作4号機改造の輸送飛行艇「敷島」)」
所蔵:船の科学館

こうして、「二式大艇」は終戦時までに131機、二式大艇を輸送飛行艇にした「晴空」が36機、合計167機が製造されました。

船の科学館が、昭和54(1979)年から展示・保存を行っていた「二式大艇」は、戦後アメリカに渡った「二式大艇」を返還・復元したもので、世界で唯一現存する「二式大艇」(昭和18(1943)年製造・第26号機と推察)でした。

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写真「修復・保存工事後、往時の姿を取り戻した二式大艇(昭和57年)」
撮影:船の科学館

現在、この「二式大艇」は、海上自衛隊鹿屋航空基地史料館で屋外展示されています。

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投稿者:メル カテゴリー:船・潜水艦 コメント:0

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